第二十三章57 【アンサー・クリエイト/第10席戦5】57/準決勝第2試合07
観客のヤジを受けて、第10戦出場者、【あいすくりいむ】は、
『何か、観客の声に従わないと行けないのかなぁ~?
私も同じパターンで行こうと思ってたんだけど・・・
でも手加減するのって難しいんだよね。
下手にやったら殺しちゃうし・・・』
とつぶやいた。
ずいぶんな上から目線である。
【ティアラチーム】からしてみれば、
「ふざけんな」
「舐めるなこらっ」
と言いたい所だが、これまでの9戦の実力差を目の当たりにされると納得せざるを得ない。
そこで、【ティアラチーム】の【ルーティン】が、
「い、良い勝負をしたいのなら、私に提案があるんだけど?」
と言った。
【あいすくりいむ】は、
『良い勝負?
出来るの?
私、力使わない方が良いかな?
勝っちゃうし。
やっぱり勝負ってわかんない方が面白いよね?
多分・・・』
と言った。
【ルーティン】は、
「いや、力が使えない方法で勝負すれば良いのではないだろうか?
例えばゲームみたいなものにするとか。
それならば、勝敗が解らないのもあるのではないだろうか?」
と言った。
【あいすくりいむ】は、
『多分、無理だと思うよ。
私、【ウィナーズ・ルート】が見えちゃうから』
と言った。
【ルーティン】が、
「【ウィナーズ・ルート】とは何?」
と聞いた。
【あいすくりいむ】は、
『勝つためのルートだよ。
常識内であれば、私はそれが見えるの。
だから、常識外の事を何か入れないと私には勝てないよ。
一方的な勝負になる』
と怖いことを言った。




