第二十三章53 【アンサー・クリエイト/第10席戦5】53/準決勝第2試合03
【ティアラ】の予想とは異なり、【パズル】のチームが勝ち上がって来た。
その【パズルチーム】を見学している存在が【芳一チーム】以外にも居る。
それは、【芳一チーム】に加わらなかった【フィナレエンデ】達が見たら認識があった者が混じっている。
【女理院】を守りし者、第132496代、【神純潔の乙女】である【ヴィスクドゥオール】と呼ばれる存在だ。
彼女は、【等価進化】、または【等価成長】と言う力で、【フィナレエンデ】達と共に進化していた存在だ。
この勝負に勝ったら、決勝戦で、【パズルチーム】に合流するはずの12名の内の1名である。
おさらいになるが、【女理院】とは、【国宝】にあたる物になる。
国ではなく、星単位だから【星宝】と言った方がしっくりくるだろう。
【地球】では、【英雄色を好む】と言う言葉がある。
【宇宙】でも覇権を望む者の中の1つの夢として全ての【女性】を手に入れると言う思考を持つ者が少なからず存在する。
それは太古の昔からある考え方であり、それが1つの芸術として昇華したものが、【女理院】と言う作品群となる。
全ての種族の【女性】が描かれた女性型【曼荼羅】でもある【女様姿】、
同じく全ての種族の【女性】が彫られた【彫刻】である【娘舞宴】、
同じく全ての種族の【女性】がそれをイメージした【グランド・アトリビュート】と共に彫刻もしくは絵画として表現され、1つの建物の中に表現されている【姫嬢殿】、
この3つの【芸術】は、男の強者にとっての【絶対覇権】を象徴する【三大グランドアート】とされ、【女理院】に奉納されている。
そして、代々、それを守る者は、純潔の乙女であるとされている。
【ヴィスクドゥオール】と呼ばれる存在が、第132496代、【神純潔の乙女】として選ばれている。
そして、この【女理院】を狙う不届き者が居た。
それが、【フェイマス・グローリー】と言う男である。
女好きである【フェイマス・グローリー】は、【絶対覇権】を持つ男性以外男子禁制である【女理院】の所有権を主張し始めていた。
【ヴィスクドゥオール】はそれが許せず、【パズル・クイズチーム】に加わる決断をした。
ただし、【決勝戦】のみである。
決勝に【パズル】のチームが進めるかどうか、他の11名と共に見に来ていたのだ。




