第二十三章21 【アンサー・クリエイト/第10席戦5】21/【唯野 芳一】対702名01
【カイシー・グローリー】が【フェアリア】に惨敗した事を見て、【フェイマス・グローリー】は自身の三正妻の最後の1人、【テンスカイ・グローリー】に向かって、
「な、何なんだあの女(【フェアリア】)は?
【カイシー】の馬鹿が、大口をたたきおって、なんだあの様は?
冗談じゃねぇ。
次に負けたら俺は【第10覇王/テンス・オーバーロード】じゃ無くなるんだぞ。
どうするんだよ」
と泣き言を言った。
【テンスカイ・グローリー】は、
「落ち着きなさい。
次の勝負にあの女(【フェアリア】)は出てこない。
次は貴方が小馬鹿にしている【唯野 芳一】と言う男よ。
それに今度は301名の倍以上の702名で当たるのよ。
実力の無い【レベル1】も54名しか居ない。
実力者である【レベル2】は、641名、
超実力者である【レベル3】は、5名も居るのよ。
正に、【フェイマス・グローリーチーム】の最強兵力なの。
これで負ける様なら、うちのチームはあっちには絶対に勝てない。
それだけの大戦力なの。
解る?
このチームは強いの。
最強なの。
指揮官の1人である貴方がそんな臆病風に吹かれてどうするの?
ここが正念場よ。
お膳立ては整っている。
後は圧倒的戦力で潰すだけよ。
男ならしゃんとしなさい。
しゃんと」
と発破を掛けた。
【フェイマス・グローリー】は、
「そ、そうだな。
そうだったな。
この戦力で負ける訳がない。
そ、そうだ。
相手はあのみっともない男だ。
あんな野郎に俺達を圧倒する力などある訳がない。
そうだ。
勝てる。
勝てるぞ。
俺を不安にさせた事、後悔させてやる。
なぶり殺しだ。
圧倒的な力を示してやるんだ」
と自分を言い聞かせていた。
だが、彼も完全な馬鹿ではない。
これまで50対1や301対1と言う圧倒的戦力差で、ボロ負けしていると言う事実が彼を不安にさせていた。
ひょっとしたら今度も負けるのでは無いか?
そんな小さな不安が彼を怯えさせていた。
【フェイマス・グローリー】は小心者、小者である。
ここに来て、負けてしまうと言う不安が強くなっていたのだった。
こういう所も上の9名の【覇王/オーバーロード】達から【第10覇王/テンス・オーバーロード】として相応しくないと判断されている。




