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第二十三章15 【アンサー・クリエイト/第10席戦5】15/【フェアリア・トゥルーヴェリティリア】対301名15

 【フェアリア】は【覇王杯/オーバーロード・カップ】への出場資格を得た時に作った作品の用に、【世界観展開】出来る新たな作品を敵への待ち時間の間に作り終えていた。

 作ったジャンルは、【セレクト・ブック】。

 【本】の形になっており、文章の途中にある選択肢を選択する事により、物語が分岐し、【エンディング】が変わると言う複数の展開を描いた【アート】である。

 作品の展開には超絶的に緻密な計算が必要になる超絶技巧アートだが、それを7つも作り上げていた。

 仕組みは【芳一】にも理解出来るし彼もこれまで同様のものを作った事があるが、ここまでの精度のものは彼女にしか作れないし、時には漫画、時には文章、時には音楽、時には音声、時には絵画、時には彫刻、時にはシナリオ、時には動画絵コンテ、時には画像、時には動画などで表現しており、時にはなぞなぞで答えないと次の文章に進めないなどまるで本を主体に表現のアスレチックや遊園地の様な展開を見せるという特別な作品であると言える。

 タイトルは以下の7つである。

 (1)【月曜日】、

 (2)【火曜日】、

 (3)【水曜日】、

 (4)【木曜日】、

 (5)【金曜日】、

 (6)【土曜日】、

 (7)【日曜日】、

 である。

 簡単に表現すれば、【タイトル】にある【曜日】に大きな事柄が起きるという展開の【セレクト・ブック】である。

 もちろん、7つとも、内容が大きく違うため、この7つはタイトルこそ、関連性がある様に見えるが、【指定された曜日に大きな変化】があると言う事以外は、全くの別作品と言える作品である。

 大まかな内容は以下の様になっている。

 (1)【月曜日】は、恋愛要素が強めの作風で、選択肢によってヒロインかそうでないかが変わってくる複数のヒロイン選択型のストーリー展開となっている。

 (2)【火曜日】は、起きてしまった悲劇を回避するためにタイムリープを繰り返す歴史習性型のストーリー展開となっている。

 (3)【水曜日】は、冒険要素が強めの選択によって冒険のコースが異なっていく冒険選択風のストーリー展開となっている。

 (4)【木曜日】は、選択肢によって手に入れるお宝が変わってくる物集め風のストーリー展開となっている。

 (5)【金曜日】は、選択肢によって、所属する集団が異なる、敵対する複数の組織のそれぞれの展開が描かれるストーリー展開となっている。

 (6)【土曜日】は、選択肢によって、自分の趣味、マイブームを決めていくと言う趣味の世界を主体としたストーリー展開となっている。

 (7)【日曜日】は、複数のオリジナルの【神話】の世界を行ったり来たりする【神話】体験型ストーリー展開となっている。

 7つの世界観はいずれも異なっているが、特徴としてはメインベースとなるストーリー展開の他に、様々な他の要素が取り込まれていると言うものがある。

 簡単に表現すれば以上となるが、それだけでは全ての世界観を表現した事にはならない複雑な展開が7つそれぞれにある。

 例えば、【月曜日】であっても恋愛だけやっている訳ではなく、展開の仕方によってはバトルになったり、冒険になったりホラーになったり趣味を描いたりなどの展開もある。

 あくまでも主軸となるのが恋愛というだけでそれだけを描いている訳ではないと言うのがポイントとなる。

 以上の7作品で、【シェリア】は【カイシー・グローリー】達に対抗しようとしていた。

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