用語資料集 ※こちらもストーリーに合わせて加筆していく予定
どうも!ゆっくり猫主です!
非常に遅く、失踪さえ疑うレベルの投稿頻度の中、未だにご愛読して頂きありがとうございます!
今回は、前に投稿していた人物設定資料集に加え、ストーリーで登場する様々な用語に関する設定資料集を作ろうと思い至り、投稿させていただきました。
こちらも、本作品を読む上での助けとなれば幸いです!
『狼流剣術』
ヨセフカがウルバンドから教わった剣術。元々は、獣人族で浸透していた剣術であり、獣人が持つ強靭かつ柔軟な肉体を活かした一撃離脱を主眼に置いた剣術。だが、戦争によって獣人がその姿を消して以降は、”狼騎士 アルトリウス”の手によって大きな修正が加えられた。この剣術の特徴である一撃離脱を軸にした具体的な戦術や戦略の項目が加筆されており、剣術という名がついてはいるものの、その中身は、基本的な剣術だけでなく、隙を付いた暗殺から魔族との現実的な正面戦闘などの多彩な情報が記された”戦闘教本”とでも言うべきものになっている。
『魔族』
突如として西の大森林地帯から襲来した敵性勢力。強靭な肉体と強力な魔力を備えた異形の種族であり、エルフ族、ドワーフ族、人間族を蹂躙した。襲来当時は、3体の魔神、7体の魔将から構成される強大な戦力を背景に破竹の快進撃を遂げるも、三英雄の活躍で組織は崩壊、その戦力は残党へと成り下がった。
『魔剣;エアスト・フルーフ』
”アリス・ワーウォルフ”によってヨセフカに送られた魔剣。ドワーフによる高度な鍛冶能力で製作されたものであり、最高級の金属、ミスリル、アリスによって作られた魔石から作られている。加えて、その魔石には、アリスの魔法による付与がなされており、魔力制御能力の向上、身体能力の上昇、魔力感知能力の向上など、本人を強化する特性を持つ。今までの魔剣のような欠陥はなく、まさに完成された一品と言える。
『ミスリル』
大陸の地下深くを流れる魔力の奔流である”龍脈”の近郊の鉱脈に生成される希少金属。魔石の持つ”高濃度の魔力保持能力”と金属が持つ”強靭さ”を併せ持つ特殊金属。しかし、この金属が発見される頃には、”魔鉱技術”の確立によって、上記の能力を”ミスリル以上”に保持した合金を作成可能となっていたことから、実用面よりも研究面での注目を浴びるにとどまった金属となった。
『魔鉱技術』
金属と魔石を合わせることで、高い魔力保持能力と強靭性を併せ持つ”合金”を作り出す技術。ただ魔石と通常の鉱石を合わせるだけでは製作できず、使用する金属の強靭さによって合わせるべき魔石の量や品質を変えることに加え、適切な温度と時間に基づいた慎重な取り扱いが必要であり、誤れば爆発事故を起こすこともあるため、ドワーフ族による高い鍛冶技術が必須の代物となっている。この魔鉱製の武具は、魔力を扱える者の力を更に高め、戦争の勝利に貢献した。
『魔素』
魔力と元となるエネルギー粒子。これ自体がエネルギーを持ってはいるものの、大気中をただ滞留しているだけでは意味がなく。これを体内に取り込み、凝縮させ、”魔力”というエネルギーの”奔流”に変換する。こうすることで、これは初めて意味を持った存在となる。しかし、体内に取り込んだとしても、魔力に変換されずに多量に残留した場合、肉体が拒否反応を示す。これが引き起こされる環境を”魔力汚染区域”と呼び、最悪の場合に死に至る危険区域とされている。
『魔法』
魔力というエネルギーの奔流を”燃料”として、魂に刻まれた”表現型”に順じる事象を出力する行為。何を出力できるのか、その出力にどれ程の魔力を要するのかは、本人が持つ表現型が引き起こす事象の性質や規模に依存する。