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溺愛されてる貴族令嬢は、小さな竜人を義弟(おとうと)にしました。  作者: 竜ヶ崎彰
5章 ヴィンツェルト学院入学

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62.なくなっちゃうかもしれないじゃん!

 寮の食堂にティオと向かった私。

 食堂に行くと驚いた。


 なんと、私達新入生の歓迎パーティーを含めたお食事会が開催されていた。

 たくさんの先輩達に囲まれて、たくさんの料理が並べられてあった事で私は楽しくなった。

 でも、ティオはどちらかと言うとたくさん並んでいる"料理"に夢中だった。


「すごいよお姉ちゃん!おいしそうな料理がたくさんあるよ!」


「そうだねティオ」


 そうティオがよだれを垂らしていると、先輩らしき1人の寮生が言葉を発した。


「みなさん!入学おめでとうございます!僕はこの寮の中等部の寮長を勤めている、"カイル・クウロ"です!皆さんの入学を心より歓迎します!それではみなさん楽しんでいってください!」


 カイル先輩の挨拶が終わるとみんなが食事を始めた。


 食べ放題(バイキング)形式だった為かみんなお皿に食べたい物を食べたいだけ乗せてテーブルについて食べ始めた。


「ティオ!乗せすぎ!」


「だってなくなっちゃうかもしれないじゃん!早くお姉ちゃんも!」


「はいはい・・・」


 せっかちなティオはたくさんの料理をお皿に乗っけていっていた。


 さて、私も料理を乗せてっと!

 どこで食べようかアイテル席を探していると・・・


「リタ、ティオ君!」


「こっち空いてるぞ!」


「テレシー、アギト!」


 テレシーとアギトが私達を呼んでくれていた。


 2人の他にもミーシアとガレオも座っていた。


 2人の呼ばれた私とティオもその席に座って食事を始めた。


「「いただきます!」」


 美味しい!

 正直美味しかった。

 家で専属の料理人さん達が作ってくれた食事も美味しかったけど、これも・・・これも、全部美味しい!


「ティオ、食べかすまたついてる!」


「あ、えへへ・・・」


 ティオ、急かし過ぎ・・・

 そういう所も可愛い!!


「あれ、アギト、そんな料理あった?」


「ああ、あっちにあるぞ?」


「わあああああああい!!」


「てぃ、ティオ!」


 アギトが食べていたフライドチキンの事を知った途端にティオはその場を走って行っちゃった・・・


 私はちょっと心配で追いかけて行った。


「ティオ!きゃっ!」


「おっと、大丈夫かい?」


「あ、ごめんなさ・・・って、テイズ王子・・・!?」


 驚いた・・・

 私・・・テイズ王子様にぶつかっちゃった・・・


「ごめん、大丈夫?」


「あ、いえ・・・」


 どうしよう、無礼なことしちゃったかも・・・。



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