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溺愛されてる貴族令嬢は、小さな竜人を義弟(おとうと)にしました。  作者: 竜ヶ崎彰
4章 ささやかな日常

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55.もう飽きちゃったのかな?

 クルトに亜獣人の本を受け取ったリタはその本をじっくりと読んでいた。

 その本の中にはエルフや人狼(ワーウルフ)、アルミラージを始めとした今まで出会った亜獣人やティオと同じ竜人(リューマン)に関する情報(データ)もすべて載っていた。



 ◆◆◆ーーーーーーーーーー


 竜人(リューマン)


 竜の亜獣人。


 大きな翼を背中に持ち、

 その腕力の力強さは岩をも砕く

 と言われている。


 暴飲暴食でどんなものでも

 喰いつくす。


 ◆◆◆ーーーーーーーーーー



「これが?竜人(リューマン)・・・僕の事?」


「ティオは食べ物の好き嫌いはし、確かに、力とか魔力は強いけど・・・伯父様・・・いつの時代の事を書いたの?」


 完全に貰った本と今の情報とまるで違う事に少し呆れたリタであったが、内容はある意味で面白かった為、その点に関しては喜んでいた。





 ーー翌日。


 リタはティオといつもの森に行こうとしていた時だった。


「ごめんなさい・・・僕ちょっとやりたいことがあるから?」


「やりたい事?」


 ティオはそういうとその場から逃げるように去って行った。


 仕方なく1人で行く事になったが、途中でサティに遭遇。


「リタあ~!」


「お姉様?」


「ねえリタ、今度の誕生日何か欲しいものある?」


「はい?」


 リタの誕生日は5日後に控えていた。

 サティはリタにプレゼントの事で話をしていた。


「お姉様がくれるものならなんでもうれしいですよ!」


「きゃ~それでこそ私の妹!!」


「なんだありゃ?」


「いつもの事だよ・・・」


 遠くからサイガとユーリが呆れながらその光景を目撃していた。



 ーー屋敷周辺の森


 いつものようにリスの団欒と戯れるリタ。


 だが、彼女は先のティオの行動に疑問を抱いていた。

 いつもなら自信と森に行く事を何より楽しみにしていた彼が断わった事が流石に気になって仕方なかったのだった。


(ティオどうしちゃったのかな?私といるのもう飽きちゃったのかな?でもそんなはずはないと思うけど?私はティオのお義姉ちゃんな上に主人だから・・・)


 疑問は深まるばかりであった。

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