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溺愛されてる貴族令嬢は、小さな竜人を義弟(おとうと)にしました。  作者: 竜ヶ崎彰
8章 聖女(ディアナ)祭

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125.綺麗な街!

 イデアが選ばれた聖女祭に参加する為に私はティオ、アリア、そしてなぜか一緒になったサティお姉様とともに馬車に乗って、聖女祭が行われる『フル』に向かった。


「あの…どうしてサティお姉様も…」


「せっかくの夏休みなのに、リタが家にいないなんてつまんないもん!だからね!」


 お姉様には少し呆れつつも、私は嬉しかった。

 ティオとアリアも一緒だけど、お父様とお母様も都合が合わず、お兄様達は騎士団の仕事で休めなかった為に予定がなかったのがお姉様だけだったから…



 そして、馬車がどんどん進んで行くうちに、目的地である「フル」に到着した。


「すっご~い!綺麗な街!」


 私も初めて来たけど、私が見てもフルの街は綺麗な外装だった。

 大きな建物もあれば、その半分くらいの小さい建物もあった。

 お店も沢山あって、食べ物屋さんなんかもいっぱいでティオは既に垂涎していた。


「じゃあ、イデアと会う時間までまだあるからお店見て回りまろうか!」


「わ~い!」


「リタ!お姉ちゃんが欲しい物買ってあげるからね!」


「お姉様!大きなお世話ですよ!」


「ガ~ン!」


「サティお義姉様…」


「バッカみたい…」


「アリア!」


 アリアはさりげなくサティお姉様に罵声を浴びせていたけど、私の言葉がショックだったのか、お姉様には聞こえていなかった…。


 気を取り直して、街のお店を見て回り始めた。



 串肉、コーンスープ、フライドポテトやポップコーンと言った食べ物の出店が多く並んでいて、ティオは今の所全部のお店の品物を食べ尽くしている最中。

 一方でアリアはなんか我慢している様子…。


「はい…アリアも!」


「え…では遠慮なく…ん~!」


 アリアにはバニラのアイスクリームを食べさせた。

 アリアにとってバニラアイスは初めて食べるみたいだから、一口でその味の虜になったみたい…


「これ美味しいですね!」


「でしょ!」


「あ~ずるい!僕も!」


「もう~ティオったら…大丈夫!ティオの分もあるから!」


 私達は3人仲良くアイスクリームを食べた。

 私はイチゴ味、ティオはチョコ味、改めてアリアはバニラ味。


 舌で少しずつペロリと舐めてゆっくり味わう食べ方が一番!


「コーンも美味しい!」


「え!?それ食べられるんですか!?」


 アリアはコーンが食べ物であるというのをこの瞬間(とき)に知ったからか非常に驚いていた。

 そして…


「サクサクしている・・・おいし~!」


 コーンを食べるアリアの顔も、幸せに満ちていた。


 ある程度お店を見て回り終えた事で私達はイデアのいる教会へと向かう事にした。

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