122.もう我慢しなくていいよ…
「というわけで…一緒にお風呂に入りましょう!!」
「何で僕も〜!」
「どうして…」
アリアの心を完全に解き放つ為にある決意をした私…。
そう!
"一緒にお風呂に入る事!"
という事で、早速アリア、そしてティオとつれて浴場に来ました。
「ってなわけで!早速ぬぎぬぎしよ~ね~!」
「ちょっと!なにして…!いや~!」
「はい!ティオも!」
「いや、お姉ちゃん!」
ティオと久しぶりに一緒にお風呂入れることが何よりうれしかった。
それに、アリアに私がどんな人かを見てもらう絶好の機会でもあるから!
私は早速アリアの服を脱がせて、その後でティオの服も脱がせた。
何か懐かしい感じがしていた。
ティオと初めてお風呂に入った日の事を…。
「じゃあ私も脱ぐね!」
「ええ!?」
そう言って、私も吹くと下着を脱いで…
「それじゃあ、入りましょ!」
「お、お姉ちゃん…」
「お、大きい…」(それに比べて、私は…小さい…)
アリアは何故か自分の胸に手を当ててしょんぼりした顔をしていたけど…
まあいいっか!
浴場に入ったらまず頭と体を洗うのが基本!
「じゃあまずはティオからね!」
「や、やめて~自分で出来るから!」
「いいからいいから~!」
抵抗するティオを何とか洗い終えた後はいよいよアリア。
「じゃあアリア、こっちに来て」
「は、はい…」
手に洗髪剤を乗せて、アリアの髪を洗い始めた。
とっても綺麗な髪をしていた。
「アリアって、綺麗だね、髪…」
「こんなの…ただの戒めですよ…」
「え?」
「『お前のその黒い髪は"戒めの象徴"、私の復讐の幕開けに相応しい』…なんて言われましたから…キアヌには…」
アリアはまだキアヌの事が心に引っかかっていたようだった。
胸の内のモヤモヤが治っていないのが理解できた。
あんな男の復讐心が生み出した哀れな怪物みたいに最初の頃は暴れていたから…
でも、私だってめげないと決めた。
「じゃあ、次は身体洗おうね!」
「ちょっと、やめ!どこ触ってるんですか!」
「いいじゃない!女の子なんだから!"義姉"と"義妹"となんだし!」
「い、いや~!」
アリアの激しい抵抗を気にも留めないで私はアリアの身体を洗い続けた。
アリアのお肌もスベスベなのが何より気持ちよかった…。
でも、何故か私達を見てティオは赤面していたけど…なんでだったか…?
(まあいいか!)
アリアの身体を洗い終えて私も洗い終わって、いよいよ湯船に浸かった。
3人で入るとかなり賑やかな気分になっている気がして嬉しい気分。
ティオは相変わらずぎゅ~ってされると暴れているけど、アリアもぎゅ~ってしてみたら…
「く、くっつけないでください!」
「え?」
意外にこれは驚いていた。
「アリア、どう?お風呂気持ちいでしょ?」
「・・・・・」
「お姉ちゃんはね…アリアが家に来るって決まった時から一緒に暮らすのずっと楽しみにしてたんだよ~!妹が出来るのが嬉しくってね…」
「・・・もう~!限界です!」
「へ?」
いきなりアリアが怒り出して、まるで何か言いたかったことを言い出そうとしていた感じになっていた。
「私だって…私だって…家族が出来るのをすっごく楽しみにしていたんです!」
「え?」
「私、物心ついた時からキアヌの所為で嫌な事ばかりさせられていた…普通の暮らしに憧れていた…でも、私は間違いを犯した…今更喜んで家族として接すなんて無理なのよ!」
突然言いたい事を全部言ったと思ったら今度は泣いていた。
よっぽど我慢していたんだね…
「そうなんだ…ごめんね…アリアの気持ちを理解できていなくて…でも、アリアのした事は間違いであっても、もう過ぎた事だから、もうあの事は私の中ではもう終わっているのよ…」
「え?」
「だから、もう我慢しなくていいよ…お姉ちゃんの甘えていいよ…」
「・・・本当に?」
「うん!」
「お、お、お姉ちゃ~ん!」
「アリア~!」
アリアはスッキリした風に私に抱き付いてきた。
これでもう解決したって事で一件落着…だと思ったんだけど…
「だめ~!」
「え?」
「ティオ!?」
今度はティオが私とアリアの間に入って来た。
「アリアはいくら僕の本当のお姉ちゃんでも、お姉ちゃんの隣だけは譲らない!」
「ちょっと、何言っているのよ…弟の分際で!」
「分際でも分担でも、これはだめ!シャアアアアアアアアア!」
ティオはまた、威嚇する猫のような顔をアリアに向けていた…。
でも、なんだかまた木々やかにな素そうな予感!
そして、お風呂から出た私達は、私の部屋で一緒のベッドに寝る事になりました。
(可愛い義弟妹と寝るのって、すっごい幸せ!)




