表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
溺愛されてる貴族令嬢は、小さな竜人を義弟(おとうと)にしました。  作者: 竜ヶ崎彰
7章 ささやかな日常2

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

121/127

118.一緒に暮らそう!

 私達家族はある場所に向かった。

 それは、王国騎士団の牢屋。


 そこに、アリアがいた…。


 病院で色々検査を終えたあの時に、牢屋へと移送されていた…。

 キアヌに利用されたとはいえ、彼女がしてきた事は決して許される事とは言い難い…。

 でも、そんな事をしたとしてもアリアの為に、あの子の心を解放したいと思っている。


 これからは家族としてアリアを迎え入れたい…。

 それが私達"家族"で決めた事だから…。


「何か用?」


「あのね…アリア、はっきり言うけど、家に来ない?」


「え?」


「話はリタから色々と聞いている…アリア、もし君が良いというなら、ぜひこちらも君を"娘"として迎え入れたい」


 私とお父様でアリアに話をした。

 でも、アリアの心はまだ暗かった。


「いきなり"家族"なんて…無理」


(やっぱり…)


「私はキアヌ(あいつ)の所為でどれだけ酷い思いをして、どれだけの人を傷付けたか、あなた達に分かる?所詮私達亜獣人は化け物と同じよ…」


「え?」


キアヌ(あいつ)の言う通り、見た目だけで後は人間とは違うのよ…力だって、魔力量だって…人間と竜人(リューマン)が一緒になんて、本来は無理なことよ…ティオ(あなた)が特別なだけ…」


「え?」


 ティオに対して、アリアは皮肉じみた事を言うと、目を合わせないように今度は背中を向けてしまった。

 キアヌに実験体にされたのが相当深く傷ついている事がよく分かっていた。

 だからこそ力になりたい…けど…


「なら、こうしないか?」


「?」


 サイガお兄様が突然話し出した。

 いったい何を?


「今後の君の為にも"罪を償う"っていう前提で僕らの提案を受けるというのは?」


「罪を償うって…」


「君が心から悪いと思っているなら、それを今後リタの為に役立てるっていうのは?元々あの騒動はリタが君に心に問いかけた事で収まった、言うなれば君にとってリタは()()ってことになる…」


「何が言いたいの?」


「ティオに続く、リタの使()()()にならないか?」


「使い魔?」



 サイガお兄様がいうには、使い魔は1人につき1体という決まりはなく、主人と使い魔となる亜獣人を含む動物の魔力量が十分であれば、2体以上の使い魔を従える事も可能らしい…


 それを聞いて私も名案だと思った。


 あとはアリアの返答しだいだけど…


「私に何の得があるっていうの?」


「損得は君次第さ、それに身近に頼れる人がいたほうが安心するだろ?君にとっても悪くない話だと思うよ?」


 サイガお兄様が必死に説得している。


(なら私も…)


 そう意気込んだ時だった。


「家に来てよ!」


「え?」


 ティオが話しかけてきた。

 しかも勢いよく…


「僕だって、前は外の世界とか、知らなかったよ…楽しいことやおいしいもの、誰かと仲良くなること…知ってよかったことがたくさんあるから!多分、アスタルト家に来なかったら、全部なかったと思うんだ!だから…一緒に暮らそう!」


「・・・・・」


 少しだけど、アリアが考え込んでいる顔になった。


 もう一押しかも…


「お姉ちゃんも一緒にいたいよね?」


「え?」


「お姉ちゃんに義妹(いもうと)が出来るってのはまだ納得できないけど、アリアは僕のもう1人のお姉ちゃんだから!一緒がいいの!」


「ティオ…」


「・・・・・わかったわ…」


「え?」


「よろしくね…リタ…義姉(ねえ)さん」


「姉さん…って事は!?」


「決まりだな!」


 アリアの返事ですべてが決まった。


 アリアは私たちアスタルト家の新たな家族、私の義妹にして使い魔になりました!


 これからまた賑やかになりそう!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ