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50.確信した


 あれから寝ているユノに治療をかけておいたので、朝はすっきりと目覚めたようだ。

 とゆー事で、時間もない事だしガンガン周回に行きましょう!


 以前にモンスターを殲滅し過ぎちゃったのをちゃんと反省したので、30階までは他の冒険者が居たらスルーして40階からガッツリやっている。40階以降はあまり人が居ないので大丈夫。

 40階からはゾンビゾーンなので、ボスのレアアイテムであるゾンビキラーが大活躍。ユノが使えば、ほぼ一撃で済む。

 それだと一回ニ時間くらいで回れるので、午前中に二回、午後から四回回って帰る、を三日間続ければ、ユノのレベルも34から45になった。これでその辺の魔獣に手こずる事はないと思う。

 


「どう? かなりレベル上がったでしょ?」

「……はい。主が強い理由が分かりました。普通ではあり得ません」

「そうかなぁ? もっと時間があれば、ガッツリ出来きたのに……」

「いえ! 十分です。有難うございました!」

「そう? でもこれ、一人でやるなら気を付けてね。回復を充分に出来るようにしてからなら良いけど……」

「ご安心ください。一人でなど決して致しませんので!」

「う、うん。じゃあそろそろ王都に戻ろうか?」

「はい、そうしましょう!」


 勿論帰りも走って、森の魔獣の殲滅も忘れません。

 何だろう? ユノがゲンナリしてるように見える。


 おかしいなー? レベリング楽しいのに。




◇◇◇




 王都に戻って、簡単な依頼をこなしてギルを待っていると、三日後には戻ってきてくれた。ギルにユノを紹介して、一緒に行っても良いか聞いてみた。



「ギル、ユノも一緒にラルファに連れて行きたいんだけど良いかな?」

「ああ、割と強いし足手纏いにはならんだろう。良いぜ」

「有難うございます」

「有難う、ギル。レベリングしといて良かったね」

「は、はい」

「ルカ、ちょっとユノと話があるから外してくれるか?」

「そう? じゃあ買い物して来るね。明日から出発するんでしょ?」

「ああ、そうだな。頼むわ」



 これから夜営もあるだろうから、ご飯とかを買い込もうとうきうきとルティカは出掛けて行った。


 ルティカが出て行ったのを確認して、ギルはユノに向き直る。

 ルティカよりも強いというギルに、真剣に向き合わされるとユノにも緊張が走る。

 


「……お前、あいつの周回に付き合ったのか?」

「……はい。大変でした」

「やっぱりっ!? あいつの周回おかしいよな? 何回回ったんだ?」

「……一日六回です……」

「……お疲れさん。あいつその辺ちょっとおかしいから覚悟しとけよ」

「……はい」

「まあ、悪気はないからな……悪気は。まあ、それが余計に悪いってゆーか……」

「いえ、分かってます。大丈夫です」

「俺と居ると多少は自重してるみたいだけど……明日から思いやられるなぁ」

「だ、大丈夫です……」



 ユノはギルとは仲良くなれると確信した。




◇◇◇




 まずはラルファに行く事を優先する事になった。途中の魔獣などを狩りたいとルティカは望んだが、それは帰りでという話になった。


 ユノはルティカがまた走って移動しようと言い出すのではないかと、内心冷や汗をかいていたが、ギルが辻馬車で移動だと言うと躊躇いなく従ったので安心した。


 宿では必ず二部屋をとり、ルティカは問答無用で一人部屋に入れる。


 ダンジョンを見付けて行きたいと願うルティカを、最下層まで連れ立ってくれる。危ない所ではきちんと対処し、知識も豊富。


 ユノのギルへの尊敬の念が爆上がりだ。

 



 勿論、そんな雰囲気で周回したいなどとは言い出さない位には、ルティカも空気が読める。 

 

 どうやらユノにもレベリングは好まれないようだ。

 


 ……いいんだー。

 レベル上げは自分との戦いだもん。

 アイテム集めだって地味な作業さ。

 

 今度は一人でやろうと心に決めたルティカだった。




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