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23.面白い(ギルバート視点)


 初めに気になったのは魔力の量だった。膨大な量だったので目が行き注視する。ステータスを見てみれば、スキルがあり得ない数だった。これは、アレだな。昔じーさまに聞いた事がある転生者だろう。

 これが、転生者か。興味を惹かれて見れば、合成のスキルを持っているじゃないか。合成はアイテムが無ければ出来ないレアスキルだ。


 俺にはずっと求めている宝がある。色々探ったが全く手掛かり無し。諦めかけたが、合成で出来るんじゃないかと思いついた。更に合成スキルをも求めたが、これまた全くの梨の礫。


 そこで見つけたコイツ。

 

 何とか話を聞きたくて声を掛けたが、警戒心MAXだった。まあ当然だが俺が龍人だと言ったら警戒が緩んだ。何でだ?

 

 思った通り、合成で宝玉が出来ると判った。もちろんすぐに出来る訳ではなさそうだが、目安が立っただけでも十分だ。

 ダメ元で合成を頼めば難なく了承された。こんなあっさり引き受けるとは。合成だぞ!? ……でも本人は分かってなさそうだった。まさか異世界で合成は普通なのか?

 まあ、引き受けてくれるなら有難い、対価を問えば別に良いと。信じられない! 何かないか希望を聞けば、一緒に採取に行きたいだと。そんな事で良いのか? 見る限り中々使えそうだし、足手まといにはなるまい。手始めにダンジョンに行く事になった。




 

 話してみれば、何とも話し易い。気安いと言うか、衒いがないと言うか。

 そう言えば俺の外見に全く熱を示さなかったな。そうと気付かない位に。 

  




 何だコイツ?

 

 何で一緒の部屋なんだ?


 あんなに警戒してたのはどこいったんだよ!

 



 何でそんなに無防備に寝てんだよっ!!


 お前、貴族だったよな?!




 色々混乱したが、あどけない寝顔を見てたらどーでも良くなった。

 まあ、何かする訳でもなし、俺も寝るか……。






 どうなってるんだ? 異世界人!?


 何もかもが規格外だ。

 


 地図は居るかと問えば必要ない、偵察でマップが見えるとか。

 俺達は気配を読む事が出来るため、偵察なんて気にも留めてなかったのに。

 面白そうだから、取るけどさ。


 

 見た事もない魔法を使い攻撃をする。

 感心して見てたら改良を始め、えげつない攻撃になってた。


 ボスを一撃とか。

 俺、要らなくね?




 そうかと思えば


「凄ーいっ!! ギル強いね。あんな硬いのに簡単に切っちゃうなんて」


 キラキラと輝かせて褒める目には、純粋に尊敬が見える。


 女なんて五月蝿いし、煩わしいし、面倒しかなかったが、コイツは違うようだな。弱くもないしな。



  



 目の前で新しい魔法が出来るのを見たのは初めてだ。



 美しいものだな。



 そして画期的だ。俺たちは鼻がいいので、臭いのは辛い。辛いがどうしようも無い。我慢するのが普通なのにそれを改善するなんて、考え方からして違うんだろうな。


 

 そう思っていたら、より改良を重ねて、よりえげつない魔法が出来あがっていた。全く……規格外だ。



 



 番が唯一とは言え、好き嫌いは勿論ある。


 ハッキリ言えば気に入った。

 見てて飽きない。

 次に何をするのか予測出来ない。

 面白い。


 コイツとは長い付き合いになりそうだ。

 

 旅に一緒に行けば楽しくなるだろう。













 でもさ、信頼してくれるのは悪い気がしないが。


 男の前でそんな無防備に寝るのはどうかと思うぜ。








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