表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

83/193

83

短めです。

申し訳ありません。

 長い、とても長い夕食が終わりました。

 僕には、数時間かかったように感じられるほどでした。


 対照的に、女性陣は「まだまだ物足りない」という顔をしています。

 食べる量ではなく、追及し足りないということですけどね。

 ……もう勘弁してほしいです。


 さて。

 場所をシアの工房へと移して、話の続きをすることにします。

 内容は、先ほどはできなかった空間転移について、です。


 軽くお酒を飲みながら、話します。


 ちなみに、ツマミがビーフジャーキーならぬ、オーク肉を使ったオークジャーキーなのですが、クセがなくて意外に美味しいです。

 もはや、オークはただの豚肉にしか思えなくなりました。

 最初は、魔物だからビクビクしてたのですけどね……。


 それはさておき、空間転移です。

 いろいろと聞きたいことがあるのですが……。


「空間転移魔術って、珍しいですか?」


「使える魔術士は少ないけど、全くいないわけではないわ」


「どこの国の宮廷魔術士にでも、1人か2人はいるんじゃないかしらぁ……?」


「使えることを黙っている魔術士もいると思うです」


「ぴゅっ」


「そうね、宮仕えしたくない……とか言う理由で、冒険者している魔術士はいると思う」


「隠れて使っていたらわからないものぉ……」


「バレてもすぐに逃げられるのです」


「ぴゅ?」


「冒険者ギルドは、そういうことは把握してないのですか?」


「自分で申告しない限り、無理かしらね。

 でも、そう簡単に手の内を晒すことはしないから……」


「仮に知っていたとしても、ギルドとしては、転移魔術が使える魔術士には冒険者として働いてほしいから、わざわざ国に報告するようなことはしないわぁ……」


「便利な能力の持ち主を囲いたいのは、ギルドも一緒です」


「ぴゅ〜」


「じゃあ、もし転移魔術が使えるのがバレたら、捕まえられたり、脅迫されたりして、無理矢理働かされることって……ありますかね?」


「国やギルドが?

 んー?

 あたしの口からはちょっと言いにくい……」


「わたしたちは、曲がりなりにも貴族だからぁ……」


「それは、後ろ暗いところがあると言っているようなもの、です」


「ぴゅぴゅっ!」


「やっぱり、なるべくなら隠した方が良さそうですね」


「こほん。

 まぁ、アレよ。

 聞くところによれば、空間転移魔術はそこまで使い勝手の良いものでもないらしいわ」


「大抵の人の住むところには、魔避けの結界が張ってあって、魔術の使用を制限するから、空間転移魔術での侵入を防ぐのよぉ……」


「つまり……例えば、お城にいる王様の目の前に突然現れたりすることはできないです?」


「ぴゅっぴゅ」


「もちろんよ。

 それと、一緒に連れて行ける人数も限りがあるから、戦争の際の行軍にも使えないわね」


「だからぁ……便利ではあるけれど、誘拐とか脅迫してまで無理矢理仕えさせるメリットは少ないわぁ……。

 ないとは言えないけどぉ……」


「転移魔術が使える魔術士がいる、というだけで、ステータスにはなるです」


「ぴゅっ!?」


 うん。

 やっぱり、転移魔法を使えるのは隠しておいた方が良いみたいですね。

 僕だけでなく、周りの人たちの身の安全も考えたら、そうするべきだと思います。


 ふむ?

 カモフラージュの必要もあるし、これなら移動用ゴーレム(ウィルフレッド)の出番がなくなるなんてことは、当分ないかな?


 せっかく作ったんです。

 良かった良かった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ