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いつもお読み頂き、ありがとうございます。
ちょっと訳があって、かなり短くなってしまいました。
申し訳ありません。
それでは、これからもよろしくお願いいたします。
シアに斧を作ってもらおうという僕の思い付きは、裏庭の訓練場からお屋敷に戻ったときに頓挫しました。
シアが未だ、二日酔いから回復していなかったからです。
もう朝食から2時間は経っています(ということは、僕は2時間近く剣を振っていたのか……)ので、そろそろ大丈夫かなぁ、と考えていましたが……。
まぁ、仕方ないですね。
回復魔法で治すという手段もありますけど、それはシアのお母様に止められていますし。
痛い目に遇わなければまた繰り返す、と仰られたら、僕はなにも言えませんです、はい……。
考えてみれば、僕との馴れ初めをルナが口を滑らせたのを聞いたシアのお母様(ヴィッキーのお祖母様でもある)は、娘と孫の所業に頭を抱え僕に謝罪まですることになりましたし、それを思えば、お酒のことに神経質になっているのかもしれないですね。
うん。
しばらく、そっとしておきましょう。
今は……午前10時ですか。
そうですね、暇になったし、冒険者ギルドにでも行きますかね。
なにか面白い依頼でもあるかもしれません。
よし、善は急げです。
お屋敷のコックさんには、昼食はいらないことを伝えてから、出掛けるとしましょう。
「ぴゅっ!」
うん、もちろんマシロも一緒に、ですよ!
ということで、やって来ました、冒険者ギルドです。
まだ寒いということもあり、依頼を受けずにいる冒険者たちが、暇潰しにお酒を飲んでいます。
最初はこの光景を見て、良い歳をした大人が昼間っからなにやってんだ? と思いましたが、考えてみれば、雪の積もった場所での魔物との戦闘はあまりにも危険で、しかも気温が低いから身体が上手く動かせないことから怪我も多くなるので、ギルドの方からも推奨されてないのだとか。
どうしても生活するのに苦労するような冒険者くらいしか、今の時期に依頼は受けてないので、必然的に暇になった冒険者がギルドに併設されている酒場に集まることが多くなるんだそうです。
まぁ、高報酬の依頼はほとんどないし、それで怪我をしてしまっては本末転倒なのだから、仕方ないと言えば仕方ないのでしょうけど。
僕はそんなことを思いながら依頼を探しますが、ゴブリンと戦うのも飽きてきましたし、他に大したものはありません。
んー?
なんか……ここまで来ておいてなんですが、どうにも気分が乗らないです。
ダンジョンを攻略したばかりなのだし、今日のところは、なにもしないでブラブラと過ごしますかね?
楽しそうにお酒を飲んでいる冒険者たちを横目に、僕はギルドから出ました。
特に、当てなどなく歩きます。
子供たちがキャッキャッと走り回るのを、元気だなぁ、とボンヤリと見るともなしに見ていました。
ブラブラと歩いていたら、気付いたときには、街の外に出る門まで来ています。
あー、そうだなぁ……。
することないし、ゴーレムに乗って、ちょっと遠出してみようか?
スピードを出して、思いっきり飛ばしてみたくなりました。
それで、眺めの良い場所でもあったら、そこでお昼ご飯を食べましょう。
〈道具〉に食べ物は大量に保管してあるから、それを取り出して、食べることにすれば良いわけだし。
よし!
そうと決まれば、早速行きますか!
僕は街から出て、少し離れたところでウィルフレッドに乗って走らせるのでした。




