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親子喧嘩

今回は元天界の子爵令嬢で死天使部隊のリーダーを務めていたヴァレンタインを主人公にしてみました。


私は今、非常に機嫌が悪くて仕方がない。


その理由は


「父様ー、ご本読んでー」


「おぉ、いいぜ。ほらっ」


「わぁーい!父様のお膝あったかいー」


「そうかそうか」


私の主人であり夫の飛天夜叉王丸伯爵様とその娘のイリヤが戯れているのが気に入らない。


自分の娘に嫉妬するなんて馬鹿げているけど嫉妬せずには要られない。


だって、イリヤばっかり飛天様に甘えているから。


これは他の奥様達も同じだと思う。


子供達が生まれる前は私達が独占できたのに子供ができてからは全ての時間を取られたのだ。


今日だって、朝から人間界に行きデートに行く筈が駄々を捏ねるイリヤのせいでキャンセルになったし・・・・・・・・・・


大体イリヤは幸せ過ぎなのだっ。


私の母も父も子育ては乳母任せで甘えも許してくれずに剣の修行に明け暮れたのに対しイリヤは父親である飛天様の愛情を一心に受け甘え放題だ。


しかも剣の修行は魔界最強の剣士の異名を持つ飛天様直々に教えられて私よりも上手くなってきてるし・・・・・・・・・


何で親子でこんなに幼少の頃の差が天と地もあるのよ!?


「・・・こうして二人は幸せに暮らしたんだとさ」


私が一人で嫉妬している間に飛天様が本を読み終えたようだ。


「イリヤ?」


「・・・・すぅー」


「眠ったか」


どうやらイリヤは飛天様の膝で眠ったようだ。


・・・・・・羨ましい。


私だって飛天様の膝に座った事ないのに・・・・・・・・・・・・


飛天様の膝に座った事があるのは、メイドのジャンヌ殿と元養女の真狐殿、妖狐の女帝、月黄泉殿、元義妹のリリム様に邪女神の黒闇天殿、その姉で八部衆の天族の棟梁の白明天様っと数えれば私意外の奥様達は全て飛天様の膝に座った事があるてはないか?!


皆、甘え上手なのに対し私は甘え下手で悪く最悪だ。


はぁ、もっと愛嬌がある娘に生まれたかった・・・・・・・・・・・・・


そんな一人で悲観にくれていると


「待たせたな。ヴァレンタイン」


目の前に飛天様が来て私に微笑んできた。


「え?」


・・・・・何が何なのか分からない。


「イリヤも寝たしデートに行こうぜ」


私との覚えていてくれたんだ。


「さぁ、行こうか?」


私の手を掴んだ。


「・・・・はいっ」


私は嬉しさを我慢できずに飛天様に抱き着いた。


「おいおい。イリヤが起きるだろ?」


苦笑しながら怒る飛天様。


怒られても私の心は晴れやかだった。


だって、飛天様が私を構ってくれているから・・・・・・・・・・・・・・・


やっぱり飛天様は最高の良夫です!?


飛天様の腕に擦り寄りながら私と飛天様は部屋を出て行った。


そして人間界に行き私は夜の鎌倉の旅館で飛天様の膝に乗る事に成功した。


そして翌日、魔界に帰るとイリヤが半泣きで


「父様ーはイリヤの父様なのー!?母様なんかとお出かけしちゃやだー!!」


っと言われカチンときて


「飛天様は私の物!子供は黙ってなさい!!」


大人気なくも我が子に怒鳴ってしまい大喧嘩をしてしまいました。



次回は誰を主人公にするかまだ未定です!?

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