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魔王の嘛唹ちゃん  作者: 樹恵流
5/5

第5撃 魔王さまは幼子好き!?




ライライ一族を部下にしてから、2日経った。



もちろん、お母様には内緒。





「マオちゃん。子供たちが来てるよ?」



『あ、今行く』






…あのあと、ライトは俺にタメ語で話してくれるが………正直、ちゃん付けはやめてほしい。







「「まおさまーっ!」」





ワラワラと群がってくる、小さな子供たち。

俺の部下の子供たちだ。





「すみません、嘛唹さま。『まおさまにあう』の一点張りで…」





『構わんよ。俺が小さな子供が好きだから』






「嘛唹さまってさ……ロリコン?ショタコン?」





………ロリとかショタとか、なに言ってんだよライヤ…。





『ライヤ…もとはといえば、貴様があの事件を起こしたからだな…』


「はいはい、すんません」





…ホントに悪気あんのか、こいつ…?






そう。この子供たちは、ライヤやライトの一族の子供たちだ。






確かに俺は子供が好きだが…………。






『いくらなんでも、毎度毎度多すぎるだろ…』





だいたい30人〜50人だな…。

城に入りきるのが、不思議なくらいだ。部下でさえ100人は居るのに…。





そのおかげで、執務後、本を読んだりニュースを見る時間がなくなったのも事実。



執務後から夕食前まで、子供たちは俺に付いてくる。







その間、ライトは手を貸してくれるんだが、ライヤは…………傍観者だな。






***********






今日も1日が終わり、俺は寝室に戻った。





『ん?窓が開いてる…?』





部屋を出るとき、閉めたはずだが…。






「まおさま…」


『Σふおっ!?』






あ、いかん。変な声を出してしまった。






よくよく見ると、ライトの末の妹、麗琶(らいは)だった。






『ライハ?どうした?』





「…眠れません」





『兄貴たちは?』






「お兄ちゃんたち、今日巡回の日で…」








そうだった…。今日はライトもライヤも、お父もお母も居ない…。

他の子はもう、いい年した奴らだが、この子はまだ5才だ。







『…仕方ない。今日は俺のベッドで寝ていいぞ』





[クイクイ…]





『ん?』





「まおさまと一緒じゃなきゃ、いやです」








………どこまで俺の理性を壊す気だよ、このガキゃあっ!!



俺がもし、ただの幼子好きじゃなくて、ロリとかショタとかだったらヤベーだろ!






『……仕方ない。今夜だけだぞ?』





「はいっ!!」









……結局、俺はライハの手を握ってやって、ライハが寝るまで眠れなかった…。

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