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魔王の嘛唹ちゃん  作者: 樹恵流
3/5

第3撃 魔王さまが接待!?



お父様に呼ばれた嘛唹ちゃん。

その理由は…御曹司たちの接待!?




今日は、なんか国のパーティーっつうんで、俺は親父に引っ張られて魔界に帰ってきた。



あ、勿論、癒優(ゆう)から貰った髪飾りは着けてるぞ?





んで………。





『なんでこうなるんだよ…』






俺の周りには、魔物がうじゃうじゃ…。


時折、「結婚してくれ!」って声が聞こえるんだが…。

…うん、無視するか。




俺が言葉遣い悪いのを、魔物の御曹司たちは知らない。

見た目で判断するわけだな…。



といっても、大概は親父が止めてくれるんだけどよ…。


俺のこと誰よりも分かってるのって、親父か癒優(ゆう)くらいだしな。




話は変わるが、親父ももともとは婿養子みたいで。

つまり、もともと先代の魔王は母ちゃん……もとい、理里朱(りりす)お母様なんだ。

あ、ちなみに、親父は売布偉首兜(めふぃすと)お父様ね?


もともとは親父、カタカナ表記で【メフィスト】って名乗ってたらしいけど、母ちゃんの家系に合わせて、わざわざ漢字にしたらしい。


バカだな、親父…。憐れだぜ。婿養子だからだか知らんが、母ちゃんに尻に敷かれてるしな。

まあ、母ちゃんの方が家柄もいいし、仕方ないのかもな。





「マオ、すまんな毎度毎度」


『お父様…』


「リリスが言うことを聞かんでな…」


『知ってるよ。毎度のことだから。お父様も大変だね…』


「ああ。おっと、リリスが呼んでるみたいだ。また後でな」


『うん』






やっぱり、お母様が呼んだんだな、御曹司どもは…。めんどくせーな…。





「あの、嘛唹さま…」


『ん?』





気がつくと、御曹司どもに囲まれていた。




『(しまったーっ!(汗))』





ヤバい。親父居ねーし…俺がやんなきゃなんねーのかよ…(汗)






「あの…良かったら、散歩でも」


「何を言うか!嘛唹さまは私と散歩するのだっ!」


「いや〜、それ言うなら、嘛唹さま。私とボート乗りますよね?」


「君たち、嘛唹さまが困ってるじゃないか。

…どうです?マイハニー。

こんな野蛮なやつら放っておいて、良かったら、一緒に散歩でも?」


「「「お前も同類だよ!?」」」





………漫才かなんかか?(汗)




…まあ、誰ともどこにも行かなかったが、この四人とだけは話せたな。

まあ、普通に…。あいつら、言葉遣い悪くても気にしてくれなかったし…。





といっても、興味ないから友達止まりだけどな(笑)

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