6 サッカー部の秋山先輩
華苗の足取りは酷く重かった。まるで全身に重りが付いているかのように一歩一歩の動作が緩慢だった。
まだ部活用のオーバーオールは届いていない。ゆえに華苗は体育のジャージを着ている。服装的な面ではこれ以上にないくらい動きやすいだろう。問題は精神的な部分だ。
「はぁ……」
これから、華苗はまた芽きりをしなくてはならない。カッターを持ってひたすら小さいアサガオの種に傷をつけなくてはならないのだ。
何千とある小さな種の一つ一つに小さな傷をつけることのなんと大変な事か。切っても切っても、それに、黒い種は一向に減った様子を見せないのだ。これで気落ちするなと言うほうが無理と言うものだろう。
おそろく今日もほとんどの時間を芽きりに費やすことになる。そう考えただけで華苗の気分はまたずしんと最下層まで落ち込んだ。
「ぢごくって現世にもあったんだね……」
華苗はふと、昔、本で見た賽の河原を思い出した。
賽の河原とは死んだ子供が行く地獄の一種だ。三途の川の河原のことで、そこで子供たちはひたすら石を積まなくてはならないらしい。
なぜ積み上げるかは華苗は忘れてしまったが、ともかく積み上がりそうになると鬼がやってきてせっかく積み上げた石を崩すのである。そしてまた、子供たちは石を積み上げるのだ。子供たちの努力は絶対に実らず、どんなに辛くても続けなくてはならないらしい。
華苗が芽きりをしていたときに頭をよぎったのがこれだった。やってもやっても袋の中の種は減った様子を見せない。少なくともやった成果が消えるわけではないし、いつかは必ず終わるとはいえ、それでもつらいことには変わらない。
「……」
緩慢な一歩でも塵も積もれば山となり、とうとう華苗は園芸部の小屋の前にまでついてしまった。中でわずかな物音と人の気配がすることから、すでに楠は芽きりを始めているだろうおことがわかる。
もう帰りのホームルームが終わってからだいぶたっているのだ。あの楠が来ていないほうがおかしい。
ぎゅっと手を握り、意を決して華苗は扉を開けた。歴史で習った工業革命の際の下っ端労働者の気分だった。
が、そこには華苗が想像すらしなかった光景が広がっていた。
「ムリムリムリ! 絶対無理だって! おまえ正気かよ!」
「…喋っているといつまでも終わらないですよ」
「いやいやいや! 尋常じゃねぇよこの量!」
「…成せば成ります」
「成せば成るってレベルじゃねーぞこれ……」
見知らぬ男子学生が、ひぃひぃ言いながらもカッターを持って芽きりをしていた。対する楠は昨日と同じように表情一つ変えずに淡々と種を処理している。楠が敬語を使っていた事を見る限り、この男子学生は楠より立場が上だと思われるが、主導権は楠が握っているようだ。
「あのぉ……」
思いがけない事態に華苗は恐る恐る様子をうかがう。昨日まで楠以外の人間をこの畑近辺で一切見かけていなかったのだ。ちょっとホッとすると同時になんだか輪の中に入りずらいとも感じる。
「…来たか。今日はちょっと遅かったな」
「うぉぉぉ! 来た! ホントに人来た! しかも女の子!」
見知らぬ男子学生は実に嬉しそうだ。さっきまで楠と芽きりをやっていたのなら、その喜びようもうなずける。
この小屋で芽きりをやっているととにかく人が恋しくなる。ずっと黙って芽きりをしている楠と狭い空間にずっと一緒にいるのはなんか怖いのだ。
なんていうか、楠が「廃れた遊園地にあるビックリハウスのなかでいまだ動き続けているからくり人形」のように思えてしまうのである。変な例えかもしれないがそれが一番近い。なんでもいいから気分を紛らわせるための話し相手がほしくなるのだ。
「ホントマジで助かったぁ……!」
「…大げさな」
男子学生は洞窟の出口を見つけた探検家の様にぱあっと笑う。やっぱり彼もそう思っていたようだった。
「オレ、サッカー部部長、三年の秋山 耕輔だ。親しみを込めて秋山先輩って呼んでくれ。ちゃんと語尾にハートつけてくれよ!」
「はぁ、よろしくお願いします。秋山先輩?」
「くぅっ! やっぱいいねぇ、こういうの!」
先ほどまでとは違い元気で嬉しそうな、若干うるさいような感じもする男子学生──秋山先輩はなんとサッカー部の部長だった。
「…秋山先輩は親切にも芽きりを手伝ってくれると言ってくれた。今日は三人でやれるとこまでやろうと思う」
「てめぇよくもまぁいけしゃぁしゃぁと」
「…さぁ、さっさとやりますよ。八島、おまえも早く手伝ってくれ」
秋山の話を無視して楠は作業に戻る。こうなってしまったら滅多なことではもう
反応しないだろう。三年相手に随分とアレな態度だが、秋山も口は悪いが怒っているわけではないらしい。随分と親しい間柄のようだった。
「あの、秋山先輩はどうして手伝ってくださるんですか?」
「んん? 知りたい? 華苗ちゃん、もしかして知りたい?」
「……」
運動部特有のうざったさが秋山にはあった。いい人っぽいのだが、華苗の秋山に対する評価はわずかに下方修正される。華苗はちょっとこのテンションに付いていけそうにない。
「それがねぇ、聞いてくれよ。あいつ、今朝いきなり放課後こいっていってきたの」
「えっ? 楠先輩、二年生ですよね。それにサッカー部とも関係ありませんよね?」
左手の親指と人差し指で種をつまみ、右手でカッターを使いながら秋山は話し出す。なんだかんだで結構器用だ。華苗が種を十個仕上げる間に秋山は十二個くらい仕上げている。
「そうなんだよなぁ。しかもあいつ、なぜかわからんけど今日サッカー部の練習ないの 知ってやがんの。せっかく遊びに行こうと思っていたのにひどくね? 教室の前で待ち構えられて、問答無用で引っ張ってこられた」
カリカリと種を削りながら秋山は愚痴った。やはり人出が増えたことで種の処理するペースがだいぶ早くなってきている。人と会話しながらリラックスして作業をしているのも理由の一つだと言えるだろう。
「断っちゃえばよかったじゃないですか。ムリにくる必要もなかったんでしょう?」
「それがダメなんだよ。結構クッキーにゃ世話になってる」
「クッキー?」
「あ、こいつのことな!」
この部屋にいるのは三人。華苗、楠、秋山。消去法的に楠のことだ。
「…秋山先輩、クッキーはやめてくださいといったはずですが」
「いいじゃねぇかよぅ、へるもんじゃねぇし」
「そうですよ、可愛いですよクッキーって」
普段感情なんかないんじゃないかと思うくらい鉄壁の表情をしている楠が、珍しく嫌がるような気配を見せた。からかうネタが出来たと華苗はひそかにほくそ笑む。面倒くさいことを頼まれたらこのネタで反撃してやろうと心のメモ帳に書きつけた。
「…今度から朝も昼も何も出なくなりますね」
「マジごめんなさい! さっきのほんのできごころ!」
「…できごころが出たのは何度目でしたっけ?」
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい」
秋山は涙目になりながら楠に謝っている。そんな状態でもちゃんと手は動かしているあたり、すごい人だと認めざるを得ない。
対する楠は虚ろとも思えるような瞳を動かさず、黙々と芽きりを続けていた。
「秋山先輩、朝も昼もってなにかあるんですか?」
「いやなぁ、ほら、サッカー部って朝練あるじゃん? 朝練終わるとちょっと腹減るじゃん? 部活場所から教室行こうとすると調理室あるじゃん? するってーと調理室からいい匂いしているじゃん? そんなものを食わないとか料理に対して失礼じゃん?」
「……つまみ食い?」
「つまみ食いでは断じてない! ちゃんと合意の上だ!」
「…最初はつまみ食いのようなものでしたがね」
「しょうがねぇじゃん! うまそうに生ってるトマトがいけない!」
サッカー部はほぼ毎朝朝練があり、だいたい七時ごろから始まって八時ごろには片づけに入る。チンタラやっていると授業に遅れてしまう場合もあったりする。結構ハードな練習なので、一時間もやれば慣れている人もへろへろになるそうだ。
さて、およそ一年前、秋山はそんなへろへろの状態で畑に迷い込んだ。その日に限ってたまたま寝過ごし、朝食を食べずに練習に参加したことが原因だ。
空腹によって目が回っていた秋山は、足がもつれてそのまま畑のほうに入ってしまったらしい。引き返そうとしたとき、秋山の目に真っ赤なトマトが映った。
「もうね、ホントうまそうに見えたね。たぶんあんときのオレ、美少女目の前にした吸血鬼と同じ眼ぇしてたと思う」
目が釘付けになり、自然と足がふらふらとトマトに引き寄せられていった。あまりにたくさん生っていたので、最初は葛藤したが、バレなきゃよくね? とトマトの一つをもぎ取ったのだそうだ。
その場にしゃがみ込んでトマトを口にしようとしたとき、秋山を何かの影が覆った。学ランを着て、調理室に向かおうとしていた楠である。
「あんときは死んだと思ったね。番長のブツに手を出しちまったと思った」
秋山と楠では楠のほうが身長は高い。秋山は標準だが、楠がデカイのだ。加えて楠はガタイもいいうえに、授業以外ではだいたい学ランの前は開けている。番長に見えないこともなかった。
目を白黒させている秋山を見た楠は、何も詮索せずにただ「腹が減っているのか」とだけ聞いたそうだ。
蛇に睨まれた蛙のようになっていた秋山はただただ首を縦に振ることしかできなかったらしい。「そうか」と楠はつぶやくと、秋山が持っていたトマトをひょいと籠に入れ、いくつかの野菜も収穫して「ついてこい」と有無を言わさない口調で告げたそうだ。
「あんときはとうとうシメられるのかと思ったね。体育館裏とか、そのあたりがオレの墓場だとおもったよ」
ところがついたのは体育館裏ではなく調理室だった。そこで楠はささっと手早く野菜のサラダや卵料理を作ると、黙って秋山の目の前に置いたそうだ。そして、「食え」とただ一言だけを突きつけたのである。
「うまかった。本当にうまかったんだ」
楠の出してくれた料理は絶品だった。もともとかなりいい食材を使っている上に
楠の料理の腕も悪くない。加えて秋山は空腹だった。これ以上にないくらい条件がそろっていたのだ。
「あっという間に食っちまった。自然と感謝の気持ちがあふれ出た」
ようやく腹も落ち着きひと段落すると、秋山は楠にお礼をいった。その時になって初めて楠が一年生であることを知ったのだ。三年の先輩だと思っていた秋山は酷く拍子抜けしたのだという。
それ以来、ちょこちょこ練習後に朝ごはんをねだりに来るようになったのだ。
「いやぁ、一度味をしめちまうととまらなくてな! 華苗ちゃんは食ったことあるか?」
「ありますよ。でも、それってタダ飯ぐらいじゃないですか!」
「いいのいいの。こうしてちょくちょく手伝いに来てるんだから」
実際にはちょくちょくどころの話ではない。作業の関係上、どうしても楠一人では対処できないときは毎回秋山にお呼びがかかる。
アサガオの芽きりに来たのも偶然ではない。華苗が園島西高校に入る前、三月の段階ですでに楠は芽きりの手伝いを秋山にお願いし、今日を開けてもらっていたのだ。
さすがにあの量を一人でこなすのは難しく、部員が入るとは思っていなかった
楠はちゃんと納期に間に合うよう対策をしていたのである。
楠が今朝秋山に声をかけたのは忘れていないかの確認だ。案の定、秋山は一月前のことなどきれいさっぱり忘れていたのだが。
「しかもよ、昼飯の争奪戦で敗れたときなんかも調理室いけばまず間違いなくいるからな。何度こいつに救われたのかわからねぇぜ!」
「うわぁ……」
「それに、オレだってたまには近所の肉屋でウィンナーとか特売の肉とか買ってくるんだからな! 野菜ばっかじゃさすがに飽きるだろうと後輩を思うオレの優しさ! オレマジいい人じゃね?」
「自分が食べたかっただけでしょう、それ」
「…いや、結構質のいい肉でとてもうまかった。いくらうまいといっても野菜ばかりだと肉が恋しくなることはあるからな……」
楠だって男だ。肉をがっつり食べたくなる時だってある。
なぜかはわからないが、そういうときに秋山は肉を持ってきてくれるのである。
二人で一緒になって野菜と一緒に肉を喰らうのもまたいいものだった。
「ていうか、楠先輩は毎日調理室にいるんですか?」
「おう、基本毎日朝と昼は調理室でなんか作ってるぜ? しかも朝のうちに米を仕掛けていくから、昼休みの鐘がなるときにはほかほかご飯の出来上がりだ! 米を朝持っていけば、おかずだけじゃなくご飯も一緒にがっつり食えるって寸法よ!」
昼ご飯を家で用意せず、ましてやコンビニや購買で買うことすらせず、まさかの学校での自炊である。自宅から持ってくる米以外、全て園芸部の畑で採れたものなので実質コストゼロに近い。
……いや、あり得ないとは思うが、その米さえ楠ならばあの畑で作っていないとは言いきれない。さすがに田んぼはなかったが、否定はしきれないのだ。
「調理部やお菓子部に怒られないんですか? 基本的に調理室にあるのは全部あの部の備品ですよね?」
「あれ、知らねーの? あの部活は……」
「…先輩、手が遅くなり始めてますよ」
気づけば秋山の手が止まりかけていた。さっきまでは華苗よりもちょっと多めにあった処理済みの種も、今は華苗と同じくらいになっている。楠は……秋山と華苗のを合わせて1.2倍したくらいだろうか。相変わらず作業のスピードが速い。
「…おしゃべりもほどほどにしてください」
「いいじゃねぇの。もうとっくに半分以上いったし、底見えてきてんじゃん。それにサッカー部は女子マネとかいないの! 女の子と喋らせてくれよぅ!」
「あっ、ホントだ!」
秋山の言うとおり、袋の底が見え始めている。うまくいけば今日中、遅くとも明日には全て終わりそうである。
「でもなんかちょっと、減りすぎじゃないですか? 昨日の帰りはもっといっぱいあったような?」
「マジで!? 昨日もやってたの!?」
「…今朝もやってたからな。少なくなっていて当然だろう」
どうやら楠は今朝も芽きりをやっていたようだ。考えてみればもともと楠は華苗が入学する前、三月の段階で秋山に依頼していたのだから、楠の中ではちゃんと芽きりの計画が立っていたのだろう。華苗が入部した分、はやく終わるのも当然だ。
楠が“全部終わったら畑のイチゴ食べ放題だぞ”と告げると秋山はさらに素早く作業するようになり、夕方ギリギリにはなんとか種の処理が終わらせることに成功する。
華苗もかなり頑張ったのだが、最終的に処理した量は秋山のほうが多かった。何度も手伝いに来ているだけのことはある。
終わった後も、華苗にも秋山にもわずかに余裕が残っていた。
「…俺はあやめさんとひぎりさんのとこに行ってくる。二人はイチゴを採っといてくれ」
「了解です!」
「まかせろ!」
鶏小屋に向かう楠を見送り、華苗は秋山と二人でイチゴのあるほうへと向かう。
手にはいつもの籠。もうすっかり慣れたイチゴの収穫だ。
ぷつん、ぷつんとイチゴを収穫していると、ふいに秋山が声を発した。
「なぁ華苗ちゃん、ちょっと変なこと聞いていい?」
「なんですか?」
先ほどまでとは打って変わった真剣な声。どこか躊躇うような声はこの人には似合わないと華苗は思う。
「いやさ、野菜とか果物って一日二日ですぐにできるものなの?」
「普通はできないはず、です。やっぱりおかしいですよね、これ」
「……よかった。なんかオレがおかしくなったんじゃないかって密かに心配してたんだ」
やっぱり秋山もこの畑のことを不思議に思っていたようだ。むしろ、不思議に思わないほうがどうかしているだろう。
「私だって今日初めてこの畑で楠先輩以外の人を見ましたよ。ここにきているのは私と楠先輩だけじゃないかって思ってたんです」
「え、何、華苗ちゃんも?」
「ええ、私の友達がここに来ようとして、この畑、見つかんなかったんです」
「マジか……。やっぱなんかおかしいな」
なんでも秋山もこの畑に来れるときと来れないときがあるらしい。道順だって間違えようがないと思うのだが、来れないときはなぜか来れないそうだ。
しかし、秋山がおかしいと思ったのは何もそれだけではない。
「部員のやつ何人か連れて手伝いにきたこともあるんだよ。だから、ここに来れるってのは間違いないんだ。問題はそいつらはその時しか来れなかったってことだ」
「え──?」
「どうやら入れるやつと入れない奴がいるっぽい。入れない奴は入れるやつと一緒に来れば入れるっぽい。オレみたいに入れるやつでも入れないときがある半面、華苗ちゃんや楠みたいに 絶対に入れるやつもいるみたいだな」
なんともわけがわからない畑である。一応は学校公認の畑であるはずなのに。土地だって学校の敷地面積内にあるだろうというのに。
「オレの他にも入れるやつは何人か知ってるけど、イマイチそいつらの共通点がわかんねぇ」
あいつは結局何も答えてくれねぇしな、と言いながら秋山はイチゴを収穫する。
秋山も「まごころ」の一言で全ての現象を片づけられてしまったようだ。
「楠先輩、ちゃんと学校で授業受けてるんですよね……」
「うん、あいつ確かに口数少なくて無愛想だけど、ちゃんと学校の授業とかはしっかりやってる。部長会だってちゃんと出てるし、普通にクラスのダチと喋ってるのも見たことがある。おかしいのはこの園芸部だけだ」
楠はあれで結構面倒見がよい。秋山以外にもクラスで弁当を忘れた人や購買争奪戦に敗れた人がいるとちゃちゃっとなにか作ってくれる。
文化祭のときだってなかなか活躍していたようで、クラスの縁の下の力持ち、というかおかんのようになっている。人望だってわりとあった。
「……ここだけの話、園島西における園芸部、というか楠の影響力はかなりでかいぜ? そのうちいろいろ知ると思うけど、少なくとも運動部の部長連中とかは楠のお願いを断れないだろうな」
「……何者なんですかあの人」
「さぁねぇ」
何かを諦めたようにイチゴの収穫に戻る秋山。結局話はそこで終わり、ある程度収穫した後に小屋に戻って華苗は楠と一緒にイチゴを食べた。秋山はイチゴは以前数回食べた切りで、久しぶりに食べたという。本当にうれしそうだった。
「…うむ、うまい。さすがはまごころ」
「……」
不思議な畑だけでなく、なぜか学校にも影響力があるという楠。今日はサッカー部部長をはじめとしたパイプをいろいろと持っているとも判明した。付き合いが深くなるたびに謎が増えるのは気のせいではないだろう。
とりあえず、畑に楠以外の人が来れるのを聞いて安心した華苗だった。
20150415 文法、形式を含めた改稿。
20150420 誤字修正。
人って意外なところで繋がってるよね。