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この連載作品は未完結のまま約1年以上の間、更新されていません。
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教祖殺し

眼の前で助けてくれと叫ぶ瓦礫の下敷きになった男は5年後に終末が訪れますと事あるごとに語っていた。

今この瞬間が終末じゃなければ何時なんだよと思った。

今まで体感したことのないあまりにも強い地震。今なぜ生きているのか理解できない大きな揺れ。さっきまで原型を守っていた建物はバラバラになり、爆発音に木造の建物に炎。

自分の不幸の元凶はコイツなんだ。本能だった。瓦礫を手に取り躊躇いなく後頭部に振り下ろした。

小さな声がした気がするが、側にいた少女の手を握ってこの場を逃げ出した。
狂った日常
2024/01/17 21:57
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