↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
76/110

76.決意の夜会3

到着して、サムウィル様とカシリス様と合流して会場へと入っていく。


「リーゼ様、今日もとても綺麗です。」

「リーゼ様、ドレスとても似合っています。」


「ふふふ~嬉しい、ありがとう。サムウィル様もカシリス様も正装とっても素敵ですわ。せっかくの夜会なのに今日は私といることになりごめんなさい。」


婚約者候補だから、一緒にいないと…………とみんなを巻き添えにしてしまっている。申し訳なくて……………。


「俺達はリーゼといれて嬉しいから気にすることないよ。」


微笑みながら言うカペロ様の言葉にサムウィル様もカシリス様も微笑み頷く。


ドキン


「ありがとうございます。」


ドキンドキン……………


みんなの気持ちが嬉しかったのもある……………。

………………カペロ様の微笑んだ顔を見るとさっきのことを思い出したのもある。

私のドキドキ静まれーーー!!!!


今日の正装は、サムウィル様とは青い薔薇、カシリス様とは黄色い薔薇、カペロ様とは赤い薔薇を合わせている。

念のためと婚約者候補のみんなと合わせておこうとお父様とお母様に言われた。


…………………めっちゃ見られてる。

だよね……………私も立場が逆だったらガン見しちゃうよ。

カペロ様は本当にかっこいい…………がサムウィル様にカシリス様も正装している姿はいつもと違ってまた一段とイケメン力上がっている。

その三人が一緒に歩くと…………目立ちますよね。

令嬢達の憎悪に満ちた視線がめちゃくちゃ刺さります。

そうですよね、そうだと思います。

私なんかが三人を引き連れて………皆さん納得いかないですよね。

目立ちたくないのに、馬車を降りた瞬間からもう目立ちまくっている。

ん??んーーーーー??

歩きながらちらっと見えましたが、男性の方も頬を赤らめてこっちを見ていました。

さすがトップファイブですね~。

男性も虜にしちゃってるんですね~さすがです。


「ふふふっ。」


思わず声にだして笑っちゃいました。


「リーゼ、どうしたんだ?」

「リーゼ様、どうされましたか?」

「何かありましたか?」


歩きながら笑った私を不思議に思った三人から聞かれてしまった。


「皆さんがとても素敵だからご令嬢の方々からとても視線がいたいですわ。それに()()()()()()頬を赤らめて見てましたの。ご令嬢の方々だけでなくご令息の方々までも虜にしている皆さんが凄いな~と思っていたらつい笑顔になってしまいましたわ。」


「「「………………………………………。」」」


三人が私の話を聞いて何も言わないからどうしたんだろうとそれぞれの顔を下から見上げ顔を傾げると皆さんの頬が赤くなっていく。


「……………………リーゼ、気づいてないんだな。危なっかしい………俺達三人の誰からも離れるなよ。声をかけられても挨拶だけにしろよ。」


「えっ???よくわかりませんがわかりました。ふふふ。私に挨拶以外に声かける物好きな方はいないですよ~。」


『自分の魅力をわかっていないな』『俺がしっかりしないと』とリーゼの危機感の無さに三人は強く思った。




―――――――――――――――――――――――

――――――――――――――――

―――――――――――



今回の夜会は王家が主催らしい。

急遽だっただけに、なにやら()()()()()()()()()()()()()()と言われている。


ヒロインも来てる…そりゃーそうだよね。

夜会だもん~貴族が集まるよね。

ヒロインのドレスは全体が金色で腰にはキラキララメが入っている濃い金色のリボンが付いている。

うーん、全身金色尽くしだ……………グレイ様の色を強調してるな。

まさか、重大発表があるならいつの間にかヒロインとグレイ様の婚約発表とかじゃないよね!?

噂だけだとあり得る…………が今は私だけを見てくれていると胸を張って言える自信がない。

…………私は…………ときめいてしまっていることがあるから…………。

今日のドレスも初めてグレイ様じゃない色を着ている。


あっ………グレイ様だ。

正装したグレイ様はやっぱり素敵だ。クリスお兄様と一緒に並んでいると迫力が増し本当に令嬢だけでなく一国のお姫様も放っていないだろう。


私が婚約者のときは近寄られることがなかったが、今グレイ様とクリスお兄様の周りにはご令嬢達が群がっている。

きっとグレイ様とクリスお兄様は鼻の下を伸ばしてデレデレなんでしょうね。

………………………ん??

…………………………………………ん?んん?

見間違いかと二度見……いえ三度見しちゃいましたが、グレイ様とクリスお兄様は笑ってはいるが目が笑ってない。

二人のあんな冷たい目を私は見たことがない。


「驚いたか?グレイセドもクリスも今日はまだ愛想が良い方だよ。いつもはもっと冷めてるよ。」


えーーーーーー!?

知らなかった………私、全然知らないです!

目を見開いて驚いた顔でカペロ様を見た。


「何言ってるんですか。カペロ様も愛想いいですがクリス様やグレイセド様と同等の冷たさですよ。」


あきれた顔でカシリス様がカペロ様を見ながら言うと、


「ははっ。カシリスはよく見てるな。女性には優しくは基本だが、必要以上に優しくしようとは思わないね。優しくするのは一人だけでいい。」


あっ………あまーーーーーーーい!!甘い!!甘いですぅぅぅ!!

……………やめてください。

…………………………私を見ながらカペロ様が言うからいくら私だって気づいてしまいます。

女性としてそんなことをカペロ様みたいな人に言われたらたまったもんじゃないですよ!!

誰でもころっと好きになりますから!!


「グレイセドさまぁ~。」


甘ーい声が大きく響き、みんなが注目をする先にはヒロインがいた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。