41.欲望1
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今私の部屋でグレイ様のお膝に座り話し合いをしています。
あれからクリスお兄様が説明してくれて、皆さんには本当に私の勘違いでご迷惑をかけてしまいました。。
カシリス様は顔色が悪く大丈夫か心配になってしまいます。
サムウィル様はまた別の日にお時間下さいと言って帰られました。
「グレイ様………怒ってますか?」
先程のことは、拒絶するつもりはなかったがそう思わせてしまってるのではないかと心配になった。
「そうだね………リィの様子が変だったから何かあるだろうと思っていたが、カシリスのことがあったとしてもよくは思えなかったな。」
「ごめんなさい……拒絶したわけではなかったですか、カシリス様の気持ちを思うと………。それも私の勘違いでしたが………。」
グレイ様の右手が私の顎に触れ、そのまま上に向け私がグレイ様のエメラルドの瞳に映る。
そのままジーと見つめられ、瞳に吸い込まれそうになった。
「リィは優しいな。俺はそんなに優しくなれない…特にリィのことは。」
グレイ様……悲しい瞳をしてる……私のせいで傷ついたんだ。
一番傷つけてはいけなかったのに……両手でグレイ様の頬を包む。
「グレイ様傷つけてごめんなさい。どんなことでも話をするべきでした。嫌いにならないで下さい。」
グレイ様の瞳を見てしっかりと伝えて両手を自分に引き寄せながらグレイ様の唇にキスをした。
「リィからしてくれるとは嬉しいな。」
「私グレイ様のことが大好きです。」
「俺もリィのこと大好きだよ。これからはどんなことでも隠し事はなしな。俺に何でも話すこと。」
「はい。言いづらいことも…うまく話せないかもしれませんが話します。」
私の言葉を聞いてグレイ様がちゅっと唇にキスをした。
グレイ様の唇柔らかい。たまらん。たまらん。
じっくり味わおうと思ってたらグレイ様が唇を離した……残念。
「まだしたかったか?」
にんまりと笑いながら私を見つめる。
そんなに不満そうな顔してましたか…………いやしてましたね。
自分で自覚あります。
「………………………………最近グレイ様に触れていませんでしたから触りたくてたまりません。グレイ様の唇が柔らかくて何度でもしたいです。」
ヤバイよやばいよ!!ヤバーーーーーーイ!!
正直に言えば言うほど、欲求不満に聞こえない??
変態なうえに欲求不満って………………令嬢としてあってはならないではないか!
きちんと言わなければ!欲求不満じゃないよ!って。
「ちっ違うんです。グレイ様が好きすぎて一秒も離れたくないんです。グレイ様の体温を感じたいだけなんです!!抱きしめられてグレイ様の体温を感じていたいだけなんです!」
いやいやいやいや…………いやーーーーーーー!!!!
何故二回言ってしまったんだ!!強調しすぎじゃないか!
素直に言葉にしてしまうと欲求不満の固まりみたいではないですか!!!!!
「へぇ~。リィがそんなこと考えているとは…俺は幸せだな。俺も離れたくないよ。」
頬にちゅっとキスをして甘い顔で私を見てる。
うわぁぁぁぁぁぁぁん。この甘い顔大好きなんだよーー!
私にだけ見せてくれるこの顔が大好き。
「グレイ様………最近二人きりになれなかったのでもっともっと甘えてもいいですか??」
甘えるだけじゃ足りないです………触りたいです。
もう止まりません!!
「いいよ。俺もリィに触れたい。」
うわぁぁぁぁ。グレイ様から直接言われるとたまらん!
こんな私でよければグレイ様の好きにしてください!
「いいですよ~。グレイ様になら沢山触ってほしいです!触ってくれると嬉しいです!」
にこりと笑いながらグレイ様を見つめ頬にちゅっとキスをした。
グレイ様も甘ーい顔をして私を見つめている。
はぁぁぁぁ。足りない。これだけじゃ足りない。
ぎゅぎゅぎゅーーーーーーーと抱きついて頬にちゅちゅっとキスをしてると頭がボーとして眠くなってきた。
グレイ様からもぎゅっと抱きしめられて温かくて、安心する~と思って目を閉じると意識が遠くなった。
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「………んっ。」
目を覚ますといつものベッドではなくグレイ様の首元が目にはいる。
スゥースゥーと息が聞こえてきてグレイ様も寝ているみたい。
うわぁうわぁーーーーーーー!!!!
いつの間にかグレイ様が横になりその上に覆い被さる状態で寝ていたではありませんか!
なんてラッキーなんだ。いつの間にか寝てたなんて勿体ないことした。
今グレイ様も寝ている………これは眺め放題じゃないか。
はぁぁぁぁ。グレイ様の寝顔素敵ー。
触っていいかな……触りたい…………!!!!!
はぁぁぁぁ。綺麗な顔ですべすべです!
見てるだけじゃ物足りなくなり頬にちゅっとしてみると、グレイ様は起きずまだ寝てる。
……………………今しかないと顔がにやりとなる。頬に瞼におでこにちゅちゅっとキスの嵐。起きないのでバレないように襲ってます!ごちそうさまです。
最後は…………唇にちゅっと長くキスをしてると、がちゃりとドアが開き誰かが立ってる気配がするが声が聞こえてこない。
やばいとわかっていたがグレイ様から体を離して振り替えると、そこにはお母様とクリスお兄様が立っていた。
なんてことだ…………ヤバイぞヤバイぞ!!
グレイ様の寝込みを完全に私が襲っていたのがバレた。