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102.お泊まり会2

「皆そう畏まるな。今は国王ではなくグレイの一人の親として皆と楽しく話したいからな。」


お義父様はやっぱり立派です。

この国の人達は平民貴族問わず皆国王陛下を快く思っていると学園でも言われている。

前国王のときにあった貧困層は今はもうなくなっているのはお義父様の手腕だと語り継がれてるのは有名な話だ。

そうなんだよねー。とってもフランクかと思ってたら国王としては本当に素晴らしい人なんだよね。


「ここだけの話、グレイの側近にカペロ、カシリスがいてくれたら心強いな。」


おおおおぉ!!

カペロ様にカシリス様、お義父様直々に言われてすごいですね!!


「国王陛下からのお言葉とても光栄です。」


「ありがたきお言葉です。グレイセド様に選んでもらえるよう頑張ります。」


カペロ様もカシリス様も嬉しそうです。やっぱり国王陛下からの直属のお言葉は嬉しいですよね。

ナージュ様もカシリス様を見ながら微笑んでます。

よかったぁ!!今日初めてナージュ様の自然な笑顔を見た気がします。

私のせいでとんでもないお泊まり会になってしまったのでナージュ様を巻き込んで不安でした。


はぁぁぁ、安心したらお腹すいてきちゃった。

ここの料理は絶品だし味わって食べよう!!

食欲がなかった訳じゃないけど、ナージュ様のことが心配であまり食べれなかったんだよねー。

人は心配事がなくなると美味しさも違うのね!!

パクパク食べているとお義父様がこれが本題とばかりに話をふってきた。


「リーゼ。」


「ふぁい。」


口に頬張ってたときに名前を呼ばれて思わず答えてしまった…………みんなの前で恥ずかしすぎる。

しかもお義父様から呼ばれたのに不敬過ぎる。


「食べてるときに話しかけてすまないな。」


やめてください。みなさんやめてください。

急いで口の中のものを食べてる私をそんな温かな目で見られるとよけい恥ずかしいですから!!


「んんっ。失礼いたしました。お義父様なんでしょうか?」


「学園は楽しいか?」


「はい。皆様に守られて安心して楽しい日々を過ごすことができました。ナージュ様という友達もできて学園の皆さんもよく話しかけてくれます。」


「なぁ、リィ。学園ではどんなことをよ(・)く(・)話(・)し(・)か(・)け(・)ら(・)れ(・)る(・)ん(・)だ(・)?(・)」


私の言葉にピクリとグレイ様が反応して微笑みながら私に言ってきた。

話の内容!?グレイ様そんなこと知りたいの??


「ん~そうですね全部は覚えておりませんが、ご令嬢の方からは趣味や肌の手入れの仕方とか……後はよくご兄弟の話…特にお兄様の話を力説されたり家に招待したいと言われたりしますね。」


「後半怪しすぎますわ。リーゼ様そんなことを言われたりしてるのですか?」


ナージュ様が心配そうに私を見ているので、何を心配してるのかわからず首を傾げてしまう。


「えっ?ナージュ様も普通に聞かれますよね?」


「………後半部分は普通は言われませんわ。」


えっ!?普通のことじゃないの!?

あんなに皆さんから言われるから普通と思ってた。


「で、令息からは何(・)を(・)よく言われてるのかな?」


グレイ様なんだか怒ってます??

ダークなオーラを醸し出しておりますが………怒るところありましたか?


「ご令息からは勉強の事や休日はどのように過ごしてるのかや、お花は何が好きかとか寝衣はどのようなものを着てるのか等ですかね。」


皆さんが食べてた手を止めて私を一斉に見た。

ん?何か変なこと言いましたか??


「………リィは何と答えたんだ?」


ひぃぃぃぃ………グレイ様がめちゃくちゃ怒ってる!!

クリスお兄様もカペロ様もカシリス様もサムウィル様もダークなオーラを放出中です!!


「休日はクリスお兄様と一緒に過ごしてることやお花は季節のお花を答えましたわ。寝衣はさすがに恥ずかしくてどう答えようか戸惑っているといつもナージュ様が聞いてきたご令息に何かを呟くとご令息は青ざめた顔をして走り去っていきます。それの繰り返しです。ナージュ様には助けてもらってばかりですわ。」


そう言えば、何で皆さん青い顔になって走り去っていくんでしょうね?


「あらあらあら。そういうことだったのね。うち(ウォレット公爵家)に最近よくお花が届くのよ。しかも色んなご令息から。お花は綺麗だけど送(・)り(・)手(・)が困ったものだわ。」


「えっ?知りませんでしたわ。すみません………今度からはお花も答えないようにしますね。」


「リィ、いいんだよ。俺が女性に(リィに)そんな質問をしては駄目だよ(殺す)と言っておく。もうそんな質問をしてくるご令息(やつら)はいなくなる(抹消する)から気にしたら駄目だよ。」


「えっ?ありがとうございます。よかったです…………いつも聞かれて少し困ってたのです。」


何故か悩みが1つなくなってグレイ様ににっこりと笑顔を向けるとグレイ様もにっこりと笑顔で答えてくれた。


その場を一部始終見ていた誰もがこうやってリーゼの周りを排除していき、恋愛に疎くなったのかと心で思った。


「学園は色々あるからな~。リーゼの話を聞いてるとミールやウォレット公爵婦人の学園時代が懐かしいな。」


あっ、それ聞きたいです!!

お母様とお義母様の伝説もありますもんね。

後で聞いてみましょう!!


「ところで、グレイの恋敵は誰かな?」


飲み物を飲んでいた時にお義父様が急に言ってきてゴホッと噎せてしまった。

突然何て発言をするのですか!!


みんな何も言えずシーンと静まりかえり、終始みんなを眺めていたお義父様が「なるほどな。グレイも大変だ。はははっ。」と言って楽しそうに食事をしていた。

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