#3.5 終わらない痛み
更新が遅れて申し訳ございません┏●
ガンプラが、作品を書くにあたってモチベアップになる事に気が付きました┏●
お楽しみ下さい┏●
ガチャッとドアが開いて、ボロボロの女性が入ってきた。
「いらっしゃいませ。ようこそNIGHT・Curtainへ。こちらへお掛け下さい。」
髪はボサボサで、何年も散髪した様子が無い。
顔には深く皺が刻まれ、その目には光が無かった。
「当店がどのような場所か、ご存知でいらっしゃいますか?」
「えぇ。どんな事をしてくれるかも知ってるわ・・・あの男を殺してちょうだい。」
「承知致しました。担当の者を呼んできますので少々お待ち下さい。」
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店の奥へ行き、階段を上がり居住スペースに行った。
ソファーで気だるそうにしている女に声をかける。
「仕事だ。下に行って片付けてこい。」
「随分、機嫌が悪いのね〜?何かあったの〜?」
「お前向きの客だ。少し覗いただけで反吐が出る。」
「あら、そ〜う?まぁ、さっさと片付けてくるわね〜。」
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「いらっしゃ〜い。アタシが担当のブルーよ〜。アナタの恨みはアタシが晴らしてあ〜げる。」
「あの失礼ですけど・・・」
「分かってるわよ〜。でもアタシに任せなぁ〜。アンタを騙したアイツは許さねぇから〜。」
「お、お願いします!」
「いい子ね〜。そうそう、人を呪わば穴二つって知ってるかしら〜?」
「覚悟の上です・・・」
「それじゃあ・・・・・・・・・・・・ゆっくりお休みなさい。」
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チッ!
また、サツに捕まりやがったか・・・
あのアマ俺の名前出しやがって・・・
クソッ!ガキ産ませたアイツからもっと慰謝料、取っときゃ良かったぜ・・・
ピンポーン♪
「はいはいはい。セールスは要らねぇよっ・・・・・・・・」
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「結婚詐欺に、薬までやってる割には質素な暮らしね〜。おかげで魂は腐って美味しそうだけど〜。」
「こ、ここはどこだ!おいテメェ!なんの真似だ!」
「アタシに話しかけてるの〜?汚い蛆虫風情が〜?」
「んだと?俺にそんな口聞いて、ただで済むと思うなよ!」
「ただで済まないのは〜お前の方だぁ〜。」
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「次はいつ会えるの?私、もっと貴方と居たいわ。」
「ん?あぁ。いつだろうな・・・そんなに俺の事が好きなのか?」
「もちろんよ!貴方と居るだけで幸せよ!」
「ありがとな。俺も愛してるぜ。」
この会話・・・前に何処かで・・・
「愛してるのに騙したのね・・・ひひひひひっ!」
「お、おい。大丈夫か・・・?」
「ワダジヲ・・・アイジデダノニ・・・ヒヒヒヒヒッ!」
「ひぃ!や、止めてくれ!」
「ワダジハ・・・アナダド・・・イッジョニ・・・」
「う、うわぁぁぁぁぁぁ!」
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「あれ・・・ここは確か、ガキと住んでた・・・」
「ねぇ、あなた・・・私、また薬が欲しくなったんだけど・・・」
「へ?あ、あぁ。ほら、新しい薬だ。」
「ありがトウ・・・アナダダゲガ・・・ワダジノ・・・ダンナザマヨ!」
「ひぃやぁぁぁぁぁぁ!」
「怨み恨んで蜜の味〜・・・自らの行いを知り我が糧となれ〜!」
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「戻ったわよ〜!」
「客の女性は、ちゃんと札にしたんだろうな?」
「失礼ねクロ〜。はい、コレよ〜。」
「姦姦蛇螺の札か・・・上物だな。」
「そりゃそうよ〜。何人もの女と、あの男の魂なのよ〜。上物じゃないとアタシが困るわよ〜。」
「片付けたなら文句は無い。」
まだまだ札が少ないな・・・
俺の顔剥ぎ
アカの構い太刀
ブルーの姦姦蛇螺
新しいのは3枚だけか・・・
まだまだ人間界には、世話になりそうだな・・・