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拝み屋NIGHT・Curtain  作者: SHELLY・BOSS
5/20

#3.0 塗り固められた心

今日は今回話だけです┏●


お楽しみ下さい┏●

毎日が楽しくて、フワフワしてる!

私は絶賛、素敵な彼と甘い時間を送っている。

最近、彼は忙しいみたいで数ヶ月ぶりのデートだった。


「次はいつ会えるの?私、もっと貴方と居たいわ。」


「ん?あぁ。いつだろうな・・・そんなに俺の事が好きなのか?」


「もちろんよ!貴方と居るだけで幸せよ!」


「ありがとな。俺も愛してるぜ。」


最高の時間だわ!

彼との時間だけが私の幸せ!

なのに・・・


*********************


「所持していたのは貴女なんですよ?彼氏さんは関係無いでしょう?」


「で、でも・・・彼宛に届いた荷物の中に薬が入ってるなんて・・・」


「はぁ・・・いいですか?所持していたのは貴女なんです。この場合、彼氏さん宛だとしても罪に問われるのは貴女なんですよ。それに、交際関係にある彼ですが、既婚者ですよ?スグに分かるような嘘を言っても仕方ないでしょう?」


「そ、そんな・・・でも、私達は・・・」


*********************


それから私は30年、鉄格子の中で暮らした。

彼に連絡しても繋がらないし、彼と過ごした家には知らない女性と子供が、彼と笑顔で過ごしていた。

私は誓った。

彼に・・・アイツに復讐すると!


*********************


「あら?あらあらあら〜。良い匂いがしてるわね〜。クロ〜。近いうちにアタシの客が来るから、ちゃんと紹介してよね〜。」


「珍しいな。お前が下まで降りてくるなんて。そんなに太客か?」


「えぇ。アタシ好みの良い匂いだわ〜。きっと最高の味よ〜。」


「てめぇは趣味が悪すぎるんだよ。」


「アカは大食いなのがいけないのよ〜?ちゃんと味わって食べたら、好みの魂の味に出会えるわよ〜?」


「味なんて知るか。俺は生きる為に食ってんだ。てめぇみたいに、趣味で食ってんじゃねぇよ。年増が・・・」


「アタシに言ったのかしらぁ〜?アタシに勝ったこと無いの忘れたのかしらぁ〜?」


「そこまでにしろ。ただでさえ、食べなきゃ力を使えないんだ・・・アカも、やたらと絡むな。」


「へぇへぇ。クロ様が居ねぇと、オレ達は生きてないもんなぁ。」


「アカは感謝ってモンが無いの〜?悪かったわねクロ〜。次の客の魂、1口あげるから許して〜?」


「要らん。それより・・・そろそろ来るぞ。」

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