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拝み屋NIGHT・Curtain  作者: SHELLY・BOSS
3/20

#2.0 集団心理

今回はイジメです。

イジメ問題は、いつまで経っても改善されませんね・・・

NIGHT・Curtainがあれば・・・

そんな願いを込めて、目を通して下さい・・・


お楽しみ下さい┏●

「今日も学校に行かないの?」


「行かないって言ってるだろ!ほっといてよ!」


今日もドア越しに母さんと喧嘩した・・・

学校学校ってうるさいんだよ!

学校なんて・・・


*********************


「よぉ!悪いんだけどさ、ちょっと買い物言ってくれねぇか?」


「もう、お小遣いも無いし・・・」


「はぁ・・・お前ってさ、俺らの財布だよな?ちゃっちゃっと買ってこいよ!」


「いっっ・・・もう・・・お金が・・・」


「そんなの知らねぇよ!」


僕は教室で今日も蹴られる・・・

僕の事を()()って呼んで、無理やり買い物させるんだ・・・

クラスの皆は、ただ見て笑ってるだけ・・・

誰も助けてくれない・・・


*********************


「だからさぁ・・・1回だけで良いんだよ。ホントに1回だけ、女子更衣室の窓を割ってきて欲しいんだよ。」


「でも・・・バレたら僕は・・・」


「大丈夫だって!俺たち、まだ中学だぜ?ほら・・・さっさと行ってこいよ!」


僕は背中を蹴られながら、校庭の隅にある女子更衣室の窓を、石で割った・・・


*********************


「とゆう訳で、窓を割ったのは誰だ?今日は学校全体で話し合いをしているんだ。犯人が出てこないと、学校全体の授業が遅れるんだぞ?」


朝のHRから3時限目まで、この話が続いている。

もちろん、犯人は僕だけど・・・無理やりやらされたんだ。僕は悪くないと思う・・・


「ここまで長引くなんてな・・・朝の職員会議で決まった事なんだが、犯人が出てこない以上、警察に協力を頼む事になるんだぞ?」


警察・・・でも僕達は中学生だから大丈夫だって・・・


「先生、俺、見たって言うか・・・撮ったんだけど・・・」


「ん?何を撮ったんだ?」


「これ・・・アイツが窓割ってる所・・・」


それから僕は、両親を学校に呼び出され、散々叱られた。

僕はちゃんと、無理やりやらされた旨を伝えたんだけど・・・

学校は、そんな嘘を言うなって・・・

散々蹴られて出来た背中のアザも見せたけど、イジメは無いの一点張りで・・・

両親も、アザの事は無視して僕が悪かったって・・・

何処にも、僕の味方は居ないんだ・・・


*********************


「ようこそNIGHT・Curtainへ。店長のクロと申します。お掛け下さい。ご要件を伺います。」


ここしか無いんだ・・・

僕はどうなってもいい。怨みを晴らしてくれるなら・・・

そう思いながら、学校の事を話した。


「なるほど・・・少々お待ち下さい。担当のモノを連れて参りますので。」


そう言うと、クロさんは席を立って店の奥に消えてしまった・・・


*********************


「仕事だぞ、アカ。さっさと起きろ。」


「チッ・・・どうせガキだろ?お前が相手しろよクロ。」


「俺のじゃ無理だ。早くしろ、待たせてるんだぞ。」


「はぁ・・・ったく、どうしてガキばっかの相手をしなくちゃなられぇんだ・・・」


*********************


「待たせたなボウズ。オレが担当のアカだ。話はクロから聞いた。で、どうしたい?」


赤いメッシュに染めた、怖そうな人だなぁ・・・

どうしたいって・・・僕は・・・アイツらを・・・


「学校のヤツらを・・・ウゥ・・・みんな・・・ヒック・・・殺したい!」


「おぉおぉ。泣くほどだったか。ほれ、これで吹きな。オレに任せとけ・・・そうそう、おめぇ人を呪わば穴二つって知ってっか?」


「ありがとう・・・ございます・・・グスッ・・・知ってますけど、僕にはもう・・・」


「了解だぁ・・・んじゃ、今日寝る前に、この紙を破け。怨みをたっぷり込めてな・・・」


*********************


言われた通りに僕は深夜2時頃、今までの事を思い出しながら、粉々に紙を破いて眠りについた・・・

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