#1.0 厚顔無恥の女
ホラー要素が皆無の回です。
トラウマを抉る場合がある回になります。
作者のトラウマの1つです┏●
お楽しみ下さい┏●
僕は今、恋をしています。
お相手は僕が生きてきた中で最も美しい女性です!
その方とはネット上での出会いですが、僕は本気で彼女と結婚を考えています!
「あ、あの!もし良かったら・・・顔写真の交換をしませんか?」
「えぇ。もちろんよ。」
やった!
好きな人の顔が見れる!
僕はそれだけで胸が踊った。
「じゃあ僕から送りますね!あんまりかっこよくないですけど・・・」
「そんな事ないわよ。カッコイイじゃない!」
「ありがとうございます!貴女も美人さんですね!」
恋は盲目と言うが、僕はそんな事気にしなかった。
ハッキリ言ってブサイク極まりない女性だった。
年相応な感じで、オマケにふくよかな部類に入っていた。
でも僕は、彼女を愛していた。
「僕、貴女と付き合って先の事まで考えたいです!」
「でも私、子持ちだし・・・前の旦那には捨てられたし・・・」
「僕が全部忘れさせますから!」
その後、数週間は上手くいっていた・・・
だが、みるみる彼女の性格が明らかになっていった。
口は悪く、他の男性ともやり取りをしていた。
僕は自信が無くなって、別れを告げる事にした・・・
「ごめんなさい・・・僕、やっぱり自信を無くしました・・・貴女とは友達で居たいです。」
「ふ〜ん。あっそ。君の事、ちょっと良いなって思ってたんだけど。」
僕は少しだけムッとした。
口も悪く、僕以外の男性とやり取りしているのに良いなって思ってたなんて信じられない。
僕は彼女との連絡を断つ事にして、ブロックした・・・
数週間・・・
僕は彼女の投稿に驚愕した。
「この人、急に顔写真送ってきて、アピールしてきて私の顔を見るなり、子持ちのビッチなんか興味無いって言うのよ!」
僕はそんな事言った覚えがない。
それに、やり取りは消していなかったから証拠もある。
彼女の投稿には様々なコメントがあった。
「この顔でとか無理だわ〜。背景もキモッ。」
僕は怒りに任せ、警察に著作権侵害と誹謗中傷の旨を相談した。
警察に相談しながら僕の心は落ち着き、2度目があったら事件にします。と言った。
数ヶ月後・・・
僕の怒りは収まらない・・・
何としてでも、あの女に苦しみを与えないと気が済まない!
僕は彼女の投稿がマナー違反だと運営に伝えたりした・・・
それでも僕は落ち着かない。
そうだ・・・
あと1つ頼れる所がある・・・
僕は夜の街に繰り出して、ある店を訪れた・・・
NIGHT・Curtain
怪しい噂が止まない拝み屋だ・・・
今日は、もう1話 行きますよ〜!