Appendix SS3; 主要登場人物リスト
A CRISIS 登場人物リスト
UpDate: 20200910
第三章まで
■ 水沢 達也 (Tatsuya Mizusawa)
シンガポール生まれ、シンガポール育ちの日本人。父親が仕事の関係でシンガポールに長く駐在していたため。長期休暇の時に父母の実家(祖父・祖母の家)に遊びに行ったくらいしか日本に行ったことが無い。
家は、タンピネスblock264にあるアパートメントの42階。
日本人学校には通わず、イーストコーストにあるインターナショナルスクールに通っていた。日本語、英語、マレー語に堪能。タミル語、北京語、福建語を多少理解出来る。
ゲーマーだったが、父親に勧められて始めたサッカーも得意。ゲーマーの反射神経、判断力と、九十分間フィールドを走り回る体力を兼ね備えたハイブリッドなオタク。(笑)
ファラゾア来襲(Battle of Esplanade)によりシンガポール国民のほぼ全員が難民となり、この時幼なじみのシヴァンシカと共にタイの難民キャンプに脱出。シヴァンシカの身に危険が迫ったとき、初めての殺人にもかかわらず反政府ゲリラを躊躇いも無く撃ち殺したという結構怖い性格もしている。
シヴァンシカが父親に引き取られた後にシンガポール軍に入隊するが、国籍の問題等あり、部隊配属でいきなり国連軍に出向となった。教育隊時代からパイロットとして類い希な才能を見せている。というか、超エース。
初任地はベトナムのバクリウ航空基地。その後「島渡り」作戦(Operation 'Island Tightrope')後に米国フロリダ州のホームステッド基地に異動となり、後に「イスパニョーラ戦役」と呼ばれる「ゾンビ・ストライク」作戦(Program 'Zombie Strike')に参加。
イスパニョーラ島へのファラゾア軌道降下を阻止する「サント・ドミンゴ」作戦(Operation 'Santo Domingo')にて核爆発至近にて放射線被曝し、大破・撃墜された。
サント・ドミンゴ作戦にて精神的外傷を負い、戦闘機の操縦が出来なくなった為に、国連軍が占有使用している米国カリフォルニア州サンディエゴのノースアイランド基地にて基地内宿泊施設付属のカフェテリアで働くことに。そこで常連客となったパトリシアとひっつく。
パトリシアの撃墜を切っ掛けに、ノースアイランド基地を襲撃してきた敵機の姿を見て怒りを燃やし、怒りパワーでPTSDを打破。(ありがちな展開でちょっと自己嫌悪)
でも、ちょー頑張ったのにパトリシアが死んでしまってorz。
■ パトリシア メイヒューゼン (Patrithia Mayhewsen)
オーストラリア人。白人、女。金髪ボブカットで碧眼。少尉。カリフォルニア州サンディエゴ・ノースアイランド国連軍基地(駐留地)5111TFS所属。カフェテリア「コロナド・ビーチ」の常連客。
本作のメインヒロイン。(と明記してみる)
明るく優しい、少々おっとりしたいかにもヒロインな性格。(死ぬけどね。ふふ)
トップエースであったらしい達也が、カフェテリアのホール係などと云う仕事をしている事に疑問を抱き、達也の復帰を後押ししようとする。(自分が死ぬけどね)
5111TFSはいわゆる雑用部隊で、空戦技術が未熟な者が押し込まれる部隊であり、パトリシアもその例に漏れない。(だから死ぬんだけどね)
カリフォルニア半島のラパスにファラゾアが降下定着した後、5111TFSも偵察に回され、武装偵察任務の最中に僚機を守り撃墜された。
ノースアイランド基地内の赤十字病院に収容され集中治療を受けるも、死亡。
メインヒロインがろくに活躍せずに死んでしまい、作者は現在迷走中。(泣
大丈夫。キャラクターは無限湧きできるから。
■ 武藤 豊成 (Toyonari Mutoh)
日本生まれの日本人。国連軍少尉。ノースアイランド基地5627ALS(AirLift Squadron)所属。
ノースアイランド基地のカフェテリアで日和っている達也を激励(?)しに店に来る。
高島重工業からの指名で、新型機「凄風」のテストパイロットに。
■ 田中 茂哉 (Shigeya Tanaka)
日本生まれの日本人。国連軍少尉。ノースアイランド基地5627ALS(AirLift Squadron)所属。
ノースアイランド基地のカフェテリアで日和っている達也を激励(?)しに店に来る。
高島重工業からの指名で、新型機「凄風」のテストパイロットに。
■ アレクシア イゾレンタイン (Aleccia Isolenteine)
カナダ人。白人、女。茶髪巻き髪セミロング。灰色眼。少尉。カリフォルニア州サンディエゴ・ノースアイランド国連軍基地(駐留地)5111TFS所属。
パトリシアと共にカフェテリア「コロナド・ビーチ」の常連客。
パトリシアよりも闊達な性格で、少々キツめ。ほんわかしたパトリシアに対して、ツッコミ役、或いはオカン役。
■ マーチン ヘリック (Martin Hedrick)
米国人。白人、男。カリフォルニア州サンディエゴの国連軍駐留地(所有は現在も米海軍)ノースアイランド基地内にある高級将官用宿泊施設「NAVY CLUB」付属のカフェテリア「コロナド・ビーチ」料理人兼店長である軍属。世話好きの酒好きのお人好し。
もともとNYCで自分の店を持っていたが、ファラゾア侵攻に伴う破滅的不景気と治安の悪化により、西部に逃げてきた。料理の腕はそれなりに良いらしい。得意料理はロティサリーチキン。
アレクシアがお気に入りで、どうやらアレクシアの方もまんざらでは無いらしい。
カリフォルニア半島にファラゾアの効果があった後、最前線化したノースアイランドからサン・フランシスコへと避難。
■ シャーリー アーレンベック (Shirley Uhrenbeck)
オランダ人。白人、女。眼アイスブルー、髪ブラウン。米国フロリダ州ホーンステッド国連空軍基地5339TFSの14番機。戦闘機操縦の腕はかなりのもの。
少々ツンデレ系の戦闘狂寄りでかなり病んでる。短気でお節介な割には、他人に興味を示さず、ファラゾアとの闘いに有用なもの以外は全て切り捨てる。逆に有用であれば、とことん粘着する。周りからは完全に異常者扱いされている。
・・・というのは昼間の性格で、任務を離れると実は情が深く理知的で落ち着きのある真人間。という事を知っているのは、ジリオラと達也だけ。
ハイスクール時代に付き合っていた彼氏がカナダの戦線で戦死した事から、ファラゾアの撃破に異常な執念を燃やす。任務中の奇行はこれが理由。
達也と引っ付いて結構良い雰囲気になるも、サント・ドミンゴ作戦(Operation 'Santo Domingo')にて、キューバ島上空でファラゾア戦艦からの艦砲射撃を受けて内蔵破裂、右手骨折の末、ファラゾア機の長距離狙撃を受けて爆散。死亡。
■ ジリオラ スキャーヴィー (Giliola Scavie)
イタリア人。白人、女。金髪・灰眼のグラマラスな美人。米国フロリダ州ホーンステッド国連空軍基地5339B2小隊長。中尉。優しげな喋り方だが、面倒見の良い姐御的性格。
達也を除けば唯一シャーリーとの付き合いが深く、彼女が実はまともな人間である事を知っている。
本人達は知らなかったが、米空軍部隊から5339B2小隊は「カリブの台風(Caribbean Typhoon)」と呼ばれていたらしい。わざわざ敵密度の濃いところに突っ込み暴れ回る様から。
なぜハリケーン(カリブ海の台風)でなくタイフーン(アジア地域の台風)と呼ばれたのかは不明。実質達也が主力だからか?
ゾンビ・ストライク作戦(Program 'Zombie Strike')内のサント・ドミンゴ作戦(Operation 'Santo Domingo')にて、キューバ島上空で大気圏外に停泊したファラゾア戦艦からの艦砲射撃を受けて機体大破し、本人も意識不明の重体となり、そのまま墜落して死亡。
■ マイルズ ゲルトナー (Miles Gerdtner)
米国人。白人、男。フロリダ州ホーンステッド国連空軍基地5339TFS(グリンドル隊)飛行隊長。少佐。管理職にしては砕けた性格。
ゾンビ・ストライク作戦(Program 'Zombie Strike')内のサント・ドミンゴ作戦(Operation 'Santo Domingo')にてMIA。
■ パナウィー パタナシリロイ (Panawee Pattanasiriroy)
タイ人。女。黒髪直毛、黒眼。少しきつめの顔で美人。
バクリウ基地配属の国連軍航空隊4287TFSのB中隊長、兼B1小隊長。大尉。達也の直接の上官。
案外冗談の通じる砕けた性格で、作戦中以外は結構普通のどこにでも居るノリの良い女の子な性格をしている。アランとの掛け合い漫才は殆ど名物。
戦闘機を操らせると凄まじい腕前を持っており、バクリウ基地でも一二をあらそうエース。その為「バクリウの女皇(Empress of Bak-Liew)」の異名を持つ。
パナウィーが女皇と呼ばれるので、部下のアランと達也は「ロイヤルガード(Royal Guard)」と呼ばれることに。また、この三人で構成される4287B1小隊は「デルタサーカス(Delta Circus)」と呼ばれることも。
フィリピンのニノイ・アキノ空港を起点としたカリマンタン島攻撃作戦「Island Tightrope」にてMIA。
■ アラン マクダネル (Alan McDonel)
シンガポール人。男。白人。濃茶髪、茶色眼。
バクリウ基地国連軍航空隊4287TFS所属。少尉。パナウィーの部下。達也の僚機。
冗談好きの超砕けた性格。夜の街をうろついているちょっと不良入った小僧、という感じ。案外面倒見は良い。
そこら辺のゴロツキと変わらないような態度と喋り方だが、戦闘機を操る腕前は相当なもので、パナウィーの無茶な機動に難なく付いていき、被撃墜率も極めて低く、スコアも高い。
フィリピンのニノイ・アキノ空港を起点としたカリマンタン島攻撃作戦「Island Tightrope」にてMIA。
■ フランシス チェン (Francis Chen)
インドネシア人(華僑)。男。
バクリウ基地国連軍の整備兵。殆ど達也専属となる。ちょい悪オヤジっぽい。
整備兵としての腕は悪くなく、日本軍に指導を受けながらも達也の四〇式零改を完璧に整備してみせる。
■ 大下 圭司 (Keiji Ohshita)
日本人。高島重工業航空機事業部設計開発部所属。
飛行機オタクのメカオタクのマッドエンジニア。(笑)
超高性能の飛行機を作ることと、自分の「作品」がファラゾアに対して無双する事以外には殆ど興味が無いらしい。
パイロットは戦闘機の性能を低下させる部品、とか考えてるフシがある。
■ 逆井 敦 (Atsushi Sakasai)
日本人。国立重力研究所人工重力理論部主幹研究員。
国際プロジェクト Project "Lolium Multiflorum"による人工重力発生器の解析・開発を担当する日本の、当該研究の中心人物。
もともと高エネルギー研で統一場理論研究を行っていたが、同プロジェクト発足とともに日本が人工重力発生器開発の担当となり、抜擢された。
いかにもな研究者であり、研究に没頭するとメシ抜きでも七十時間程ならば問題無く連続稼働出来る。但し煙草は必要。煙草が切れると一時間以内に活動限界を迎えるヘビースモーカー。
コンビニ前で煙草を吸っている時に渡された怪しいメモリカードの中身が、実は重力技術をゼロから解説した技術書で、その情報を元に人工重力発生装置を完成させる。
メモリカードを渡したのは誰か?
はい。アキバ系ヒキオタニートなコミュ障ピザです。(゜▽゜)
■ ヘンドリック ケッセルリング (Hendrick Kesselring)
ドイツ人。男。白人。淡茶髪、青灰眼。
元々ドイツ外務省勤務の官吏だったが、EUへと出向になり、EU INTCen(欧州連合情報活動分析センター)に勤務していたときにファラゾアの来襲があった。
情報局関連の仕事に才能を見せたため、そのまま引き続きEU INTCenに勤務することとなり、次第にファラゾア関連の機密情報を取り扱う担当責任者に。(この場合の「機密情報」とは、ヤバくて世間に公表できない事実を指す)
統括する欧州連合情報活動分析センターファラゾア対策第三班が、ストラスブール郊外の工業地帯にある廃倉庫に移設されると同時に同所に移動。その立地から、第三班は「倉庫」の通称で呼ばれる、ファラゾア関連全般のヤバい情報を扱う諜報組織となる。
「倉庫」初代局長。
■ シヴァンシカ シリビスワサン (Shivanshika Siri-biswasan)
達也の幼なじみ。女。黒髪直毛、黒眼、少し浅黒い肌。同じアパートメントの38階に住んでいた。
インド人学校には通わず、達也と同じインターナショナルスクールに通っていた。
英語、ヒンディー語、タミル語、マレー語に堪能。福建語、北京語は少し。
ファラゾア来襲(Battle of Esplanade)時に達也と共にシンガポールを脱出、共にタイの難民キャンプへ。二年後、父親が迎えに来たことで、達也と離れコルカタの親戚の家に身を寄せることになった。
■ 実田 源二 (Genji Saneda)
日本人。日本海軍312飛行隊長。中佐。(空母「きい」航空隊長)
もともと航空自衛隊に勤務していたが、自衛隊が日本(防衛)軍に変わるに当たって配備された空母「きい」に配属され、そのまま海軍航空隊に転籍となった。
日本海でロシア海軍と合同で実施されていた演習に参加している時にファラゾアの来襲があり、ノーラ(シベリア)に降下したファラゾアを撃退するために特別支援部隊としてロシアに派遣された。
そのままハバロフスク中央空港に留め置かれて在ロシア特別支援部隊の隊長となった。
シベリア派遣中に大佐に昇進。
帰国後、高島重工業に出向し、テストパイロット兼システム開発アドバイザーとなる。
■ 若林 佑一 (Yuichi Wakabayashi)
日本人。日本海軍312飛行隊所属。中尉。
実田の部下。実田と同じく航空自衛隊からの転向組。
少し冷めた落ち着いた性格。但し嫁と娘の話をするときは別。宇宙一可愛い娘と、世界一美人な嫁、らしい。(若林談)
シベリア派遣中に大尉に昇進。
■ 長谷川 広明 (Hiroaki Hasegawa)
日本人。日本海軍312飛行隊所属。中尉。
実田の部下。ツェントラリニ・エアロドロム内に店を出しているハバロフスク市内のパン屋の看板娘マリーナちゃん(金髪碧眼巨乳)に片想いするも、実は既婚者で子持ちと分かりorz。
シベリア派遣中に大尉に昇進。
■ 水沢 毅 (Takeshi Mizusawa)
達也の父。某大手日系商社に勤めており、シンガポールに十五年間駐在している。
オフィスはMRT東西線のタンジュン・パガール駅近くにある高層ビルの中にある。
若い頃はラグビーに熱中し、就職してからはアウトドア好きに。
ファラゾア来襲(Battle of Esplanade)時、達也に電話を掛けたのを最後に行方不明。
実はシンガポール軍属となり、シンガポール島からの全国民脱出を手伝っていた。その後半強制的にシンガポール軍に編入され、国連軍に出向。
国連軍では教育隊の指導教官であったが、「ゾンビ・ストライク」作戦に参加の為にフロリダ州・ホームステッド基地に異動となり、そこで達也と再会する。
イスパニョーラ島へのファラゾア軌道降下を阻止する「サント・ドミンゴ」作戦にてMIA。地球人類側が発射した核ミサイルの爆発に巻き込まれたものと思われる。
■ 水沢 真理江 (Marie Mizusawa)
達也の母。専業主婦。特にメイドは雇っていなかった。
達也の父、毅と大学時代に知り合い、毅のシンガポール赴任を機に結婚した。
ファラゾア来襲(Battle of Esplanade)時、タンピネスに着弾したファラゾアミサイルが住んでいたアパートメントをほぼ直撃しており、それ以来行方不明。死亡しているものと推定。