38. 地上の太陽
■ 2.38.1
05 April 2040, North Kanto, Japan
A.D.2040年04月05日、日本、北関東
眼下に広く南に向かって開けた北関東の田園地帯と、左手の彼方に太平洋、そして右手には日光の山々が見える。
平野では辺りを春の温もりと春先に咲く可憐な草花が埋め尽くし、コートを脱いで皆軽い服装に変わった頃だろうが、日光から北に続く峰々はまだ白い雪に覆われていた。
それでも、つい半日前まで見渡す限り白銀の雪と氷に埋もれたハバロフスクに居た実田にとって、この光景は懐かしくもあり、また心を軽やかに躍らせるに充分な南国の春の光景であると言えた。
尤も、その雪と氷に閉ざされた様に見えるシベリアの大地でも、そこに住む人々は皆僅かな春の気配を感じ取り、再び春が来たことを喜び表情を明るくしていた。
五年近くもそこに住んでいれば、その様な感覚も現地化する。
実田も雪と氷の世界の中に、朝晩の冷え込みの厳しさが緩んだことや、雪解けの水の流れる音、頬に当たる風の鋭い冷たさが鈍ったことなど、春が近いことを感じ取り、今年も生きて春を迎えることが出来そうだという事実にささやかな喜びを感じていた。
そこにこの異動の指示があった。
内地に帰れることを北の大地で戦い続ける皆が羨み、盛大且つ乱暴に送別会を開いてくれたのがほんの数日前。
海軍式の帽振れの列に見送られながら、未だ凍り付いたままの滑走路を飛び立ったのが今朝。
南千歳で一度給油し、日本列島に沿って南に飛びながら、久しぶりに見る祖国の景色が南下するにつれて冬から春へと徐々に変わっていく様を十分に楽しむことが出来た。
実田が長く日本を離れている間に、祖国の姿は色々と様変わりをしていた。
国全体が戦時経済に移行し、戦いに勝つためというよりも生き残るために全てが軍事を最優先にされ、海上交通を断たれて輸入に頼っていたあらゆる物資に困窮し、民間では電気さえもが十分ではないと聞いていた。
対して今まで日本では日陰者扱いであったいわゆる軍需産業は、問答無用に戦いを仕掛けてくる強大な敵に対抗し生き残るためという錦の御旗の元に大きくその業績を伸ばし規模を拡大していた。
自ら軍人である実田であるが、民間が困窮し軍需産業が元気に全力運転を続けるこの状態が喜ばしいものであるとはとても思えなかった。
自分自身が経験したわけではないが、百年程前に日本が最後に経験した大戦の、伝え聞く末期の状況によく似ている、と思っていた。
それでも生き残るため。
ただ単に敵に勝つためでは無く、戦いに負けてしまえば人類という種がこの世から消し去られるという絶望的な事態を回避するため。
消滅したくなければ、勝つ以外にない。
だから敵に打ち勝つため、誰もがその困難を強いられている状態を我慢し、受け入れているのだった。
那須高原を過ぎ、最終アプローチに入る。
これも変わったことの一つだった。
もともと北関東、特に関東平野の北端を走る国道50号線沿いには多くの機械産業が栄え、ファラゾア来襲前には、日本の経済を支える機械・自動車工業の一翼を担う工業地帯であった。
化石燃料の民間への供給が大きく絞られ、電気にも欠乏する様になった日本では自動車産業はそのままの業務形態では生き延びていくことが出来ず、ファラゾア来襲前は自衛隊あるいは新生日本軍向けに細々と軍用機を開発製造していた数社を中心にして、産業構造の大転換が行われた。
中でも特に、先の大戦時から軍用機を作り続けてきた高島重工業は、この大転換の波に乗る様にして大きく力を伸ばし、高島重工を頂点とした航空機工業のピラミッドを形成したことで、今や北関東は各務原と並ぶ日本の二大航空産業地帯と化していた。
ところが北関東には元々、ヘリポートを除けばまともに空港と呼べる様な施設はなく、これから先この北関東エリア一帯が大航空産業地帯として邁進するための大きな足枷となっていた。
その為日本政府はこの航空産業を支えるべく、この工業地帯に隣接した形で急遽北関東空港を建造したのだった。
今回、実田が着陸を指示されたのがその北関東空港だった。
山岳部を抜け、平野に出る。
水田や麦畑が広がる中を蛇行する鬼怒川に沿って高度を落とす。
まだ水も張られていない土色の水田と、葉が伸び始めた緑の麦畑のコントラストが眼に鮮やかで、風にそよぐ麦畑の葉が一層春を感じさせる。
滑走路上に進入した後、ふわりと舞い降りる様に実田のF15RJは着地した。
本来、機体は前線の基地に残して後任のパイロットが使い、異動するパイロットは定時補給を行った輸送機の帰りの便などに便乗して移動するのが普通だ。
しかし今回に限っては、前線に投入したF15RJの中では初めての後方異動が発生したため、長く前線で戦い続けた機体を調査したいとのメーカー側からの要望があり、実田は愛機に乗って戻ってくる様に指示されていたのだった。
駐機スポットに愛機を止めた実田を、数人の整備兵が出迎えるが、さらに一人スーツ姿の男が機体の脇に立っていることに実田は気付いた。
「実田大佐。お勤めご苦労様でした。高島重工、設計の秋吉と申します。お迎えに上がりました。」
そう言って秋吉と名乗ったスーツ姿の男は、民間人らしく一礼した。
「秋吉さん? 実田です。機体の方はこのままでも?」
実田は秋吉のお辞儀に敬礼で返しつつ自分も名乗った。
「はい。そのままで結構です。各務原への移送の手配は終わっています。お手回り品だけお持ちになって下さい。」
実田は秋吉の先導で電動カートに乗り、空港施設の中でシャワーを浴びて制服に着替えた。
空軍の濃紺の制服に袖を通すのは久しぶりだった。ハバロフスクでは常にパイロットスーツを着ていた。
再び秋吉の先導で空港の建物を出て、空港のVIP出入り口に横付けにされた黒塗りのセダンに二人とも乗り込む。
エプロンで愛機から降りて地面を踏みしめたときには特に何も感じなかったのだが、空港の建物を出て、眼の前に広がる田園風景と、懐かしい形の家並みと、そして遠くに霞む雪をかぶった山々を眺めた時、実田は初めて内地に戻ってきたことを実感した。
生きて帰って来た。ここは、祖国だ。
哀しみや怒りや喜びや虚しさ、恐怖や使命感、北の最前線で五年の間に感じて心の底に堆積していた様々な感情が一度に全て吹き上がってきた様な、どう言い表せば良いのか分からない感情が激流の様に身体中を流れ、年甲斐もなく自分の目が潤むのを自覚していた。
車は空港脇の広い一般道路からすぐに高速道路の高架に進入し、その高架道はしばらく北進した後に北関東道に合流していった。
北関東空港は、JR線、北関東自動車道、国道50号線からそれぞれ直接の引き込み線を持つ。
大型のセダンが電気自動車である事に驚きを感じていた実田だったが、ともすると涙をこぼしてしまいそうな表情を秋吉に見られたくないのと、長く離れていた祖国の景色をまだ眺めていたくて、車窓を流れる風景を黙ったまましばらく眺めていた。
秋吉も実田に話しかける様なことはしなかった。
勿論ドライバーも口を開く様なことはせず、例えサングラスの奥の瞳がルームミラー越しに実田を観察していようとも、実田がその視線に気付くことはなかった。
「このまま御社に?」
たっぷり十分以上経ってから、ようやく実田は窓の外から視線を外して秋吉を見て言った。
「はい。お疲れのところ恐縮ですが、このまま本社に向かいます。今日明日本社でオリエンテーションを終えた後は、月曜日から同じ市内の高島アビオニクスシステムズにて実務に移らせて戴きます。」
太陽は既に西の空にあった。
高島重工の本社に到着する頃には、ほぼ終業時間を迎えているだろう。
多分、高島重工本社で秋吉の上役が合流して簡単な挨拶の後、夕食を共にして今日はお開きとなるだろう、と実田は推測した。
「民間の組織で働くのは初めてです。色々と非常識なところがあるかも知れませんが、宜しくお願いします。」
実田は軽く頭を下げた。
「とんでもない。こちらから請うてお出で戴いたのです。我々の方こそ歴戦の勇士に失礼無き様、心して仕事に当たらせて戴きます。」
秋吉は笑いながら右掌を実田に向けて振った。
真面目な態度で余り慇懃でもなく、かと言って砕けすぎても居ない。この男の事は好きになれそうだと実田は思った。
「私の仕事は、基本的に試作機のテストパイロットと、シミュレータの開発という事で宜しいですか?」
この話を突然基地司令に持ち掛けられた時には、かなり驚いた。なんで自分が、という思いが半分はあった。
お前にはもう前線は耐えられない、一歩下がれと言われた様な気がして、腹立たしく悔しい思いもした。
しかし冷静になって良く考えれば、経験を積み技術力も高いパイロットの使い方は、前線でエースとして使う方法ともう一つ、後方で新しい戦力を作り出すという使い方の二通りがあるのだと、今や管理側の立場となって久しい実田は気付いた。
そこには自画自賛も含まれているかも知れない。しかしエースに近いパイロットの経験と知識を失うのは余りに勿体ない話だっという事は、自分自身良く理解出来た。
戦い続けていれば、例えその者が伸び盛りであろうが絶頂期であろうが、何かの拍子に撃墜され失ってしまうことがある。
それは本人の実力だけで回避出来るものでは無く、運や確率というものが多分に作用する。
その様な不慮の事故で失われる前に安全なところに保護し、次の世代のパイロットや兵器を生み出す礎としようとするのは、当然のことと言えた。
前線で使えなくなったから下げるのではなく、最高に仕上がったものを失ってしまうより前に手元に戻す。
そう考えるならば、後方でテストパイロットとなるのも悪くないと思えた。
実田はそうやって自分を納得させることにした。
「はい。現在、対ファラゾア戦に特化した機体を次々と開発しております。ただのテストパイロットとしてではなく、常に前線に立っておられた大佐のご経験から、足りないところ甘いところをご指摘戴ければと思います。
「また、テストフライトは流石に毎日プログラムが組まれる訳ではありません。テストフライトの無い時は、開発中のシミュレーションシステムについての評価とアドバイスを戴きたいと考えております。」
「分かりました。詳細は後ほどご説明戴けるのですね。」
「はい、勿論です。それとご住居は市内のホテルに部屋を用意しております。別送の荷物もそちらに届く様に手配してあります。通勤はこちらで用意した車で送迎致します。落ち着いたところでもしご不満があれば、お住まい車共に如何様にも変更出来ますので、仰って下さい。」
「痛み入ります。何から何まで済みません。」
「何を仰います。今まで長い間、我々を守り命を掛けて戦ってこられたのです。この程度、我々からの恩返しとしても些細な事です。」
車は北関東道から東北道に乗り換え、他に殆ど車の姿も無い高速道路を140km/hで走り続けた。
■ 2.38.2
15 June 2040, Saint-Paul-lez-Durance, France
A.D.2040年06月15日、サン・ポール・レ・デュラン、フランス
「トリチウム発生量安定しています。混合気打ち込み速度安定。磁束安定。プラズマ散乱安定。問題無し。」
深い緑色の壁に囲まれた静かな制御室にオペレータが状況を読み上げる声が響く。
制御室に詰めている総勢四十五名の技術者や研究者達が、固唾を呑んで前方大スクリーンに投影されている、オプティカルビューポート(覗き窓)からのカメラ画像に注目している。
画面には、鈍く光るコンボヘリカル式核融合炉内壁の金属の壁と、その手前に浮かぶ重水素と三重水素からなるプラズマが強烈な磁束で拘束されて、徐々に明るさを増す光の帯が映し出されている。
「ビーム強度上昇します。8.0。プラズマ安定。磁束問題無し。エネルギー増幅率0.0。」
「ビーム強度を0.5ずつ上げていってくれ。」
プロジェクト主任のルネ・デュボワのよく通る低い声が制御室に響く。
「諒解。ビーム、8.5。安定・・・9.0。安定・・・9.5。安定。」
「エネルギー増幅率動きました。0.3。中性子放出を確認。反応開始します。」
「ビーム強度、10.0・・・中性子ビームガン安定。プラズマ安定。」
「エネルギー増幅率上昇。0.85。プラズマ温度1億突破。」
「ビーム強度、10.5・・・プラズマ安定。磁束安定。」
「増幅率さらに上昇。1.0。臨界突破。さらに上昇中。」
核融合反応に限って云うなら、2020年代後半にITER(国際熱核融合実験炉)を用いて達成されていた。
未だ達成されていないのは、外部からのエネルギーを投入すること無く、核融合から発生する熱だけで継続的に核融合反応を維持し、長時間それを安定して保持することだった。
それが出来なければ核融合による発電は実質上不可能だ。
核融合反応を起こすだけで良いのならば、1950年代初頭にとっくに成功している。水素爆弾として。
「ビーム強度、11.0・・・プラズマ安定、磁束安定。」
「増幅率上昇。4.5・・・5.0突破。安定プラズマ生成。」
核融合炉壁であるブランケット改良を担当したイェリク・スヴァンテソンは、モニタが映し出す炉内映像を注視しながら祈る様な気持ちでオペレータが数値を読み上げる声を聞いていた。
撃ち落とされたファラゾア機を分解し、内蔵される小型の核融合炉を解析した結果得られた技術を応用して作成された新型のブランケットだった。
当然初期試作品が思う様に動作することは無く、幾度となく改良を重ねてきた。
前回の試験では、エネルギー増幅率が5.0を越えた辺りでプラズマが突然不安定となり、結局失火した後に高密度のプラズマが急に解放されたためにブランケット内壁が大きく損傷したのだった。
ファラゾア製の炉殻を真似たトロイダイト複合型ブランケットを再び改良し、今日の試験にこぎ着けるまでにまた数ヶ月の時間がかかってしまった。
イェリクだけでなく、制御室に今立ち会っているメンバーで他にも両手を胸の前で組んでいる者や、手を胸に当てて小声で祈りの言葉の様な者を呟いている者も居る。
「混合気打ち込み流速を12.5にセット。」
「増幅率10.0を突破。プラズマ安定。」
「磁束安定を確認。ビーム強度0.1まで絞ります。3、2、1、カット。」
「増幅率増大1450。プラズマ安定。磁束安定。安定核融合維持を確認。」
その場に居る皆の顔に強い期待の表情が浮かぶ。
「・・・三十秒間のプラズマ安定を確認しました。」
「中性子ビームカットオフ。」
「中性子ビーム強度ゼロ。プラズマ安定。磁束安定。継続的な中性子放出を確認。安定核融合継続中。」
制御室内に小さな歓声が沸き起こり、すぐに消える。
まだだ。まだ成功とは言い切れない。
その場に居る全員がそう思っていた。
さらに張り詰めた空気が室内に漂う。
居合わせた者達の発する期待と熱気で、炉内と同時に室内の温度も上昇し続けている様な錯覚さえ覚える。
「十分経過。ビーム強度ゼロ。プラズマ安定。中性子放出量安定。安定核融合継続中。目標、クリアしました。」
次の瞬間、制御室内に居合わせた四十五名全員が大きな歓声を上げた。
皆が互いに握手し、抱きつき合い、歓喜の表情で笑い合っている。
ルネも満面に笑みを浮かべ、喜びと祝意を表して次々と彼の元を訪れる面々と握手をし、抱擁し合ってその大きな身体全てを使って喜びを表している。
「やったな。おめでとう。君の成果だ。」
イェリクの元を一人の日本人が訪れ、笑顔で彼女の肩を叩いた。
彼女がこのITER計画に参加して働き始めたときからずっと彼女の上司で、今は反応装置統括の地位に就いているコダマだった。
「有難うございます。全てが報われた気がします。」
手探りで闇の中を進む様な最初の数年間。
ファラゾアの来襲であらゆるものが止まり、放棄解散の危機に直面し、その後七ヶ国会議と国連で最優先開発技術に指名された後の殺人的な忙しさ。
異星の超絶技術を取り込めと言われ絶望し、プロジェクト本部や国連の身勝手な言い草に激怒し、自分の端末のモニタを叩き割ったりしたこともあった。
だが、彼女たちは成功した。
今、「地上の太陽」と呼ばれた原子の炎は彼女たちの眼前に立てられたモニタの中で、眩しい光を発しつつも安定して反応炉内に横たわり、膨大なエネルギーを吐き出し続けている。
「後は日本が早く人工重力発生器を開発してくれることを祈ろう。あれがあれば反応炉は一気に小型化してさらに安定化できる。」
ファラゾアのリアクタは、今イェリク達が開発しているものと同様の磁束によるプラズマ拘束機能を確かに持っていた。
しかし詳細な解析の結果、磁束によるプラズマ拘束は反応初期の言わばスターター機能の様なものに過ぎず、反応が安定した後は附随する人工重力発生器を用いて炉内に高重力場を生成して、核融合プラズマを高重力で固定化安定化させる構造であることが明らかになっていた。
まさに小さな太陽だった。
核融合炉開発と人工重力発生器の開発は、それぞれ切っても切り離せない共存関係にあると云って良い。
核融合炉による大電力がなければ人工重力発生器は実用に耐えることは出来ず、人工重力発生器がなければ小型核融合炉は、これも実用に耐える大きさにまとめる事が出来ない。
現段階では核融合炉は人工重力を使えず、磁束でプラズマを無理矢理押さえ付ける仮初めの形で動いている。
一方人工重力発生器は核融合炉による膨大な電力を使う事が出来ず、従来型発電所から供給されるなけなしの電力を、民需用に供給すべき部分からむしり取る形で使用している。
しかし今日、人類は初めて自分達の作り出した太陽を手に入れた。
この成果は、既に動き始めている量産型核融合炉建設計画にすぐさま手渡され、可能な限りの短期間で多くの核融合発電所が世界各地の未だ人類が生存している地域に建設される計画となっている。
エネルギー不足に喘ぎ、思う様に進められない人工重力発生器開発に力を与えることになる。
同様に、今は必要なだけの試験を十分に実施することが出来ない、対ファラゾア兵器開発にもふんだんに電力を与えることが出来る。
人類は現実的な意味でも象徴的な意味でも、小さな太陽をやっと一つ手に入れたのだった。
いつも拙作お読み戴きありがとうございます。
少し長くなってしまいました。
門外漢なもので核融合炉の起動に関するシーケンスは、結構適当です。ご専門の方がもし読んでおられたら・・・見逃して下さい。(笑)
白状すると、核融合プラズマを重力場で拘束する方式は、本作を書き始め、流れの詳細を考えているときに考えつきました。「夜空に・・・」の方で、レジーナのリアクタ起動時に炉内の重力場制御に関する記述がないのはそれが理由です。
こんな簡単なことなのですが、案外思い付かないものです。