50. 大宗主(オーヴァーロード)
■ 11.50.1
「あの人魚達は何だったのだろうな。」
当然のことながら、ヘンドリックがビラヴァハウスの中で見つかった最大の謎に触れる。
ビラヴァハウスから長いピットを辿った先に巨大なホールが存在し、これまでに無い多数の生体保管カプセル(Living Body Storage Cell)が発見された。
このホールはトゥオマスの強い要求によって「エデン・ホール(EDEN Hall)」と命名されたが、そこには一万を超える生体保管カプセルの中に、現生人類を筆頭に、すでに絶滅して地球上に存在しなくなった人類や、人類と他の生物を構成したとしか思えない異形の生物の身体が、脳死状態で保存されていたのだった。
「・・・人魚も人魚だがね。あそこに並んでいた旧人類の種類に気付いたかね?」
狂気の産物としか思えない、空想上のものでしかなかった異形の生物の姿を思い返し疲れた声で呟いたヘンドリックに、トゥオマスがいつもよりも低く静かな声で尋ねた。
「ネアンデルタール人だろう? 合っているか? 私は形質人類学には余り明るくなくてね。」
「ホモ・ローデシエンシス、ホモ・ネアンデルタレンシス、ホモ・ヘルメイ、ホモ・フローレシエンシス、ホモ・ハイデルベルゲンシス、そしてホモ・サピエンス。二十万年から四十万年前に地球上に生存していたと考えられる人類だよ。
「私はここ数日、なぜ彼等がこの時期の我々の祖先の生体を、半ば標本として大切に保管しているのか、そればかり考えていたよ。全く悩ましい問題だ。」
「何を言っている? ファラゾアは約三十万年前に一度地球を訪れていた。そして我々現生人類であるホモ・サピエンスの発生に一枚噛んでいた、というのが定説では無かったのか? 当時生存していた人類に対して何らかの改造を加えて進化させ、ホモ・サピエンスを発生させた、と。君もその説を支持していたと思っていたのだが? その遺伝子操作を行った標本が保管されていても不思議ではないだろう?」
トゥオマスの突然の発言に対して、その方面について専門家でも無いヘンドリックは戸惑いを隠せず、現在ファラゾアに関する機密情報を開示されている一部の者の間で共有されている情報を確認しようとした。
尤も、新たに唱えられた前述の「定説」によって従来の定説を根本からひっくり返された今、誰がその道の専門家なのか混乱した状況となっているのだが。
「何を言っているんだ、君は。その点について矛盾があると私はずっと言い続けていたはずだよ。ファラゾア人と地球人は交配さえ可能なほどに近似した遺伝子を持っている。それは我々地球人の遺伝子が人為的に操作されてファラゾア人に近い者へと改造された事を示している。しかし、地球人にはこの惑星の上で進化してきたという確固たる証拠がある。矛盾している、と。」
「済まない。何が矛盾しているんだ? 人為的に遺伝子操作されたなら、その遺伝子が似通ったものになっても不思議ではないだろう?」
自分でも安易過ぎると思いつつも、ヘンドリックは早々にトゥオマスに反論することを諦めて彼が言わんとするところを尋ねた。
全くの専門外の事を、科学者と、少なくともその方面にある一定以上の知識がある者と議論しても意味がなかった。
無意味な議論をするよりも、安易に答えを求めていると思われようが、話を先に進めた方が建設的だった。
「ふむ。わかりにくかったかね。
「ビラヴァハウスで、ネアンデルタール人を始めとして、多くの旧人類の保管サンプルが見つかった。という事は、確かにファラゾアは二~三十万年前頃に既に地球にやって来ていたのだろうね。彼等が地球上のどこかで化石を掘り出してクローニングした可能性も無い訳ではないが、まあそうでは無いだろうね。」
ヘンドリックはトゥオマスの顔を見ながら頷いて、先を促した。
「一方、撃墜したファラゾア戦闘機のCLPUから、様々な種族が再生されていることは覚えているね? 我々地球人と同じようにファラゾア人と交配さえ可能である種族も多く居た。一方では、我々人間とは似ても似つかぬ姿をしたもの、それどころか、RNAやDNAと云った我々が知る遺伝子の様なものの存在が見当たらず、どの様にして遺伝情報を保持しているのかさえ見当も付かないので、どうやって再生すれば良いのかまるで見当さえ付かない異星生物の生体組織もあった。覚えているかね?」
ファラゾア来襲の後すぐに、撃墜されたファラゾア戦闘機の分解と解析作業が始められた。
一つには、ファラゾアが持つ高度な科学技術を盗み、ファラゾアと戦う為の技術を手に入れることが目的であった。
技術方面の解析だけではなく、取り出された生体脳のクローニングによってファラゾア人を再生し、敵がどの様な生物であるのかを知る為の解析も行われた。
その結果は今トゥオマスが言ったとおりであり、ファラゾア戦闘機から取り出されたCLPUの中には、二十年近く経った今でも組織の培養方法さえ分からないものが多数残されているのだ。
「例えるならば、そうだね、我々地球人類が使う食器を考えてみると良い。東洋人達は箸を使うが、我々西洋の人間はフォークとナイフ、スプーンを使う。隔絶された場所で発生し、それぞれに進化を遂げた二つの食器は、形状、材質、使用方法全てが全く似ても似つかぬものになった。だが、本来それが当たり前なのだよ。
「即ち、全く別の惑星で発生して進化した生物は、外見、材質、機能全てが全く似ても似つかぬものになって当然なのだよ。異星の生命体としては、我々のものとは全く異なるために未だにクローニング方法さえ分からない生体組織の方が『まとも』な異星人なのだよ。」
いつものように、出来の悪い生徒にどうにかしてまともに理解させようとする「教授」の口調でトゥオマスが言う。
「しかしながら一方では、ファラゾア人と地球人は遺伝子的に非常に近く、交配さえも可能なほどだという調査結果がある。おかしいだろう?
「我ら人類の祖先は、七百万年前にアウストラロピテクスが派生し、六千六百万年前に原初哺乳類であるプルガトリウスが派生する。二億二千五百万年前に恐竜の祖と言えるアデロバシレウスが爬虫類から分岐しており、三億七千万年前には最初の肺呼吸動物であるイクチオステガが陸上に上がっている。さらに遡るなら、五億三千万年前カンブリア紀に最初の脊椎動物であるハイコウエラが生まれている。そもそも、DNA或いはRNAという遺伝情報伝達システムを持つ生物種の発生をその範疇に含めるならば、三十六億年前の生命の起源にまで遡らねばならない。そこまでたどれるのだよ、我々の祖先は。」
自分が何を言いたいのか、そろそろ察しろとばかりにトゥオマスは二人の目をのぞき込むようにして見る。
「良いかね? 生命の進化とは、偶然でもあり、必然でもある。多数の偶然獲得した性質の中で、環境に最も適したものが必然的に生き残るのだよ。異なる場所や環境で発生し進化したなら、異なるものにならなければおかしい。
「地球で独自に進化してきた我々が、なぜ宇宙の遙か彼方で発生したファラゾア人と同じ、遺伝子という情報伝達システムを使っているのだ? おかしいだろう?
「逆の言い方をすれば、我々地球上の生物全ては、最終的に派生するホモ・サピエンスがファラゾア人と交配可能であるように原初からデザインされ、常に進化の方向性を与えられ続けてきた、という事に他ならないのだよ。分かるかね?」
似たような話をこれまで何度もトゥオマスから聞かされ続けてきた二人は、トゥオマスの云わんとするところを完全に理解した。
「勿論、これを説明できるストーリーがある。三十六億年前、宇宙の彼方からファラゾアがやってきて地球に生命の種を植え付け、最終的に自分達と同じヒトがこの惑星状に発生するよう、その後現在まで地球上での生物の進化を全てコントロールしてきた、と云うならば説明できる。」
しかしそれはあまりにスケールの大きな途方も無い話で、理論的には理解できても、二人の感情が追いつけない。
そんな事にはお構いなしにトゥオマスの話は続く。
「だがそれもおかしな話なのだよ。三十六億年前にファラゾアはこの地球にやってきていた? では、ファラゾアの技術力というのは三十六億年も経ってまだあの程度のものなのかね? 全てとは言わないが、僅か二十年ほどで地球人に吸収され、撃破される程度の技術だよ。どれだけのんびりしているのだね、奴等は? いや、それはあり得ないだろう?」
そこでトゥオマスは言葉を切り、交互に二人の顔に視線を投げかける。
二人とも、地球上の生命の起源に関する壮大なスケールの話にやや消化不良の表情を浮かべていた。
しかしやはりお構いなしにトゥオマスの話は続く。
「今思い付いている中で、たった一つだけ、説明が付くストーリーがある。断っておくけれど、荒唐無稽な話だし、私の個人的な想像でしかないよ?
「もしこの世に『神』と呼ばれる存在が居るならば、全て説明が付く。正確には『創造主』と言うべきかも知れないけれどね。」
トゥオマスは言葉を切る。
思いもよらない言葉の登場に驚きつつ、二人の混迷の度合いはさらに深まる。
「ファラゾアも地球人も、皆等しく創造主 (CREATOR)の手による創造物 (CREATURE)であり、この宇宙には他にも我々によく似た遺伝情報を持つ兄弟とでも呼ぶべき種族が沢山居るのだろう。そしてどうやら兄弟達は皆仲が悪く、戦争ばかりしているようだ。
「地球人より僅かに数十万年ばかり早く生まれ成熟した兄であるファラゾアは、その戦いを生き抜くために少しばかり弟の力を借りようと地球までやってきた。その方法が少々悪辣であった為に、兄は弟の賛同を得られず、ここでもまた兄弟喧嘩が起こってしまった、と言う訳だ。」
二人を置いてけぼりにしてどんどん飛躍していく話に、既にヘンドリックもシルヴァンも言葉も無い。
「どうも呼び名が安定しないね。『神』と呼ぶのは癪に障るし、『創造主』というのもしっくりこないね。既に十二もの種族を従えている宗主種族であるファラゾアのさらに上の存在という事で、『大宗主』というのはどうだろうね。」
■ 11.50.2
「成る程。それで『エデン・ホール』か。」
ファラゾアによる地球人に対する遺伝子改造について散々議論した後、ヘンドリックは椅子の背もたれに深く背中を預け、少し疲れた様な声色で言った。
「良いだろう? 皮肉が効いていて。」
ヘンドリックの執務机を挟んで反対側に立つトゥオマスが、少し得意げに唇を僅かに歪めるようにして笑った。
エデン・ホールとは、ビラヴァハウスの長いピットを抜けた先、第二隔壁の向こう側にある800mx400mもある巨大な広間である。
チャーリー達が格納されていたと同じ様な生体の格納カプセルが無数に並んでおり、ビラヴァハウス探索隊は、そこで多数の人類、旧人類および合成生物の標本を発見したのだ。
エデン・ホールという命名は、地球連邦軍参謀本部でのミーティング時にトゥオマスが主張してその名が付けられた。
妙な経歴を持つSF小説作家ということで、ファラゾア情報局に加わった当初は色眼鏡で見られることも多かったトゥオマスであるが、技術系を中心に多方面に才能を発揮して多くの実績を積み上げた今、彼の発言力はそれなりに大きなものとなっている。
「ファラゾアという『神』が作った、様々な種類の地球人類と生物を格納しておくための『楽園』だよ。尤も、充分に頭が良くなってしまった我々現生人類は、とっくに楽園の外に追い出されてしまっているがね。」
「それでこの作戦名称(楽園の終焉)か。君は一体どこまでを予想していた? このエデンとその中身について予想が付いていたのか?」
「まさか。これの予想が付いていたら、それはもう予言者だよ。
「以前の議論から、ファラゾアは約三十万年ほど前、原生の旧人類を遺伝子操作して我々ホモ・サピエンスを作り出すために地球を訪れていたことが推測されているね。
「一方、旧来の分子生物学の学説では、我々現生地球人類の祖先であるミトコンドリア・イヴは二十万年ほど前にアフリカ大陸東部に存在した事が推論されている。人間の細胞内に存在するミトコンドリアはね、母親から子供に受け継がれるものなのだよ。そのミトコンドリアの遺伝子を逆に辿っていくと、最終的に一人の女性に辿り着く。彼女がミトコンドリア・イヴと呼ばれる存在で、十六万年ほど前にアフリカ大陸東部に居たものと考えられている。即ち、全ての現生地球人類のルーツは、アフリカ大陸東部にある、ということだね。
「そこにもってきて、今回ファラゾアが地球上最大の降下点を設置したのがまさにそのアフリカ大陸東部だった。数万年から十万年ほどの時間の隔たりはあるけれど、この奇妙な一致に作為的なものを感じるなというのは、無理というものだろう?」
「つまり連中は、三十万年か二十万年前に地球に居た時にもアフリカ大陸東部に大規模な遺伝子操作用の設備を設置しており、それと同じ場所に今回もキヴ降下点を設置した、と言いたいのか?」
「その通り。ご名答だよ。」
僅かに眉を顰めてトゥオマスに問いかけるヘンドリックに対して、トゥオマスはまさに出来の悪い学生が自力でようやっと正解に辿り着けたという喜びの表情を満面に浮かべて言った。
しかしすぐにその表情を普通のものに戻すと、右手の人差し指を立てて再びいつもの口調に戻る。
「ただ、以前から頭を悩ませていた問題があったのは、最初に言ったとおりだね。地球人類、或いはこの地球上の生物の発生と進化全てをファラゾアが行ったと考えるから矛盾が発生する。だが『神』という存在を仮定し、その神がファラゾアとその従族達、および地球人類のそれぞれの祖先となる原初の生命体を遙か数十億年昔に創り出した、と考えるならば、全てが無理なく繋がるのだよ。」
とトゥオマスは、正解に至りつつも未だ全ての疑問に対する答えを導き出すに至らなかった学生に対して、全てを網羅する完璧な答えを教える教授の顔で、説いて聞かせるように答えた。
ヘンドリックは執務机の上に肘を突いた右手でこめかみを支え、軽く頭を振りながら言った。
「実はファラゾアが人類を作った『神』だった、という話を聞かされたときに発狂した宗教家連中が縋り付きそうな仮説だな。」
「オーヴァーロードが彼等に都合の良い『神』かどうかは知らないよ。我々地球人類を含めたヒューマノイド型種族の種を宇宙のあちこちにバラ撒いた上位種族と言うだけであって、所謂全知全能の創造神とは思えないけれどね。」
無神論者のトゥオマスが肩を竦めながら応えた。
ヘンドリックは再び頭を振りながら、疲れた声で言う。
「理解は出来るが、スケールがデカすぎて気持ちが付いて行かん。その答え合わせはまた後ほど専門家に任せよう。
「で、そのエデンの園で見つかった大量の怪物どもはどう考える?」
「さあてね。私の専門分野はSFであって、ファンタジーではないものでね。」
トゥオマスが再び肩を竦めながら、皮肉な口調で言った。
その表情は、今口にした発言とは別に彼自身の考えがある事を匂わせるものだった。
ヘンドリックは溜息を吐きながら、彼のその考えを引き出すための呼び水を差し向けることにする。
「ファンタジーではないだろう? 夢と創造性に溢れたファラゾアがこの地球上にファンタジーなテーマパークを作ろうとしたという訳でも無かろう。君の考えは?」
「私見を述べさせてもらうならば、あれは我々ホモ・サピエンスに対する改造の試行錯誤の残骸だと思っているよ。」
「人魚や獣の姿をした半獣人が、か? どうせ脳だけ取り出すなら、人魚にする必要は無いだろう? 水の中で生活出来るようになったところで、脳を取り出すならばそんな身体的特徴は意味が無くなる。違うか?」
「そうだね。だから、単純に他の生物の身体的特徴を取り入れる事が目的では無いのではないかな。例えば、ホモ・サピエンスと魚や鳥を合成することで、立体機動や空間認識能力を向上させることを目的とした、とかね。肉食獣を合成することで、獲物を追跡する本能や、闘争本能を向上させる、とか。
「さっきも言ったように、あくまで私見だよ。まあ尤も、あれらの標本を任された解析チームの研究者達も、概ね似たような見解を持っているようだけれどね。」
「つまり・・・」
言葉を発しながらヘンドリックは肘を突いて机の上に乗り出す形となっていた上半身を再び深く椅子の背もたれに沈めた。
その表情は先ほどよりも更に苦悩の色を濃くしている。
「やはりファラゾアが我々人類に改造を加えた事はどうやら確からしい、という訳だな。
「だが納得いかないのは、二十万年なり三十万年なり前にファラゾアは地球人の遺伝子改造に成功した。ならばなぜ、その場で地球人の脳を収穫せずに今になってやって来るのだ?」
その問いにトゥオマスが眉を顰める。
「何を言っているのだね、君は。改造が成功したミトコンドリア・イヴが一人か或いは少人数では意味が無いだろう? 二十万年かけてこの地球上に蔓延り、充分な数に増えてから収穫しなければならないだろう? 他種族と大規模な戦争を行っている彼等は、改良型CLPUの数が必要なのだよ。この二十万年は、言わば我々地球人類の飼育期間、或いは放牧期間だよ。充分に数を増やしてから、刈り取る。クローンなどと云う労力を掛けずに勝手に増殖するのだ。自然繁殖に頼らない手は無いよ。我々も豚や羊で同じ事をしているじゃないか。」
豚や羊に例えるなど、身も蓋も無い言い方ではあったが、トゥオマスが言ったとおり繁殖させてから刈り取るというつもりであったのならば、その通りなのだろうとヘンドリックは精神的な疲れを増しながらも納得した。
「ふむ・・・しかしその割には、連中は地球人のCLPUを作るのに随分手間取っていたみたいだが? 自分達でデザインしておいて、それは変じゃないか?」
「否定しないよ。本当にそうだったなら、一体何をやっているのだろうと思うね。まあ、何かと鈍間なファラゾアらしい、と言えばファラゾアらしいのかも知れないけれどね。
「これもまた私見なのだがね。連中は、やり過ぎたのではないかな。性能の良い戦闘用奴隷が欲しくて色々弄り回したまでは良かったが、放置している間に想定外に色々と成長し過ぎてしまい、収穫にやって来たら反応弾で大歓迎されるわ、いざ収穫してみれば規格外品過ぎて用意した器に収まらないわと、想定外の事態が次々に発生して、さぞや連中は慌てふためいた事だろうね。我々の側からすると、ざまあみろとしか思えないけれどね。」
そう言ってトゥオマスは唇の端を引き上げるようにして皮肉に嗤った。
ヘンドリックもそれに釣られるようにして、疲れた笑いを浮かべた。
いつも拙作お読み戴きありがとうございます。
投稿一回飛ばしました。済みません。
相変わらず仕事が安定していないところに持って来て、長文を書いたせいです。申し訳ない。
でも、この手の話を三話もダラダラ続けたくなかったので、二話に収めたかったのです。
さて、本章はこれで終わりとします。
楽園がらみの話で、もう少しインパクトのある展開が出来たような気がして、それだけが心残りです。
新章は、そろそろ「やるやる詐欺」になってるタグ、「スペースオペラ」に沿うような内容になる予定です。
・・・いや、有視界飛行の宇宙船乗って物理法則ガン無視で、可視レーザーを目測で撃ちまくり、BEMな敵宇宙船を撃破して、捕らわれていた過剰露出な美女とキスしてハッピーエンド・・・という意味では無いですよ?