表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
A CRISIS (接触戦争)  作者: 松由実行
第十一章 PARADISE LOST (失楽園)
305/405

15. 第三勢力

 

 

■ 11.15.1

 

 

「頭の体操の時間だね。なに、ちょっとした頭脳パズルだよ。君達二人なら、楽に『最も確からしい回答』にたどり着ける筈だ。

「ちなみに私はすでに考察を終えて、幾つかの答えを得ているよ。どれが最もありそうな答えか、という点も含めてね。」

 

 二人の前にコーヒーの入ったカップを置きながらトゥオマスが言った。

 

「登場する勢力は四つだね。まずはファラゾアをA、そして守護艦隊をB、これまで何度か太陽系に侵入を試みた侵入艦隊をC、今回ファラゾアと戦った侵入艦隊をD、としようか。

「ああ、勿論これまで太陽系に侵入しようとして毎度守護艦隊に撃退されている侵入艦隊、即ちCの勢力が複数の勢力からなる可能性もあるけれど、これはどうやったって確認のしようが無いからひとくくりにCで良いだろうね。」

 

 そう言ってトゥオマスは二人の顔を見比べるようにして、彼の言っていることを二人が理解している事を確認した。

 二人とも、トゥオマスが入れてくれたコーヒーを啜りながら軽く頷いた。

 

「まずはこれまでのおさらいをしよう。従来、Aであるファラゾアに対して、守護艦隊Bと侵入艦隊Cのどちらがファラゾアであるかを議論してきたね。

「単純に考えるなら、地球人を収穫しているAを護衛するため太陽系外縁部に布陣されたBはファラゾアの守備艦隊、対して太陽系内に侵入しようとする敵対勢力Cとなる。Cがなぜこれほどまでに何度も執拗に太陽系に侵入を試みているのかの理由については想像の域を出ないけれども、ファラゾアが戦略物資を得ることを妨害しようとしているのか、或いは見敵必戦でただ単にそこにファラゾアがいるから襲いかかっただけなのかも知れない。

「ところが、地球人を収穫したファラゾアAは、その重要戦略物資であるはずの地球人生体脳を一度も太陽系外に出荷した様子が見られないことから、実は圧倒的戦力を持つ敵対勢力Bによって太陽系の周りを囲まれており、太陽系から出るに出られない状態にあるのではないかという疑いも出てきた。この場合は、太陽系内に籠城するファラゾアAに対するファラゾアの増援部隊Cが、毎回到着するなり圧倒的多数を維持しているBに撃退され続けていることとなる。

「この考えには幾つか厳しい点がある。一つには、増援Cが毎度中途半端な戦力でしかなく、圧倒的多数の敵がいると分かっている太陽系に寡兵でもって突撃してくること。そしてもう一つ、ワープという空間跳躍型の超光速星間航法を持っている筈のファラゾアAが、守護艦隊Bに太陽系の周りを囲まれた程度で太陽系から脱出できなくなっていること。」

 

 トゥオマスは再び言葉を切り、二人の表情を眺めて話しについて来ていることを確認した。

 ヘンドリックは両膝に肘を突き、組んだ両手に顎を載せるようにして頷いた。

 シルヴァンはコーヒーカップを片手に、背もたれに深く身体を預けた体勢で同様に頷く。

 

「ここに今回の侵入艦隊Dが登場して状況が変わる。情報が増えて、考えが絞り込める様になる。

「まず確認したいのは、侵入艦隊CとDが別の勢力であるかどうか、という点だ。素直に考えるならば、守護艦隊Bと交戦する侵入艦隊Cは、守護艦隊Bが素通しした侵入艦隊Dとは別勢力と考えるのが妥当だろうね。守護艦隊Bにとって、Cは敵、Dは友軍であると単純に考えられる。

「だが、果たしてそうだろうか? 守護艦隊Bは、太陽系内のファラゾアの戦力を我々地球人よりも精確に掴んでいる事だろう。ではなぜ、駆逐艦たった二十隻からなる艦隊を、遙かに強力な艦艇が多数存在する太陽圏内に通したのだろう? 友軍であるならば、その様な自殺行為を行おうとしている者を止めるのが当たり前じゃ無いかね? なぜ守護艦隊Bは、侵入艦隊Dを『素通しする』という不可思議な行動を取ったのか?」

 

 トゥオマスは再び二人を見た。

 ヘンドリックとシルヴァン二人の顔には明確な意志が見て取れ、二人ともがトゥオマスの問いかけに対してそれぞれ答えに辿り着いている事を示している。

 それを確認したトゥオマスは満足そうに頷くと続けた。

 

「そう、その通り。侵入艦隊Dも同じく守護艦隊Bの敵対勢力だからだね。だから彼等は侵入艦隊Dを素通しして、太陽系内に駐留するファラゾア艦隊にぶつけた。

「そうすると、また別のものも見えてくる。守護艦隊Bが、太陽系内で地球人類の刈り取り作業を行っているファラゾアAの為の護衛艦隊であるならば、その様な事をするはずが無いだろう。もしそうなら、これは任務放棄に等しい暴挙だよ。

「即ち、現在太陽系内に存在するファラゾアAと、太陽系外縁で息を潜めている守護艦隊Bは、敵対的な勢力である、と推論する事が出来る。そして同時に、長らく疑問であった侵入艦隊Cの帰属が明らかになるね。侵入艦隊Cは、ファラゾアの増援艦隊だよ。」

 

 トゥオマスは一旦言葉を切ったが、すぐに続ける。

 ヘンドリックもシルヴァンも、軽く頷きトゥオマスを見ているだけという事は、二人とも概ねトゥオマスの意見に同意しているという事だった。

 

「ファラゾアAの敵対勢力である守護艦隊Bは、自身の敵でもある侵入艦隊Dがファラゾアの敵対勢力であるという事を知っていた。だから素通しして、敵と敵をぶつけて自分達は高みの見物を決め込んだ訳だね。

「それに対して侵入艦隊Cが現れたときには、過剰とも言える圧倒的な戦力を動かしてこれを速やかに迎撃し、殲滅或いは撃退している。つまり、太陽系内で活動するファラゾアAに、増援である侵入艦隊Cが合流する事を阻止しているものと思われる。」

 

 トゥオマスはテーブルの上で冷めてしまった自分のコーヒーを一口啜って一拍置く事で、二人からの反論を待った。

 二人とも特に口を開かなかったので、コーヒーカップをテーブルに置いたトゥオマスが先を続ける。

 

「では一度ここまでの情報を整理しよう。これまで話してきた四つの勢力はそれぞれ、Aの勢力は地球人を収穫中のファラゾア。太陽系外縁に隠遁している勢力Bである守護艦隊は、ファラゾアとの敵対勢力。頻繁に太陽系に進入を試み、毎回守護艦隊に撃退されている侵入艦隊Cは、ファラゾアの増援艦隊。この度駆逐艦二十隻で太陽系に突入し、ファラゾア艦隊と戦って果てた侵入艦隊Dは、ファラゾアとも守護艦隊とも敵対する第三の勢力だ。以上、問題無いかな?」

 

 二人とも、トゥオマスの出した結論に頷く。

 

「さて、得られた情報から導き出せる推論はまだあるね。連中は必ず太陽系外縁でワープイン、ワープアウトを行う。これはファラゾアの増援艦隊と守護艦隊のみかと思っていたけれど、侵入艦隊Dが今回150億km彼方でワープアウトした事から、ほぼ確定的な情報となったね。

「彼等の技術では、太陽の重力の影響の強い領域ではワープ航法による空間跳躍が出来ないのだ。惑星(Planet)や恒星(Star)の事を良く『重力井戸』なんて言葉で言い表すけれど、どうやら彼等は重力の傾斜のある所でワープする事も、ワープ解除する事も出来ない様だね。

「その理由は分からないよ。重力によって空間が少しでも歪んでいるところでは、ワープ空間への出入り口が開けられないのかも知れない。或いは、空間が歪んでいるところでワープ空間への出入りを行うと重大な事故の原因となる、とかね。まあ、いずれにしても、だ。

「勿論、証明も出来ないこの情報を100%確実と信じ込む事は危険だけれど、しかしこれは戦略的戦術的に極めて有用な情報だ。特にこれから、ファラゾアをこの太陽系から叩き出そうとしている我々にとって、ね。」

 

 この点に関しては、ヘンドリックもシルヴァンも全く異論はなかった。

 敵の戦術的行動を制限する条件が一つ見つかった事は大きな発見であり、地球人類を有利に導き、戦術の展開の幅を広げる事となる。

 

「ああ、一つ君の考えを聞かせてもらいたいのだが。いいか?」

 

 そう言って人差し指を軽く立てた手を少し上げてヘンドリックがトゥオマスの話を遮った。

 

「もちろん。意見や討論は大歓迎だ。考察の幅を広げてくれるからね。」

 

「連中の超光速航行技術が太陽の重力の影響を受ける、という点は基本的に納得している。状況証拠が幾つも挙がっているからな。

「ただ、そこで翻って我々が持っている、あー、何て言った? 歪み正常化装置?」

 

「時空歪み正常化機構(Space-Time Distortion Canceller:SDC)の事かい?」

 

「そう、それだ。それを使えば、重力場をゼロに出来るのだろう? 事実MONECの新型対艦ミサイルはその機構を使って命中率を劇的に改善している。つまり、設計通りの機能を発揮しているわけだ。

「我ら地球人類より遙か先の技術を持っているファラゾアがこの機構を持っていないとは考えられない。全く別系統の技術であればそれもあるのだろうが、重力制御というまさに連中からもたらされた技術の延長上にあるものだ。奴等がそのSDCと同等かそれ以上のものを持っていないと考える方が無理がある。

「では、なぜ奴等はそれを使って太陽の重力を無効化して、太陽系内部からワープしないのだ?」

 

 ヘンドリックの質問を聞いて、トゥオマスはまた出来の良い生徒からよく考えられた結果発せられた質問を受けたという笑顔を浮かべた。

 

「とても良い質問だよ、それは。

「結論から言おう。出来ないのだ。多分、ね。例え彼等が同じものを持っていたとしても。」

 

 右手に持った冷めたコーヒーを啜りながら答えるトゥオマスに、ヘンドリックは訝しげな表情を返す。

 

「重力の強さは距離の二乗に反比例して弱くなる、という公式を知っているかね? かの高名な英国の物理学者サー・アイザック・ニュートンが発見した、F=Gm1m2/r^2という式だが。ふむ。仕方ないね。一般的にはさほど有名では無い公式だからね。」

 

 ヘンドリックが困った様な表情を浮かべるのを見て、トゥオマスは少し肩を竦める。

 学生時代に経済学を専攻し、卒業後ドイツ政府の公務員となったヘンドリックが、重力強度の計算式を学校で習ったことがないのは当たり前だった。

 

「いずれにしても、重力というものは離れれば離れるほど、その距離の二乗に反比例して弱くなるという性質を持っているのだよ。そしてそれはSDCによる重力打ち消しの時にも当てはまる。重力を打ち消す範囲を大きくすればするほど、距離の二乗に比例して必要なエネルギー量が増大するのだ。

「さらには、重力を打ち消す際に必要なエネルギー量は、打ち消す重力の強度の二乗に比例して増大するのだ。距離の二乗に重力の二乗を上乗せするという事は、要するに距離の四乗に比例して必要エネルギー量が増大するという事を示している。

「これ以上ややこしい話は省いてしまうが、要するに、歪みを除去しようとする空間が大きければ大きいほど、必要なエネルギー量は膨大でとんでもない量になっていくのだよ。」

 

 トゥオマスの話の着地地点がなんとなく想像できたヘンドリックは、既に軽く頷いている。

 

「君と同じ様に考えて、概算した者が居たよ。彼によると、グングニルミサイルの大きさであるから、ジェネレータ二基とAGG二基で済んでいるのであって、ファラゾア駆逐艦クラスであれば、彼等の持つAGGが四十基以上、それにパワーを供給するリアクタが十基以上必要になるとの事だったよ。無論、彼等の駆逐艦にそんな量の反応炉や推進器を搭載するのは不可能だよ。艦体に入りきらない。

「戦艦クラスになるとさらに飛躍的に跳ね上がって、AGGが数百基、リアクタも同様の非現実的な数字になると言っていたね。」

 

「成る程。理解した。ありがとう。」

 

 頷きながら礼を言うヘンドリックに、トゥオマスはさも満足げに笑った。

 実を言うと、重力により歪んだ空間の中でSDC類似の機構を利用してジャンプするには、より重大かつ危険な問題が存在するのであるが、地球人類がそれに気付くのはまだ先の話である。

 

「さて、話を元に戻すよ。取れる情報はまだあるからね。今回、各勢力の帰属同定を行った事により、ファラゾアと守護艦隊の他に、侵入艦隊Dという第三勢力の存在が明らかになった訳だよ。即ち、我々がまだ見ぬ太陽系の外では、三つ以上の勢力による戦争が行われている可能性が高くなったと言うわけだ。

「宇宙のどこからどこの範囲で、どれ位の規模でなど、全貌は全く分からないけれど、少なくとも『そういう泥沼な戦争を行っているらしい』という事が分かったのだ。これは今すぐ役に立つ情報ではないかも知れないが、将来我々地球人類が太陽系に存在するファラゾアを殲滅した後、無限のフロンティアたる外宇宙へ乗り出すに当たって極めて重要な情報だよ。

「銀河の片隅からやってきた田舎者が間抜け面下げてヒョッコリと顔を出したのは、実は無数の種族がバトルロイヤルをしている戦場のど真ん中で、一瞬で取り囲まれて良いカモにされ為す術も無くなぶり殺しにされました、なんて事にならない様に、ね。」

 

 トゥオマスは冗談めかして笑いながら言っているが、冷静になって考えてみれば笑い話どころではない状況である。

 ファラゾア並の科学技術と物量を持った幾つもの異星種族が、大宇宙の覇権を我が手にせんと全力で殴り合いをしているところに、技術的な意味でやっと立って歩ける様になったばかりの幼児の如き地球人が無防備に足を踏み入れて戦いに巻き込まれれば、一瞬で蹂躙され滅亡に向けてまっしぐらという未来は想像に難くない。

 

 これもまた連邦軍上層部と連邦政府に報告すべき重要な情報であると、ヘンドリックとシルヴァンの二人は表情を引き締めた。

 

「もう一つ。翻って、我々の太陽系、しかも近い将来の話だがね。この度の侵入艦隊Dの構成は、駆逐艦二十隻だったね。ファラゾアの艦隊構成から類推するに、駆逐艦二十隻のみで構成された侵入艦隊Dは、偵察用に派遣された艦隊である可能性が高いと私は見ているよ。

「さて、たとえ話だが。偵察機が戻ってきて、敵が新しい油田を開発中だが、まだまだ設備が整っておらず、防衛陣地も貧弱な状態だ。君達なら、どうする?」

 

 トゥオマスが片眉を上げながら二人に問うた。

 ヘンドリックが僅かに眼を細めながら、その問いに答える。

 

「叩くな。敵が防衛用の戦力を整えないうちに。」

 

 二人とも、トゥオマスが何を言いたいか理解したようだった。

 

「ふふふ。そう遠くない将来、ファラゾアとこの第三勢力との激突を、我々は太陽系に居ながらにして観戦する事が出来るかも知れないね。第三勢力は話の通じる相手だと良いのだけれどね。何を話しかけてもダンマリのコミュニケーション障害の様な異星人はもうこれ以上増えて欲しくないものだね。」

 

 第三勢力の介入により、地球人の故郷たるソル太陽系の状況は、ファラゾア、守護艦隊、第三勢力の三つ巴戦となり、さらに混迷を深めるであろう事が予想される。

 ファラゾアは勿論、守護艦隊ともコミュニケーションが取れていない現在、新たに参入してくる第三勢力への対応が、地球人の命運を大きく左右するであろうことは、想像に難くない。

 そう遠くない将来、また一つ地球人という種族全体の運命を左右しかねない極めて重要な局面が訪れることを想像し、顰め面でプロジェクタ画像の緑色の矢印を睨むヘンドリックの横で、トゥオマスが再び声を上げた。

 

「この侵入艦隊Dの残骸は回収出来ないかね? ファラゾアとは別勢力の宇宙船の残骸であるならば、非常に有用な多くの情報や技術が満載されていると思うのだが。是非とも手に入れたいところなのだがね。」

 

 しばらくの沈黙の後に、壁に投影されたままとなっているプロジェクタ画面を見ながらトゥオマスが言った。

 シルヴァンが苦笑いしながらそれに応えた。

 

「あー、それな。GDDDS解析室の連中もそれを思い付いたらしくてさ。軍の情報部と一緒になって色々やってるみたいなんだが、どうもダメらしい。第三宇宙速度? とやらを大きく上回っていて、すげえスピードで太陽系を出て行ってしまうらしいぜ。元々が光速の20%とか言うとんでもない速度の上に、ファラゾア艦隊との会戦で戦闘機動しているから、残骸の軌道もまちまちらしくてさ。

「あと、運良く都合の良い軌道に乗ってるのがあっても、回収して地球まで引っ張ってくる時に確実にファラゾアに見つかってしまって、撃破されるだろうとか言ってたかな。今のところその手のものを引っ張ってくるには、重力プラットフォームを使うしかねえからなあ。」

 

 対太陽系相対速度で数十から数百km/sもの速度のものを、重力プラットフォームを使用して減速させ、さらに地球に向かって曳航する様な作業をすれば、当然その推進重力波はファラゾアの知るところとなり、間違いなく攻撃の対象となるであろう事は簡単に想像出来た。

 

「ふむん。惜しいな。実に惜しいよ。手を伸ばせば届きそうなところに、まだ見ぬ技術と情報の宝庫が存在するというのに。」

 

 プロジェクタ画面を眺めながら呟くトゥオマスの表情は、その言葉通りに悔しさを強く滲ませており、眼の前を通り過ぎようとしているおもちゃ箱をどうにかして手に入れられないかと思案する子供のようにも見えた。

 

 その日この三人の男達による密談は、日が変わり東の空が白み始める頃の時間にまで及んだ。

 もっとも、地中深くに存在する彼等のオフィスから夜明けの空を眺める事など叶わないのであるが。

 

 

 

 

 

 

 

 いつも拙作お読み戴きありがとうございます。


 矛盾した話ですが、SDCを使わなければそんな莫大なエネルギーを用いずとも重力傾斜を打ち消す事が出来ます。

 但しこの場合、各ジェネレータが割り当てられている空間の境界に、境界線の様な僅かな綻びの様なものが発生する可能性が出来てしまいます。

 この「綻び」がジャンプ時に船体に与える影響(ジャンプイン/アウト時の歪み)は、もし発生したなら船体に致命的な問題を発生させる事が確実であり、実際にそれが原因の事故が多数発生しています。

 なのでいずれにしても、AGGで重力傾斜を強引に均してジャンプを行うというやり方は、現在は全く採用されていません。

 (という事にしておくw)


 次回更新ですが、私用により一回飛ばしとなります。

 申し訳ありませんが、ご理解戴きたくお願い申し上げます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] もはやトゥオマスの回をみるために読んでる
[良い点] パッと思いつくようなチートはナシかぁ〜。残念。 盛り上がってまいりました。 [気になる点] 次に来ると思われる本隊の規模が気になりますねぇ。 [一言] 次回更新を首を長くして待ってます…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ