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A CRISIS (接触戦争)  作者: 松由実行
第二章 絶望と希望
27/405

13. ワイルドイーグル (荒鷲)


■ 2.13.1

 

 

 31 March 2038, Tsentral'nyy Aerodrom, Хабаровск, Siberia

 A.D.2038年03月31日、シベリア・ハバロフスク ツェントラリニ・アエロドロム

 

 

 辺り一面が雪に煙る。

 吹雪とは言わないまでも、雪を多く含んだ強い風が吹いており、滑走路上をさざ波のような雪の波紋が流れていく。

 その白い世界の中、白く煌めく着陸灯が薄らと見え始め、滑走路に近付くに連れてその明かりがはっきりと輝く。

 異様な形をした戦闘機が続々と、除雪の終わったツェントラリニ・エアロドロム基地の滑走路に進入してきては着陸する。

 着陸した機体はタクシーウェイを回ってエプロンに進入して、行儀良く綺麗に翼を並べて駐機していく。

 日本軍が常駐するようになり、ツェントラリニ・エアロドロムは兵舎だけで無く駐機エプロンやタクシーウエイも拡張整備を行われている。

 停止した機体に防寒着で着ぶくれした整備員が駆け寄り、輪留めを差し込み、キャノピーの開いたコクピットにラダーを掛けていく。

 ラダーを降りて来たパイロット達に、すぐに防寒着が手渡される。

 日本空軍機色であるライトグレーに塗られた機体が四十機、海軍機色である上面濃紺に塗られた機体が二十機、エプロンに四列横隊で並んだ。

 

 軍用機のことをあまり良く知らない者が見れば、赤い日の丸の付いたその機体を日本空軍のF15イーグル戦闘機と認識するであろう。

 しかし今、ツェントラリニ・エアロドロムの2Fホールに集まるパイロット達がその機体から受ける印象は、連絡を受けていたかの有名な戦闘機F15とは全く別物、殆ど新たに設計された新型機だった。

 ホールにパイロット達がめいめいに発する感想のざわめきが広がる。

 そんな中、窓辺で身を乗り出して食い入るように見つめている男が一人、堪らず声を上げた。

 

「なんすかあれ! むっちゃ格好いいじゃないすか! 見るからに強そうっすよ。」

 

 左手にコークの入ったグラス、右手に性懲りもなくピロシキを持った長谷川大尉だった。

 長谷川も若林も、そしてマーレ隊とコルモ隊に所属するパイロット達の殆どは、ロシアに派遣されて以来の功績を認められて昨年昇進を果たしていた。

 その声がホール内に響き、窓際に並んで外を見ている海軍のパイロット達だけで無く、空軍のパイロット達も皆、頷きながら眼下にずらりと並ぶ新鋭機を眺めている。

 

「ステルス性をバッサリ諦めて、ミサイル誘導能力も最低限にまで削って、とにかく格闘戦能力を上げた、相当尖りまくった性能らしいぞ。20mmガトリングガンが両舷に付いて、装弾数が合計4000発だと。イカレてるな。」

 

 そう言う実田大佐の表情も楽しげで、そして口角を不敵に釣り上げている。

 部下と同じく、実田も昨年昇進した。

 

 彼等が眼下に眺めている戦闘機は、確かに旧マクダネル・ダグラス社が設計してロールアウトさせ、現在は同社を買収したボーイング社が製造するF15イーグル戦闘機で間違いなかった。

 正確に言えば、日本国内では三菱重工業がライセンス生産を行っている同機は、二十世紀終盤から近代化改修を繰り返しながら、五十年以上の長きにわたって日本の空を守り続け、そして日本以外の多くの国でも数多く採用され、同じ様に活躍し続けている傑作機の名高い機体だった。

 

 その特徴的かつ鋭角的なデザイン、シンボルマークとも言えるクリップドデルタ形状の主翼、空に向け垂直にそそり立った二枚の垂直尾翼、力強さを感じずには居られない巨大なジェット噴射口。

 無骨な美しさと表現しても良いそれらのF15戦闘機の特徴に加え、眼の前に並ぶ六十の機体はさらに増した鋭さと、そして艶めかしさとも言える妖しさをその機体デザインに加えられていた。

 胴体脇を大きく膨らませたコンフォーマルフュエルタンク、空気(ジェット・)取入口(インテイク)上部に新たに取り付けられた鋭角的なデザインのカナード翼は26度の角度を付けられて上を向き、二枚の垂直尾翼はそれぞれ11度の角度で開いた上に、基部を拡張されてなだらかな角度で胴体に繋がり、同様に一対の水平尾翼も19度の角度を付けられて下方に下がっていた。

 水平尾翼が接続されるテール部は、元々垂直に断ち切られた様な形状をしておりF15の無骨な美しさを醸し出すのに一役買っていたが、これらの機体ではぬめる様になだらかな曲線を描いて水平尾翼と垂直尾翼を繋いでいた。

 大パワーの証明であった大口径のジェットノズル終端には、新たに推力偏向パドルが取り付けられ、この機体がパワーだけで無く繊細な器用さをも身に付けたことを物語っていた。

 

 今祖国を離れた遠い北の大地で、雪の舞う風を受けて佇む彼女たちは、元はといえばF15S/MTDとしてF15イーグルの性能を向上する為の実験機の設計であった。

 二十世紀末に終了したそのプロジェクトから得られた推力偏向ノズルや、先進的な機体制御技術を応用し、第五世代戦闘機を開発した時点で本来ならばこの機体設計が再び陽の目を見ることは無いはずであった。

 時代は高い格闘戦能力もさることながら、それよりも機体のステルス性や年々向上していくミサイルを誘導する性能を研ぎ澄ます事を求めていた為だった。

 格闘戦能力は戦闘機として当然ながら最低限備えているものとして、しかしそれよりも姿を見せずに敵に忍び寄る能力や、頭の良い猟犬の様なミサイルをいかに多数同時に確実に敵に叩き付けるかが、第五世代、第六世代戦闘機に強く求められた能力であったからだ。

 

 ファラゾアの襲来がそれらの方向性を全て根底から覆した。

 地球人類が開発した程度のステルス能力など彼等に通じるはずも無く、逆にファラゾアのステルス性と運動性は最新鋭の高価な地球製ミサイルの探知能力の遙か上を行き、事も無げに躱される。そもそもミサイルは目標を発見することさえ出来ない。

 実際に毎日の様にファラゾアと遭遇し、終わりも希望も見えない命を掛けた壮絶な殺し合いを続けている最前線の現場パイロット達からの要望は、当てにもならないステルス性能やミサイルなど要らない、手に負えないほどにすばしこい敵を追い詰めるための力強い脚と、確実に喰らい付くための鋭く尖った牙を寄越せ、であった。

 

 兵装搭載能力では引けは取らないものの、格闘戦能力ではF15DJの後塵を拝するF2戦闘機や、ステルス性やミサイル誘導性では遙か別次元の性能を持ちつつも、武器搭載能力で劣り格闘戦能力ではやはりF15DJに一歩及ばないF3戦闘機を駆る日本軍のパイロット達は、自分達と肩を並べて空を舞い、半世紀以上も前に開発された旧式の筈の機体が、次々とファラゾア戦闘機を叩き落として好成績を収めていくのを実際に目の当たりにしていた。

 その最前線パイロット達の証言を受け、自国軍だけでは無く最前線で戦い続ける他国の兵士達からも日本軍は意見を吸い上げ、ファラゾアと戦っている兵士達が今本当に何を求めているかを知った。

 その答えが、今彼等の眼の前に広がるエプロンに翼を休める六十機のイーグルだった。

 

 日本国内でのライセンス生産権を持つ三菱重工と、F15のライセンス生産は獲得できなかったものの、長く純国産の練習機を作り続けてきた高島重工が共同で機体の開発に当たった。

 エンジンについては、元々F15に採用されていたB&W F100-PW-220Eを元に新たに設計された、石川島播磨重工製F15MRG3に換装され、出力が約1.8倍となった。

 同エンジンにはF3戦闘機にて採用された推力変更パドルと同様のものが装備されており、高出力と高機動力を同時に実現できる仕様となっている。

 ジェネラル・エレクトリック社によるM61A1 20mmバルカン砲は、発射速度に勝る住友重機製の26式20mm機関砲ガトリングガンに換装された。

 さらに従来は機体右舷にのみ装備されていた20mm機関砲を、左舷の同位置にも一基追加し、片舷の装弾数を2000発まで増加させた。

 機体側面にはE型ストライクイーグルなどにも採用されたコンフォーマルフュエルタンク同様の形状のユニットが追加されたが、実はその中身は燃料タンクなどでは無く、増設された20mm機関砲弾を格納するための弾薬庫であり、また目を閉ざされ耳を塞がれた状態の地球側戦闘機に僅かでも多くの索敵情報を与えようとするために追加された、大パワーレーダーと光学センサーであった。

 ミサイルの誘導のために搭載されていた誘導用電子機器は多くが取り外され、何種類ものセンサーが増えたことで膨大な量のデータとなる索敵情報を処理し、敵を見つけ出すためのプロセッサにすげ替えられた。

 その情報を確実にパイロットに伝えるため、コンソール上端に取り付けられたHUDが取り外され、F35でも採用されているHMDへと取り替えられた。

 コンソールに幾つも埋め込まれた単純な表示を行うモニタと、古い設計のために残っていた幾つもの計器類が統合され、コンソール全面を覆う巨大なタッチスクリーンに置き換わった。

 地味なところでは、ここハバロフスクのツェントラリニ・エアロドロムに駐留する実田達の様に、海外で特別支援部隊として戦う海軍の部隊にもそのままこの機体が使える様、そしていざというときは彼等の古巣である空母に着艦可能である様、アレスティングフックとその周辺構造の強度見直しも行われた。

 

 これらの設計と開発を僅か二年という驚異的な期間で行った三菱重工と高島重工は、化石燃料不足で乗用車の国内国外販売数が激減し、製造ラインを持て余している系列の自動車製造会社にその生産を委託した。

 その様な無理な量産立上げに慣れていた自動車会社は、片や乗用車用の生産ラインを撤去しつつ戦闘機用の生産ラインを導入し、その一方では半ば手作業で次々と戦闘機を製作しロールアウトするという離れ業をやってのけた。

 長く世界の頂点の座に君臨し続けた日本の自動車産業の面目躍如といったこれらの離れ業が、ほとんど芸術的に且つ計画的に組み合わさって、そして今、対ファラゾア戦闘機としては現在の地球で望める内では最高の戦力と言って良い機体が60機、実田達の元に納品されてきたのだった。

 ちなみに当代最高の能力を持つ機体のことを「荒鷲」と呼んだ帝国海軍の伝統を受け継ぎ、このF15RJには半ば非公式ではあるが「ワイルドイーグル(荒鷲)」の愛称が与えられた。

 今彼等の前に並ぶ、五十年以上前の設計から蘇った六十機の最新鋭機は、まさにその名に恥じない力強さと、強者のみが持つ美しさと、滑らかで妖しげな外観から漂うまるで日本刀の様な鋭さを身に纏い、出撃の命が下される時を静かに待っていた。

 

 その日の午後、特別支援部隊としてツェントラリニ・エアロドロムに駐留する日本空軍のパイロットの内、F2、F3戦闘機を乗機としている者の内四十人と、空母きいから派遣されているマーレ隊、コルモ隊の二十人は、ロールアウトしたばかりの新型機を受領した。

 

 

■ 2.13.2

 

 

「しかし連中、イヤに慌ただしく帰って行きましたね。」

 

 格納庫(ハンガー)の中で、まだ傷一つない、新たに与えられた自機を見上げながら、若林が言った。

 ハンガーの中では整備兵達の交わす会話や、号令、工具類の立てる金属音やモータ音がやかましく反響している。


 午前中、内地から最新型のF15RJを輸送してきたパイロット達は、到着後すぐに機体受領と交換の手続きを行い、基地内を走り回って午後には古い機体と書類を受け取って、南に向けて慌ただしく帰っていった。

 少しでも早く帰路に着こうとするその姿は、まるで敵がやってくる可能性のある最前線基地から一秒でも早く逃げ出したいという意思の表れのようにも見えて、最前線にいるパイロット達はその姿を見て半ば苦笑いしながら臆病者と揶揄していた。

 

「年度末だからな。」


「は?」


 隣のスポットで整備を受ける自機を見上げた実田の答えに、若林が素っ頓狂な声を上げた。


「シベリアが長くてみんな忘れかけているが、俺たち軍人は日本国公務員で、日本国の予算切り替え月は四月だ。そして今日は令和二十年度の年度末最終日だ。装備庁の事務官達も年度内に納品して装備交換した実績を作りたかったんだろうさ。多分、予算計画で配備初年度が今年度になってたんだろ。」

 

「ああ、そういえば。成程。」

 

 内地から数千㎞も遠く離れ、いつ命を失うともわからないこの最前線の基地では、上下関係や事務手続きといった軍内部の規律もかなり緩んでおり、よく言えば家庭的な雰囲気、軍令部の事務官達に言わせれば管理の行き届いていないすさんだ状況となっている。

 基地内で売店を開いているハバロフスク市民との接触も多く、また兵士たちが隣接したハバロフスク市内に出かけることも多いため、ツェントラリニ・アエロドロム基地内の雰囲気は通常の他の空軍基地のような厳めしいものでは無かった。

 もちろんそれは、いったん出撃すれば常に極度の緊張を強いられ、何の容赦もなく文字通り命を懸けて戦うパイロット達が、我が家である基地に戻ってきた後にはその反動で少々羽目を外し、リラックスして緊張を解き鋭気を養って次の戦いに備えるため、というまっとうな理由もある。

 

 そもそもがこのツェントラリニ・アエロドロムに最初に降り立ったのが、駐機整備する場所が無いからとハバロフスク空港から機体ごとロシア軍部隊に押し出され追い出されたパイロット達とその愛機であったため、ざっくばらんで階級の上下関係よりも個人の人間関係のほうが強い傾向にある彼らが醸し出す雰囲気がそのまま基地全体の雰囲気として定着した、という経緯もある。

 基地が実際に運営され始めて当分経ってから任官されてきた基地司令がその雰囲気を認め受け入れたという、基地司令の個人的な度量によるところもあった。

 その結果、ロシア軍からまさにそのように扱われているという背景もあり、日本空軍および日本海軍航空隊在シベリア特別支援隊が駐在するツェントラリニ・アエロドロム空軍基地の雰囲気は、まるで傭兵の外人部隊がたむろしているような、少々規律の緩い賑やかで少々猥雑な雰囲気を持つものとなったのだった。

 

「ところで隊長。若い連中に機種変更の不安が広がっているようです。海軍(うち)の連中もですが、空軍の方も。」

 

「あー。ウチはここ数年で入ってきた連中はF15の操縦経験が無いか。」

 

「ええ。我々転向組は元々空自のイーグルを操縦した経験がありますが、海軍航空隊に直接入ってきた若い連中はそういう背景を持たないので。」

 

 海上自衛隊が日本海軍に名前を変えたと同時に本格的に組織化された海軍航空隊には、空軍機であるF15は存在しなかった。

 海軍機であるからには空母への着艦能力が求められた為でもあるが、八十年以上ぶりに再説された海軍航空隊を最新鋭の正規空母「きい」と「おはり」、そして最新鋭戦闘機であるF35BとF3Bで固めたいという構想があったためでもある。

 

 空母と戦闘機は最新鋭のものを採用したとしても、それを操るパイロットを任官したての新人ばかりで固めるわけにも行かなかった。

 その為初期の海軍航空隊は、航空自衛隊パイロットながらも空母「いづも」「かが」でF35Bを運用した経験のある者を中心に、「転向組」と呼ばれる航空自衛隊パイロットでその殆どが構成されていた。

 その様なパイロット達は、航空自衛隊時代に開発国である米国に次ぐ保有数を誇ったF15を操縦した経験のある者が多く、今回のF15RJへの機種変更についてそれ程の不安を感じては居なかった。

 

 しかし、世界中で艦載機ブームを巻き起こした有名なハリウッド映画や、海軍の巧みな広報によって艦載機乗りに憧れて入隊した若いパイロット達には当然F15に触れた経験など無く、半世紀も前の設計である古い機体に乗り換える事による不安が広がっていた。

 それは海軍だけで無く、F2戦闘機にしか乗ったことの無いパイロットを擁する空軍にしても同じ事だった。

 

 日本海軍に於いても、パイロットが初めて搭乗する機体に機種変更する場合には、従来は百時間を越える機種変更訓練過程を課してきた。

 しかしここツェントラリニ・アエロドロム基地という最前線では、その様な訓練を行う時間を十分に取れる余裕など無かった。

 F15に初めて触れるパイロット達に対しても、二十時間にも達さない習熟飛行訓練を終えてすぐに通常の任務に戻り、ローテーションに組み込まれる機種変更訓練スケジュールが基地司令によって既に発令されていた。

 

「実際のところ、俺達も同じなんだがな。コクピットの中だけでもイーグルとは全然別物だ。エンジンも新型だし、推力偏向パドルやカナード翼が付いて、挙動もイーグルとは全然違うだろう。はっきり言って全くの新型機だよ、こいつは。」

 

 そう言って実田は、後に「オリジナル・イーグル」と呼ばれるようになるF15DJとは明らかに異なる、曲線的な形状に変更されたF15RJの空気導入口を掌で軽く叩き、頭上に伸びるカナード翼を見上げた。

 

「逆に我々こそ、イーグルのつもりで飛ばしていて痛い目を見るかも知れませんね。注意しないと。」

 

「そうだな。いずれにしても明日からが楽しみだ。こいつは強い。間違いなく強い。奴等に目に物見せてくれる。」

 

 そう言って実田は新たに自機となった機体を撫でながら獰猛な笑みを浮かべた。

 その後ろに居る若林も不敵に笑う。

 

「・・・しかし、あれ見てやって下さいよ。」

 

 そう言った若林の視線の先には、コクピットの中で不気味な形状をした黒いHMDヘルメットをかぶって嬉しげな喚声を上げている長谷川と、ラダーの下から苦笑いしながらそれを見上げている整備兵の姿があった。

 

「新しいおもちゃを与えられた子供、ってのはああ言うのを言うんだろうな。ま、あいつの機種変更は問題なさそうで良かった。」

 

 そう言って実田と若林は顔を見合わせて笑った。


 いつも拙作お読み戴きありがとうございます。


 エンジン換えて、機体形状変えてアビオニクスも変えて、そんな大改修がたった二年で出来る訳ねえだろ! というごもっともなツッコミは無しの方向でひとつ。

 イーグルの延命大改修でもともとそういう検討が行われていたという設定です。


 太陽系防衛軍大元帥(宇宙軍の方がいいのかな)であらせられる野田昌宏閣下が「戦闘妖精・雪風」の後書きでスーパーシルフのことをF15に似ていると評しておられましたが、本話のF15SJを説明する描写を書いていて、私自身「これ、シルフィードじゃ・・・?」と思ってしまいました。

 雪を含んだ風が吹くツェントラリニ・アエロドロムにF15SJが続々と降りてくる描写は、冬のフェアリー基地から飛び立つスーパーシルフの姿を意識していないと言えばウソになります。


 最後になりましたが、コレ重要なことなので。

 「なろう」の注意書きにもありますが、本作品に登場する人物・団体は、どんなにそれが実在のものと酷似していようとも、全て架空のものですのでそこんとこ夜露死苦。


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