12. タクラマカン殲滅戦(Taklamakan Elimination)
■ 8.12.1
Zone5-03に移動した達也達は順調に撃破数を伸ばしてエリア内の敵を駆逐し、Zone5-04から引き連れてきた3853TFSに加えて、Zone5-03を担当していた3854TFS、3855TFS、3856TFSの計四飛行隊の内、機体破損ですでに帰投した八機と撃墜された六機を除いた四十六機を従え、総勢五十二機で戦線の中央部であるZone5-02に突入した。
戦線中央部であるZone5-02における敵の布陣は当然の如く最も分厚く、当初Zone4-02からZone5-02にかけて約千五百機のファラゾア戦闘機械が存在していた。
対して地球人類側は、ハミ基地所属の3852TFS、3857TFS、3858TFS、3859TFS、トルファン基地所属の3875TFS、3876TFS、3877TFS、3878TFS、ウルムチ基地所属の3655TFS、3659TFS、3668TFSの十一部隊、計百四十九機がこの空域の防衛に当たっていた。
地球人類側は今回のハミ基地駐留ファラゾア三千機に依る攻勢に対して、タクラマカン砂漠北方の三基地からあらん限りの戦力を繰り出して、敵攻勢部隊の北進を抑え込もうとしていたが、大凡100kmx100kmの大きさになる空間内に散った運動性、最高速度ともに自軍よりも優れた千機以上の敵を、リフュエリング等のローテションを考慮すると最前線に貼り付いていられるのは約百機ほどになる戦力で抑え込もうというのは、どだい無理な話であった。
今回の敵攻勢において敵部隊とは当初Zone4にて交戦状態に入ったのだが、地球人類側の戦闘機部隊は敵の数の圧力に徐々に押し込まれる形でジリジリと北上後退し、今ではエリア02の戦線は完全にZone5に入り込んだところまで下がり、攻防の中でさらに少しずつ後退し続けていた。
事態は控えめに言って予断を許さないところ、装飾を取り払って表現するならば崖っぷちギリギリのヤバいところまで来ており、あと数十km戦線が後退すれば、戦線とトルファン基地の防衛ラインが重なることとなり、そして事態の推移を俯瞰的に眺めている基地防空司令室やAWACS母機に搭乗しているオペレータや現場指揮官達、まさにその戦線で死に物狂いの戦いを続けている当事者である戦闘機パイロット達の誰しもが、それは単に時間の問題でしか無い事を理解していた。
リフュエリングによるタイムロスを一秒でも短くするためZone5との境界線まで前進していたタンカーはZone6中央よりも北側に移動を指示され、トルファン基地は直援機となるスクランブル部隊の発進をすでに始めており、そして基地防空司令室の対空兵器操作担当オペレータ達は全ての兵器を起動し終えて、押し寄せる敵部隊の赤いマーカの洪水を押し留めようと奮闘する味方戦闘機の青いマーカが、赤青入り乱れて防衛ラインを示す一本の赤い線に徐々に近付いてくる様を、薄暗い司令室の中で朧気に光を発するモニタの上で固唾をのんで睨み付けていた。
先の百機からなるファラゾア突撃部隊をハミ基地の防空兵器が見事殲滅して見せたように、同様の兵器がここトルファン基地にも多数配備されており、当然今、それらの防空兵器は全て準備を整えて敵が迫る空を睨み付けている。
ハミ基地は、地上に配備された防空兵器のみを用いて基地防空ラインを越えた敵を瞬く間に排除した。
言葉の上では、トルファン基地でも同様に敵を殲滅すれば良いだけなのだが、しかしそれは無理な話というものだった。
トルファン基地に迫り来る敵勢力は、戦闘機部隊の獅子奮迅の活躍により大きく数を減らしているが、しかしそれでもなお千機近い数が残存していた。
50km先の防空ラインから敵機がM5.0で接近した場合、基地上空に到達するまでに30秒かかる。
十二門ある300mmLTA(300mm単装レーザー砲)が理論値である二目標毎秒の撃墜レートを達成したとして七百二十機撃墜。300mmGLT(300mm三連ガトリングレーザー砲)と200mmLTA(200mm単装レーザー砲)がそこに加われば30秒の間になんとか千機を撃墜する事は可能であろう。
しかしそれはあくまで理論値。
実際には、なんとか敵を押し留めようと敵と交戦する乱戦状態の味方機を避けながらの射撃となるため、空間殲滅兵器である300mmGLTは使いどころを選び、300mmLTA、200mmLTAも理論値での撃墜速度を達成できる筈も無かった。
加えて、ハミ基地に突撃した敵部隊の行動を鑑みて、敵機は基地までの距離が40kmを切った辺りから積極的に対空兵器を攻撃してくることが予想される。
しかも今回の場合は、千機で。
シミュレーションなどと言った高尚な計算による結果予測ではないが、AWACS部隊と、基地防空司令室の指揮官達による防空戦闘結果予測は、トルファン基地防空兵器は全滅、そしてファラゾア機は七百機程度が残存したまま基地直上に到達、というものであった。
「敵機、防衛ライン到達まで10km。」
緊張による静けさで、まるで空気が固体化したかのような防空司令室にCOSDARオペレータの声が響く。
オペレータが睨み付けているモニタ画面と同じ表示が中央の大型スクリーンに表示されており、刻一刻と迫り来る決戦の時を覚悟して、呼吸さえすることを忘れたかのように皆が画面を見つめる。
戦線の存在を示す赤と青のマーカが入り乱れた塊は少しずつ基地に近づいて来ており、数分も経たない内に赤い防空ラインに到達するものと思われた。
戦線が50km防空ラインに到達すると、対空砲火、主に300mmGLTによる殲滅攻撃によって味方から撃墜されることを防ぐため、AWACSと基地ADCが前線で戦闘中の味方機に対して警告を発する。
警告に従い味方機は速やかに戦線から離脱し、押し留める者がいなくなった敵機は、真っ直ぐ基地に向けて殺到するだろう。
実際に基地上空に襲来する敵機の数は何機だろうか。
敵機が七百機も残っていれば、いかに大型のトルファン基地とはいえども、ものの十分もあれば赤熱する溶岩に変わった地表と熔け落ちたガラクタの焼け野に変えられてしまう事だろう。
誰もが想像したくない、しかし高確率でごく近い未来に訪れるであろう嫌な光景を頭の中に思い浮かべていた。
「300mmLTA、対空射撃開始だ。」
防空司令官の声が静かな室内に響いた。
「宜しいのですか? 威力は充分にあると思われますが、防空規定の50km圏外での射撃は味方機に知らされていませんが・・・」
司令官席の脇に立つ副官が、身を屈めて他に聞こえないような低い声で耳打ちする。
もっとも、静かな室内では余り意味のある行動では無かったが。
「基地の命運がかかったこんな状態で規定もクソもあるか。さっさと射撃開始して少しでも敵を減らす。絶対に味方機に当てるな。50km圏外では通常の光学照準情報(Optical Targeting Seeker)では無く、処理速度が落ちてもいいからCOSDAR情報を元に照準しろ。」
300mmLTA、GLTともに照準は光学シーカーに統一されていた。
電波を放出するレーダーを使用するのは論外で、重量体積共に大柄である照準用高精度GDDは車載に向いていなかった。
光学シーカーはカメラ部分が小型である為、レーザー砲身の脇にカメラのみを取り付けて直接照準可能とし、嵩のある画像処理システムモジュールは砲塔基部に格納するという事が出来るのだ。
しかし霞や埃と云った大気中の異物に影響されやすい光学シーカーは、目標が遠いほど詳細な情報を得ることが難しくなる。
基本的にダークグレイを基調とした国連軍機と、白銀色を基調としたファラゾア機を「見間違える」可能性は低いとは言え、今は友軍を誤射するなど許されない状況であった。
対してCOSDAR情報は、GDD、パッシブレーダー、可視光および赤外光学センサーなど複数のセンサー情報の積算値であり、特に異なる重力波を発生するファラゾア機と地球機を取り違える可能性は非常に低い。
防空室司令官が指示したのは、基地ネットワークから供給されるCOSDAR情報を元に、各砲塔の光学シーカー情報を重ね合わせて照準を行い、万が一にも誤射を起こさない様にしようというものだった。
「成る程。火器オペレータ、照準情報をCOSDARにて300mmLTAを使用。味方機密度が低い空間を手動目標選定にて射撃せよ。」
副官の声が室内に凜と響き、指示を受けたオペレータ達が担当する火器の照準モニタ情報をCOSDARに切り替える。
各レーザー砲塔の光学照準器(OTS)から送られてくる一人称視点であったモニタ画像が、COSDARの俯瞰戦術マップ画像に切り替わった。
タッチペンを持ったオペレータ達が、マップ上の味方機密度が低い部分の中で次々と赤色のマーカをペン先でタッチして300mmLTAの照準システムに射撃目標情報を送っていく。
味方機が敵を迎撃するために動けば、また新たに味方密度の低い部分を自分自身の眼で探し、そのエリアの赤いマーカをペン先で押していく。
敵味方の識別自体は索敵システムとIFFが行うが、万が一にもレーザーで味方機を切り裂いたりすることの無い様、しばらく味方機の密度が低いであろう空間に当たりを付けて目標を指示するのは人間であった。
「え? なにこれ?」
緊迫した静けさが固形化した空気の中に、オペレータの一人の呟きが響いたのは、戦線がさらにジリジリと後退を続け、あと少しで戦闘空域の一部が防空ラインに達しようかと云うCOSDAR画像を前方スクリーンで皆が凝視している中であった。
「どうした?」
その僅かな呟きのような声に副官が反応した。
ギリギリの攻防を行っている今のような状況では、ほんの僅かな違和感も見逃すべきではないと副官は知っていた。
ましてやそれが、オペレータが思わず声を漏らしてしまうようなものであるならば、尚更だった。
「主モニタに投影します。エリア03および04の敵機が消滅しています。」
モニタ切り替えの操作を行いながら一転大声で報告するオペレータの報告内容に、皆が眉を顰めた。
敵が消滅? 何を言っているんだ、この女は?
そのような雰囲気が部屋を支配する中で、今までは基地周囲と迫り来る戦闘空域の狭いエリアを投影していた前方の主モニタの画像が切り替わった。
それは異様な光景だった。
前方の大型モニタに投影されたCOSDAR画像は、徐々に北上しつつある戦闘空域を敵機密度グラデーション表示したものだった。
緑から赤へのグラデーションで表示された戦闘空域が東西数百kmに渡って画面一杯に伸びている。
画面の中心はトルファン基地。ハミ降下点のある南の崑崙山脈方面が画面下方となる。
横に大きくたなびく雲のように表示される戦闘空域は、Zone5-34から始まり、東に向かって敵密度が上がる赤色へと徐々に色を変えていく。
その真っ赤になった帯状の雲が、Zone5-03でぷっつりと途切れていた。
途切れた先には、何も無い。
エリア03から04にかけて、ファラゾア機の存在を示すグラデーション色が一切着いていない空間が広がっている。
室内に低いどよめきが沸き起こる。
誰もが、COSDARのデータ処理の異常、或いは画像表示上の障害だと思った。
東側1/3の敵が忽然と消え失せるなど、そんな都合のいい話があるものか、と。
「Zone5-03から02拡大します。」
オペレータの操作によって再び画面が切り替わる。
モニタ画面の左半分、つまり西側のエリア02はファラゾア機を示すマーカーで真っ赤に埋め尽くされていた。
モニタの左から右に行くに従って、画面の中央部でマーカの密度は急激に減少し、右端、即ちエリア03には殆ど敵が存在しなかった。
画面中央部には、まるでその赤い敵の流れを堰き止めているかのように数十の青色のマーカ、即ち味方機が異様な密度で存在し、どの青色マーカも目まぐるしく向きを変え動き回る様は彼らが激しく戦闘中であることを示していた。
余りの多さで個体判別が難しいため判りにくいが、画面左側のエリア02から、数十機もの味方機が集結して戦闘中であるエリア03に向けて、まるで目の前に置かれた好物の餌に昆虫の大群が群がっていくかの如く、赤色のマーカが示すファラゾア機が集まり集中していく流れが出来ている。
続々と流れ込む様に集まってくる大量のファラゾア機をものともせず、味方機の群れは時に散らばり或いは集合し、広範囲をカバーする多数の機体で信じられないような連携を保ちながら凄まじい勢いで赤色のマーカを次々と消滅させ、あまつさえその局所的な戦線を少しずつ西に移動させて、敵機の存在しない空間を徐々に広げていっていた。
その余りに信じられない様な状況を示す主モニタ表示に、最初はその意味するところを理解できずただ画面を凝視するだけだった室内の者達が、戦線で何が起こっているのかを徐々に理解し始めると、防空司令室内のあちこちで沸き起こっていた小さな囁きはやがて互いの理解を確認する声となり、そして友軍機の信じられないような活躍を褒め称え、届く筈のない声援を送る大歓声へと変わっていった。
フェニックス小隊とドラゴン小隊が、ハミ基地とトルファン基地に所属する始末屋六機によって構成された臨時編成の小隊であることはすぐに皆の知るところとなった。
ドラゴン小隊は常に三機の編隊を崩さず、敵機の密集空間に恐れも無く突っ込み敵を蹴散らし叩き落としていく。
互いをカバーし合う編隊戦闘の基本などどこかに置き忘れたかのように、まるで好き勝手に動き回るフェニックス小隊の三機は、勝手に動き回っているようでその実、時には敵に追撃されるドラゴン小隊のカバーに回り、またあるときにはわざと多数の敵に追撃されながらドラゴン小隊の正面に躍り出ることで、敵の大量殲滅に大きな役割を果たしていた。
いずれの小隊も戦闘空間を縦横無尽に飛び回り、互いに互いをカバーし合うのみならず、引き連れた五十機ほどの一般兵士達が駆る機体をカバーし、時には彼らからカバーされる様に敵機を引き連れ、まるで五十機以上の戦闘機が全て互いに連携して戦う一つの飛行隊であるかのように絶妙な動きを繰り返していた。
その一見連携など考慮さえしていないような勝手気ままな動きにしか見えない、しかしその実絶え間なく続く最善の選択の連続による天才的な戦闘機動は、トップエース達で構成されたフェニックス小隊とドラゴン小隊達自身については当然のこととして、他の一般兵士達もその動きに引きずられて、時には助けられ、時には上手く彼らから利用され、本来あり得ないほどのパフォーマンスを半ば強制的に引きずり出されていた。
それはまるで、エリア02と03の境界近くに一時的に形成された局地的な戦線を構成する全ての機体が、それぞれの基地或いは飛行隊のエースばかりで構成されているかのような動きを見せており、大量の敵に囲まれ攻撃する対象に全く困らない状況もそれを助けて、彼らの短くない戦闘機パイロット人生の中で過去の記録を遙かに超える歴代最高の日間キル数を全員がマークするであろう事を簡単に予想させるほど、そこにいる全員が異常とも言えるほどに次から次へと息つく間もないほどに大量の敵を撃墜していくのが、COSDAR画面からでもはっきりと判った。
タクラマカン砂漠上空東西に向けて形成された戦線の、エリア02から続々と東に向けて流れ込む様に移動するファラゾア機を次から次へと叩き墜とし、毎分の撃墜数が百機にも迫る多分その場に居合わせた者以外、誰に話しても現実だと信じてはくれない数値を叩き出した彼らは、向かい来る敵機を片っ端から撃墜するのみならず、戦線の中央部であるエリア02を東から徐々に西に向けて侵食するようにクリアしていった。
この頃にはすでに、戦線を北上させようとしていた敵機の眼は全て東の空から迫り来る脅威に向けられており、南北方向に限って云えば、戦線はトルファン基地の50km防空ラインに接する直前で完全に移動を停止した。
敵の注意が完全に東に向き北向きの圧力がほぼ無くなったことで、元々エリア02の防衛に当たっていた約百五十機は余裕を持って戦うことが出来るようになり、そこにさらにトルファン基地直援の為にスクランブル出動した二部隊三十機が加わった。
敵主力と言えるエリア02の残機約千機は、東方からの五十機と北方からの百八十機によって半ば挟撃される形となり、そこにさらにトルファン基地の防空兵装である300mmLTAが戦闘機隊の隙間を縫うように攻撃を加えた。
あわやトルファン基地陥落と皆が悲壮な覚悟を決めた僅か二十分後、Zone5-02に於ける形勢は完全に逆転し、空間内に存在するファラゾア機数は二百機を切るまでに減少した。
Zone5-01に残る約五百機、Zone5-00の二百機とZone5-35の約百機を合わせ、戦線を構築している残存機数が千機を割った時点で、現れたときと同様に、全ての敵機が一斉にかき消すように戦線を離脱し、南方のハミ降下点に向けて退却していった。
部屋を包む暗闇の中、重苦しく蒸れた空気に包まれて、大量のファラゾア機を示すマーカ、或いはグラデーション表示に埋め尽くされた数々のモニタを睨み付けていたトルファン基地防空司令室の面々は、それぞれが凝視していた画面から敵機の存在を示す赤いマーカやグラデーション表示が一瞬の内に消え去るのを見た。
司令官席正面の壁に据え付けられた大型モニタにも、一切の赤色が消失していた。
一瞬の沈黙。
そして室内を爆発的な歓声が埋め尽くした。
防空室司令官が腕を組んで満足そうに笑い、その脇に立つ副官が拳を握って笑みを浮かべ、立ち上がったオペレータ達が互いに手を打ち合わせ、拳をぶつけ合い、肩を叩き合って満面の笑みと歓声で身体全体を使って喜びを露わにする。
防空能力を超える数の敵機に接近されて半ば諦めていた基地防衛、基地の消滅とともに消えるものだと諦めかけていた自分の命、それらが今まさに、東側の空域から突入して瞬く間に敵の戦線を崩壊させていった五十機ほどの戦闘機達の活躍によって取り戻せたのだ。
「連中には礼を言わねばならんな。」
いまだ収まらぬ皆の喜びの声の中、表示されていた大量のマーカが消えてほぼ黒一面へと変わったモニタに表示された、右から左へ画面中央を悠々と横切っていく五十個ほどの青色のマーカを見つめながら、室司令が一人呟いた。
ロストホライズンとまではいかずとも、圧倒的な多数の敵に攻め込まれつつも、一部の戦闘機隊によって戦線を構築していた敵部隊側面を突くことにより、あわや最前線基地の消滅というところまで悪化した圧倒的な不利な戦況をごく短時間でひっくり返し、あまつさえ敵に甚大な被害を与え撤退させるという快挙を成し遂げたこの日の戦いは、後に「タクラマカン殲滅戦(Taklamakan Elimination)」と呼ばれる様になる。
そしてまた国連軍トップ層が、トップエースパイロットの集団運用の効果性を明確に認識した戦果となった。
666th TFWを母体とした「Shock Troops部隊」と呼ばれる特殊部隊が後に編成される大きな切っ掛けとなった戦いであった。
いつも拙作お読み戴きありがとうございます。
少しずつ色々出てくるのですよ。ふふ。