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A CRISIS (接触戦争)  作者: 松由実行
第六章 大中华帝国的衰落
126/405

1. PROGRAM 'TREASURE HUNT'


■ 6.1.1

 

 

「計画の大枠を確認する。」

 

 国連軍参謀総長フェリシアン・デルヴァンクールは、会議室の前方に投映してある東アジア全域の地図から視線を戻し、参加者全員の顔を眺め渡して、全員が話に付いて来ている事を確認した。

 会議室には国連事務総長を始め、国連軍参謀本部の各セクションのリーダー、情報部長、国連安全保障理事会事務官、そして安全保障理事会情報分析センター対ファラゾア情報局、通称「倉庫」の局長もテーブルに着いている。

 

「第一段階。極東、中央シベリア、中央アジア各方面の国連軍空軍戦力を増強する。特に、ノーラ降下点からのファラゾア侵攻をコントロールするために、極東地域の戦力増強は重要だ。連中にウラジオストク-ハバロフスクラインを絶対に越えさせてはならない。

「この防衛ラインを突破されると、敵は日本海に進出できる様になる。今や日本は軍事技術開発拠点、軍用機生産拠点、パイロット供給国として、EU連合、ロシアと共に非常に重要な位置を占めている。防衛ラインを抜かれることで、この日本の生産力に傷を付ける訳にはいかん。」

 

 フェリシアンの操作により、会議室前方に投映されている地図のサハリン西岸と北海道の西岸が赤く光る。

 

「貴君らも知っている通り、ロシア陸海軍、日本陸海軍によって、サハリン南部東岸、北海道東岸には多数のGDDと大口径赤外線レーザーが組み合わされた、連動する強固なLSDS(Long-range Surface Defense System)防空領域が設置されている。この極東LSDSは晴天時に300kmの長射程を誇る防空システムであり、日本海のほぼ対岸まで到達する事が出来る。しかしこの防空システムを動かす時は、本作戦が失敗した時だと承知しておいて欲しい。敵を必ず中国領内に押し込んでおくこと。これが絶対だ。」

 

 次にバイカル湖周辺地域が赤く点滅した。

 

「次に中央シベリア域だ。イルクーツク周辺の航空戦力を増強し、敵のバイカル湖以西への侵攻を確実に止める。敵圧力は比較的低いことが予想される。極東地域よりは戦力は少なくて良いはずだ。しかし敵のコントロールに失敗してはならない。極東地域と連動し、必ず敵を南進させること。これが最重要課題だ。

「補足だが、可能であればヤクーツク、オホーツク方面への増強も行える様であればより好ましい。人口密集域が存在しないため、敵が北方へ突出することは余り考えられないが、万が一という事もある。少なくともノーラ北方方面について、敵の動きだけはしっかり把握しておく必要がある。」

 

 さらに、中央アジア部分が点滅する。

 

「天山山脈北方、タクラマカン砂漠西方について、カザフスタン、キルギス、タジキスタンへの空軍戦力の増強を行う。これはハミ降下点への牽制の意味が大きく、敵が国境を越えて西、或いは北へ雪崩れ込むのを止めることが出来さえすれば良い。特にキルギス、タジキスタンへの兵力増強は、ルードバール降下点への刺激ともなりかねない為、不必要に過剰とならない様、充分に注意しなければならない。

「ハミを押さえるつもりが、背後のルードバールから攻め込まれて全滅しました、では笑い話にもならんからな。

「以上、第一段階の空軍戦力増強だが、望ましくは三ヶ月以内、遅くとも六ヶ月以内には終了する必要がある。最も避けねばならんのは、ノーラ降下地点勢力の東進だ。これだけは絶対に防がねばならない。その可能性を潰すため、特に極東地域への増強は急を要する。」

 

 フェリシアンは作戦概要の説明を続ける。

 

「見失ってはならないのは、この第一段階の作戦の目的だ。ノーラ降下点のファラゾアの南進を誘い、中国の内モンゴル自治区およびモンゴルを勢力圏とさせ、ハミ降下点の勢力圏と融合させる。これにより中国はゴビ砂漠一帯の制空権を失う。現在中国人民空軍の使用する航空燃料の約半分が、黒竜江省の大慶油田地帯と、ウイグル自治区の新疆油田によって産出されている。我々の思惑通りファラゾアの勢力圏が広がるならば、中国は大慶油田を失い、今はモンゴルを経由して輸送している新疆油田からの燃料供給も失うこととなる。人民空軍は作戦遂行能力を低下させ、ハミ或いはノーラ降下点からのファラゾアのさらなる進出を抑えきれなくなる。

「ノーラ降下点からの南進先には彼らの首都北京が、ハミ降下点からの東進先には鉄、ニッケル、その他希少金属の鉱山が多く存在する。そもそも彼らが強く執着する国土面積の約1/3がファラゾアの勢力圏下に飲み込まれてしまう。

「首都を脅かされ、またこれ以上の国土の喪失を抑えたくとも、燃料不足で彼らの空軍にはもうその力は無い。共産党政府はそれがどれほど不本意であろうとも、国連軍の支援を受け入れなければならなくなる、という訳だ。」

 

 そこで言葉を止めたフェリシアンは、何の感情も顔に浮かべることなく、今言った戦略級作戦目標が会議参加者に完全に理解されたことを確認するかのように皆を見回した。

 

「ここまではよろしいか?」

 

 そう言ってフェリシアンが再び言葉を切ると、今度は中国を囲む様に五つの赤い円が表示された。

 

「第一段階を実行するための戦力増強に目処が立ったところで、次、第二段階に移る。第一段階は純粋な兵力の増強によるファラゾア勢力圏拡大のコントロールであったのに対して、第二段階は中国共産党政府に対する牽制と陽動の意味合いを持ち、共産党政府崩壊への道筋を付ける事が目的である。

「まずはフルンボイル、斉斉哈爾(チチハル)哈爾浜(ハルビン)、長春を中心とした内モンゴル自治区および黒竜江省地域への情報工作を行う。シベリア、或いは日本を経由して工作員を送り込み、この地域の住民に対して、ノーラのファラゾアが大攻勢によって中国東北部に雪崩れ込んでくるという大規模な情報工作を行う。この情報工作の目的は、住民を浮き足立たせ、集団で他の地域へ避難させることにある。農民や商人だけでは無く、この地域のあらゆる産業で働く住民が大脱走する様に仕向けて欲しい。

「その目的は、大慶油田群をはじめとした中国東北部の油田地帯の生産能力低下である。住民をパニックに陥れて南に向けて大移動させ、この地域の労働者人口を激減させる事で、中国国内でノーラ降下地点に対する防衛を行っている、哈爾浜及び長春の部隊へ主に燃料を供給している東北部油田地帯の産油量を激減させる事が目的だ。

「ジェット燃料が無ければ防衛隊は出撃することが出来ない。中国人民空軍はノーラ降下地点からのファラゾアの南進を止めることが出来なくなる。」

 

 フェリシアンは再び皆を見回しながら言葉を切った。

 特に質問も意見も出てこないことを確認して、先を続ける。

 

「併せて、上海、香港、チベット、ウイグルの各地域にて、独立運動を行っている組織に支援を実施する。今あげた地域では、燃料の供給不足や、物資の欠乏などにより、ここ十年で大きく不満が鬱積しており、独立運動が目立ってきている。香港やウイグルなどのように、以前から存在し燻っていた独立運動が不満の鬱積によって拡大した地域もあれば、上海のようにもともとそのような動きには無縁であった地域が、生活の困窮や治安の悪化などによる政府への不満が積み重なり、独立運動へと発展した地域もある。

「現在これらの地域での独立運動は、軍や警察によって強く抑え込まれている。この活動を外部から支援する。具体的には、陸路海路を経由した資金、物資そして武器の供与となる。

「ここで間違えないでほしいのは、この支援はあくまで分離独立運動を激化させて中国共産党政府を揺さぶり、国民に対する信用と支配力を低下させ、国連軍を中国国内へ呼び込む強力な世論を形成させる事が目的であって、彼らを実際に独立させてはならない事だ。彼らを本当に独立させてしまっては、将来的に中国を連邦政府に組み入れる際の交渉が面倒になるだけだ。理想としては、上海あるいは香港の組織が十分に力をつけて他の組織に対する強い発言力、あるいは統率力を持った状態で、現在の中国政府が連邦政府構想を受け入れる事だ。その状態であれば、こちらのコントロール下で中国という国の支配者を比較的速やか且つ簡単に入れ替えることが出来るようになる。ファラゾアとの戦いが続く中、あれだけの領土と物資と人口を抱えた地域に長期間内紛状態になってもらうわけにはいかないのだ。

「なので、特にこの第二段階においては、何が最終目標なのかをしっかりと把握し常に意識した状態で計画に当たって欲しい。」

 

 皆が首肯し、工作の趣旨が行き渡ったと確認できたところでフェリシアンはプロジェクタ画像を次に進めた。

 赤く塗られた中国に対し、ロシア、ベトナム、インドなどの周辺国がそれぞれ別の色で着色された東アジア地図が現れた。

 

「第三段階。これは第二段階へのダメ押しというか、補強する活動だ。

「ファラゾアとの戦いには主に空軍力のみを使用するため、各国とも陸海軍の力が余っている状態にある。特に陸軍は、どんな国でも必ず持っている兵力でありながらも、現在我々地球人類の喫緊の戦いである対ファラゾア戦においては、墜落したファラゾア機という資源の回収や、交通網などのインフラ整備位にしか活躍の場が無い状態であると言って良い。即ち、どの国も陸軍兵力を持て余している状態だ。これを活用させてもらう。

「第一段階の活動開始後すぐに第二段階を開始する。第二段階を開始し、ある程度分離独立運動が高まってきたところで第三段階を開始する。

「従来中国は、主に国境問題で周辺各国との間に多くの摩擦を抱えてきた。つまり、国境を接する国のほとんどがそういう意味での仮想敵国であるわけだ。この、中国の仮想敵国である彼らの陸軍に久しぶりの活躍の場を提供する。即ち、墜落したファラゾア機の探索回収、或いは練度の低下した陸軍部隊に対する練度維持訓練などの名目で、彼らの陸軍部隊を中国との国境線近くに展開する。

「予備役を併せて、未だ百万を超える兵力を維持しているとされる人民陸軍は、前述の第二段階における分離独立運動の扇動に於いて大きな障害となり得る。その規模も問題ではあるが、軍であるが故に比較的優先順位高く燃料を供給されており、未だある程度の機動力を維持している事も問題だ。そこで、少々力を持て余している周辺諸国の軍隊に中国国境近くに展開してもらうことで、この人民陸軍の兵力を引きつけるための陽動となってもらおうというわけだ。

「国内で分離独立運動が激化する中、周辺諸国が国境付近にあからさまに部隊を展開すれば、共産党政府はこれに対応せざるを得ない。「最後の帝国主義国家」の異名を持つ彼らは、領土に対して並ならぬ執着を持っている。国内が騒乱状態の中、火事場泥棒のように領土をかすめ取られることを非常に嫌って、彼らは必ず国境へと部隊を展開する。国境を接しているほぼ全ての周辺国が軍を動かしたなら、まるで万里の長城よろしく、中国はこの長大な全ての国境線を守るために人民解放軍を投入せねばならなくなる。」

 

 フェリシアンの言葉に皆が頷く。

 彼は特別変わった話題を提供しているわけでは無い。ファラゾア来襲前の時点での、各国の政府であれば常識として把握していた程度の情報しか用いていない。

 故に、根拠として説得力があり、そしてこの場の誰もが簡単に理解し、納得することが出来た。

 

「こちらが何処にどれだけの戦力を展開するかによって増減はするだろうが、この部隊投入によって中国はほぼ全ての陸軍部隊を使い切る、どころか百万の総力をもってしても彼らは全ての国境線を埋め尽くすことは出来ないと試算されている。それほどに彼らの国境線は長い。人民陸軍がほぼ不在となれば、分離独立運動は相当にやり易くなるだろう。」

 

 そこでフェリシアンはまた言葉を切って皆の顔を見回した。

 

「以上がこの計画の概要だ。細部については今後参謀本部と軍情報部を中心に詰めることとする。何か質問は?」

 

 すぐに声が上がった。

 

「ファラゾアにゴビ砂漠を占領させるだけで、新疆油田からの燃料供給を断てるものでしょうか? 彼らは燃料の輸送にパイプラインを用いているのでは?」

 

「もっともな質問だ。まずはパイプラインだが、確かに新疆油田の石油を西安や重慶に送付するためのパイプラインが存在する。しかしこのパイプラインはハミ降下点の近傍を通っており、ファラゾア襲来後メンテナンスを行えない状態で運転を続けた事による原油漏れが原因と思われる爆発事故を起こして最近使用不能となった。このパイプラインに代わり、現在は天山山脈南麓からモンゴルを経由してバヤンノール、或いはウランチャプへ陸路で輸送する方法が急遽採られているが、ゴビ砂漠一帯がファラゾアの勢力圏下に置かれることでこの陸路輸送も望めなくなり、新疆油田から東部への原油輸送はほぼ断たれることとなる。

「諸君らも承知していると思うが、陸上交通に全く興味を示さないと言われているファラゾアだが、厳密にはそれは正しくない。2035年のカナダやブラジル、2036年のロシアなどで事例が確認されている通り、ある程度以上の数の車両がまとまって行動すると、たとえ陸上車両であっても十分に連中の攻撃対象となる。大量の原油を滞りなく輸送しようと多数の大型のローリーを走らせるのはまさにこの行為に当たるため、従来通りに継続的な安定した大量の燃料供給は望めなくなるだろう。」

 

 メンテナンス不良による事故で最近使用不能、ね。と、ヘンドリックは鼻白む思いがした。

 特に噂を聞いているというわけでは無いが、それは本当に事故だったのか?

 

「第二段階について、内陸部は良いでしょう。香港と、特に上海に対する工作の支援をどうします? 海軍は封殺されているとはいえ、沿岸警備隊の小型船舶は未だ活動を続けているはずです。」

 

 それはすでに答えが用意されている、予想された質問だった。フェリシアンは軽く微笑みさえ浮かべながら答える。

 

「潜輸を使用する。太平洋地域にはロシア、日本、台湾の各国海軍の擁する潜水輸送艦が多数存在する。国連軍にて借り上げているものを利用するならば、各国の抵抗も比較的少なく済むだろう。」

 

「中国も国内の情報通信網が寸断されており使い物にならない状態です。各国軍が国境付近に展開した情報を中央が知るには伝達に障害があるのでは?」

 

「そこは我らが共産党主席殿のために、こちらから少々手助けをして差し上げるのが親切というものだろう。違和感の無い程度のタイミングで情報を与えてやれば良い。」

 

 ヘンドリックは、この作戦に不安を覚えた。

 否。正確には、この作戦が計画され、そしてさも当然の事の様にして実施に向けて検討されているという事に不安を覚えた。

 俺達の敵はファラゾアであって、地球人類は護るべき対象の筈だ。

 なぜまるで当たり前のことのように、同胞に攻撃を加えて自分たちの思い通りに動かすことが議論されているのか。

 

 そこでふと自分の仕事も似た様なものだと云うことに気付いた。

 個人や民間、或いはどこかの公的団体が送り込んでくるスパイを秘密裏に、或いはわざと派手に目立つようにして処理しているではないか。

 数人のグループに対して行うか、十億を超える中国人に対して行うかの数量の差だけの事であって、つまるところやっていることは同じだった。

 遙か宇宙の彼方から正体不明の強敵が侵略してきているというのに、相変わらず身内で争い続けている間抜けさ加減はどちらも同じだな、と顔には出さずに心の中で盛大に皮肉な笑いを浮かべた。

 

 その後幾つか質問が続き、互いの担当部署を確認した後に、細部は各担当で詰めていくという事で合意して会議は終了した。

 会議終了と同時に、ヘンドリックは参謀総長であるフェリシアン・デルヴァンクールがいわゆる友好的な笑みというやつを浮かべて自分に近付いてくるのに気付いた。

 

「ヘンドリック。今日は有益な話が聞けたよ。ありがとう。」

 

 フェリシアンが差し出してくる右手を握る。

 

「とんでもない。お役に立てて光栄です。」

 

 腹の中はともかく、ヘンドリックもにこやかな笑顔で返す。

 実際には、僅か数十年のうちに人類の滅亡する未来が見えているというこの時にもまだ、自分達の種族内輪での覇権争いに明け暮れるなど、なんと度し難く馬鹿馬鹿しい事だろうと思っている。

 

 自分達が汗水垂らし、文字通り命を賭してまで調査解析してきた情報は、人類全体の利益のために使われるべきなのだ。

 ましてや内輪の戦いに流用されるなど。

 無念でやるせない思いが、ヘンドリックの心に出来た隙間の様な空虚を徐々に広げていっていることにまだ本人でさえも気付いていなかった。

 

「この計画を進めていくに従って、要所要所で君達の解析結果が重要な判断材料となる。これからも参加をお願いしたいが、大丈夫かな?」

 

「勿論です。お役に立てて頂く為に我々の活動は存在します。」

 

「尤もだ。では次回もよろしく頼む。」

 

 フェリシアンはヘンドリックの右肩を叩くと、最後にもう一度笑顔を向け踵を返した。

 ヘンドリックは覚めた眼で、濃いグレンチェックの柔らかそうなジャケットを着たフェリシアンの歩き去る背中を眺めていた。

 

 この日正式に立ち上がった計画は、PROGRAM 'TREASURE HUNTING'という名が付けられた。

 それはこの地球という惑星上に存在する国家、或いは人類が、外敵に対して一つにまとまろうとする実質的なはじめの一歩と言えるものであった。


いつも拙作お読み戴きありがとうございます。


 新章ですが、戦略級の作戦を立てる者達と、その作戦の中で実際に前線で戦う兵士を同時に書いていこうと思います。巧く書けると良いのですが。

 要は、大戦略の実況ですね。255x255の大マップです。ファラゾア=レッド国、中国=イエロー国、国連軍=青、日本台湾ロシア=緑、てなところで。

 青と緑は同盟を組んでいますが、基本三つ巴の大乱戦です。

要は、某有名SFアニメの統合戦争ですね。

 もいっちょ、強大な外敵から攻め込まれ滅亡の危機に瀕していてもまだ、結局やることはその外敵さえも敵陣営の一つとして組み込んだ、地球上での陣取り合戦、という皮肉なお話しでもあります。

 形振り構わず、敵の力を使ってでも自分達の意思統一を図らないと短時間で滅亡してしまうので、必死で抗っている姿、でもありますが。

 

 ちなみに余り関係ないですが、みなさん東アジア域の地図を東を上にしてみたことはありますか? Google Earthとかでも良いのですが。

 中国にとって日本(特に南西諸島)が軍事的にとんでもなく邪魔な位置に存在しているのがよく分かります。

 そして沖縄本島に航空基地を配置するのが、どれだけ絶妙な配置であり、中国海軍に対して最高に深刻な嫌がらせになっているか。

 そりゃ中国、沖縄の分離独立と併呑狙うよね、最高に鬱陶しいもん。俺でもそうするわ。という感じですね。


 作戦(Program)名の「Treasure Hunt(宝探し)」ですが、中国と云えば龍、龍と云えば光り物。という所から来てます。

 ホントはどストレートに「ドラゴン○エスト」とかにしてみようかと思ったのですが、さすがにやめました。

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[一言] 中国がアカでは無くイエローと言う謎
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