第359話 オマケ話 1
思い付きと勢い、ノリで書いたショートコント的なモノです。
話の前後、脈絡や時系列等の説明も人物の説明も無いので誰のセリフか名前を書いてます。
~~出会い・アスラッドとエリザの場合~~
ジュン
「そう言えば、お母さんとお父さんはどういう風に出会ったんです?お母さんの出身とか聞いた事がありませんが」
エリザ
「そうだったかしら~?私はね、お父さんに助けられたのよ~?」
ユウ
「へぇ?それが出会い?運命的~」
アスラッド
「あ~…まぁ、間違っちゃいないが…」
ジュン
「? 何かあるんですか?」
アスラッド
「…アレはな、領主の一人が若い娘を強引に攫っていったと聞いたんで、偶々近くにいたわしが助けに行ったんだが…結局助けたのは領主の方だったんだ」
ジュン・ユウ
「「はい?」」
エリザ
「私を手籠めにしようとしたから~自分が如何に卑しい豚野郎なのか教えてあげただけよ?ウフフ」
アスラッド
「わしが乗り込んだ時には領主はもう廃人同然、以前の傍若無人ぶりは見る影も無かった」
ジュン・ユウ
「………」
エリザ
「ウフフフフ」
ジュン
「じゃ、じゃあどこの生まれ何です?お母さんは」
エリザ
「ひ・み・ちゅ」
ジュン・ユウ
「「………」」
エリザ
「ウフフフフフ」
~~出会い・セバスンとシルヴィの場合~~
ジュン
「セバスンとシルヴィさんは昔からの知り合いらしいけど、どこで知り合ったの?」
シルヴィ
「えっと~私が王都に来る時にね~乗ってた馬車が事故を起こしたのよ~」
セバスン
「そこへ偶々、私が通りがかりまして。私の馬車でお送りしたのです」
シルヴィ
「その後~街中で偶然再会したのよね~」
セバスン
「そうでしたな。確か…パンを咥えて走っているシルヴィさんとぶつかったのでしたか」
ジュン・ユウ
「「………」」
シルヴィ
「その後は~私がしつこいナンパに困ってる所を助けてもらって~」
セバスン
「あるパーティーの会場でも偶然会いましたね」
シルヴィ
「私が風邪を引いたらお見舞いにも来て貰っちゃって~ほんと、セバスンさんには助けられっぱなしで~」
セバスン
「いえいえ。私も急に新しい服を用立てて貰ったりと、助けて頂いておりますから」
シルヴィ
「あら、お互い様かしら?うふふ~」
セバスン
「ふふ」
ジュン・ユウ
「「そこまでやって何故フラグが立たない!」」
~~出会い・セバスンの妻~~
セバスン
「ジュン様、フラグ、とは?」
ジュン
「あ~…この場合、何故恋に落ちないのかって事」
シルヴィ
「だって~私は亡くなった夫に操を立ててるもの~」
セバスン
「私も、その時は妻が生きていましたから」
ジュン
「あ…ごめん。無神経な事を」
シルヴィ
「いいのよ~」
セバスン
「お気になさらず」
ユウ
「えっと…じゃあセバスンと奥さんはどこで会ったの?」
セバスン
「妻と出会ったのは城でございます。妻も城で働くメイドでございました」
ジュン
「へぇ?奥さんとは何がきっかけで仲良くなったの?」
セバスン
「きっかけでございますか…いえ、特には無かったように思います」
ユウ
「いつの間にか好きになってたって事?もしくは一目惚れとか?」
セバスン
「一目惚れでは無かったですな。ああ、そう言えば…」
ユウ
「なになに?やっぱり何かきっかけが?」
セバスン
「はい。ある日、妻が私の落とし物を届けてくれたのです。その時…」
ジュン
「その時?」
セバスン
「指が触れ合いまして。その時に、こう体中に雷が走ったといいますか。それで」
ユウ
「…それだけ?」
セバスン
「はい」
ジュン
「シルヴィさんとはアレだけきっかけがあったのに?」
セバスン
「いえ、ですから…その時にはまだ妻は…」
シルヴィ
「うふふふ。奥さんが居たら、そりゃあ他の女に惚れたらダメよね~うふふふふ」
セバスン
「シルヴィさん?」
シルヴィ
「うふふふふふふ」
ジュン・ユウ
「………」
セバスン
「あの…」
シルヴィ
「うふふふふふふふふふふ」
~~シャクティの原点~~
アイ
「ねぇ、シャクティってさ」
シャクティ
「はい、何ですか?」
アイ
「どうしてノーパンが癖になったの?」
ジュン
「いきなりなんて質問を…」
シャクティ
「あぁ~、それですか。えっとですね…お恥ずかしい話ですけど、私小さい頃、中々おねしょが直らなかったんですよ」
ジュン
「ほんとに恥ずかしい話だけど…平気そうだね」
シャクティ
「それで、ですね。私もおねしょ癖を直そうと色々努力したんですけど中々上手く行かなくて」
ジュン
「無視かい」
アイ
「それで?」
シャクティ
「それで色々やった結果…どうせ濡らすなら最初から穿かなければいいじゃない!と結論に至りまして!おねしょ癖が直った今では今度はノーパンが癖に!」
ジュン・アイ
「「結論がおかしい!」」
~~おまわりさん、この人です! 1~~
ジュン
「ユーグ陛下はアンナさんとの婚姻はどう思ったんです?アニエスさんやエヴァリーヌさんはともかく、アンナさんは出会った時はもっと幼かったでしょう?」
ユーグ
「ん?まぁ確かにそうだが…アレとは古い馴染みだ。子供の頃から知っておったからな。婚約が決まった時も、特におかしいとは思わなかったぞ」
ジュン
「そうなんですか?」
ユーグ
「うむ。だから決してアンナに夜、寝室で子供服を着せて楽しんだりは…」
ジュン
「おまわりさん、この人です!」
~~おまわりさん、この人です! 2 ~~
ジュン
「イーノさんは美しい者が好き、それが男でも女でもとか言ってましたよね」
イーノ
「う…そ、そんな事もありましたね」
ジュン
「じゃあ、男では誰が好きだったんです?女はオリビアさんだとして。ダーバ王子ですか?」
イーノ
「ダーバなわけないでしょう!あいつのどこが美しいんです!?」
ジュン
「怒らなくてもいいじゃないですか。じゃあ誰です?」
イーノ
「もうっ………レンド魔王国の、ある街の子供達ですね」
ジュン
「子供、ですか?」
イーノ
「はい。子供達が川辺で水浴びをしてる姿を偶々目にしたのですが…何故か激しく心臓は高鳴り、未知の高揚感が…!」
ジュン
「おまわりさん、この人です!」
~~レティシアの詩~~
カタリナ
「それにしてもレティシアが詩か…正直意外だな」
パメラ
「私も。何時から書いてるの?」
レティシア
「い、いいじゃない、何時だって」
カタリナ
「それくらい教えても構わないだろう。ほら話せ話せ」
レティシア
「う~…十二歳くらい…」
パメラ
「結構前なのね。それなら大分書いてるんじゃない?」
レティシア
「ま、まぁね」
カタリナ
「ふむ。やはり見せてくれないか、レティシア」
レティシア
「い・や!」
パメラ
「そんな事言わずに。レティシアだっていつか誰かに見せるつもりで書いてたんでしょう?」
カタリナ
「他人に見られるのが恥ずかしいのは解るが、私達は姉妹だ。幾分気が楽だろう?」
レティシア
「う…うぅ…」
パメラ
「ね?御願い、見せてレティシア」
レティシア
「わ、わかったわよ…はい」
パメラ
「ありがとう、レティシア」
カタリナ
「どれどれ…」
レティシア
「う~…」
パメラ・カタリナ
「「………」」
レティシア
「ど、どうなのよ?」
パメラ
「ええっと…うん。独特ね?」
カタリナ
「そ、そうだな。まさか秘密の詩集を他人には読めない暗号で書いてあるとは思わなかったぞ」
レティシア
「暗号じゃないわよ!正直に言いなさいよ!」
パメラ・カタリナ
「「字が汚い」」
レティシア
「正直に言ってんじゃないわよ!」
カタリナ
「正直に言えと言ったじゃないか…」
パメラ
「これは…詩の内容をとやかく言う以前の問題ね…」
レティシア
「分かってるわよ!だから見せたくなかったのにぃ!バカー!」
また話のストックが溜まったら載せると思います。




