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終わりのプロローグ。

カニ食べたいな…

ふと目覚めるとそれは何も無い真っ白な空間…

何も感じない訳ではなく不思議と落ち着く空間…

人は暗闇だと不安、恐怖といった感情になるが、

白の空間だと落ち着くのだろか…


全く落ち着きません。

どうしてここにいるのでしょう?

ここは天国でしょうか?

私はこんな何も無い空間にずっと居るのでしょうか?

いや、いや、嫌っ!

これ私ずっといたら絶対発狂するよ?

でも何故か心は落ち着く…

発狂出来ません…

あ、ストレス、なんてのも感じません…

ああ、もう考えるの辞めよ。

おやすみなさい。






(起きてください)


あれ、声が聞こえる。


(起きてください)


何故だろう、声が聞こえる。


(オキテクダサイ)


なんか急にカタコト?


(ちっ、はやく起きろやゴラァ!)


あ、なんか急に怒ってる?

仕方ない、起きてやるか。


(おはようございます。水野 悠美さん。)


何故私名を…こいつまさか去年私をストーカーして一

度警察に捕まったあいつか?


(いや、違いますよ私は…)


ああ、大丈夫です言わなくても分かります。

このあと私は女神ラミエルです。とかいうんでしょ?

そして私を異世界に転生させてチート貰ってヒャッハーーーーーさせてくれるんでしょ?

大丈夫です。言わなくてもそれくらい分かります。


(あ、えっと…まあ、そうなんだけど…名前違うからね、私の名前は…)


あ、それはいいです、名前なんてのは転生したあとの世界で聖職者の人とか崇めてるの見れば分かるんで、今はどおでもいいです。


(あ、はい…私なんて…どおでも…)


そんなことよりチートチート!チートをちょうだい♡

憧れてたんだよね!異世界ヒャッハーーーーー!

いやぁ、楽しみだなぁ!


(そんなこと……あ、もう分かりました…チートですねチート、目の前の箱から適当に3枚取ってください。それが貴方の称号となります。)


ワオ!称号…これは…勇者、、はめんどくさいからいいや。賢者とか聖剣士とかチートな称号だろう。ふふふっふははははぁ!


(はぁ、はやく引いてくださいよ、)


そう焦るなよ女神くん。では、1枚目…



『狂気』


……

………

…………あれぇ?何その称号…おかしくない?


(これは珍しい称号が出ましたね。なんの役に立つか分かりませんが(小声)なかなか出ませんよそれ、私が暇な時引くときあるけど1回も出したことないから超レアだよ、賢者よりも(多分))


あ、うん。まあ、大丈夫!まだ2枚ある!ここから挽回だ!ふっ、これが我が力だ!



『癒しの女神』



…あれ?女神なっちゃったよ…?


(あ、あはは、すごいですねー(棒))


これは強大な称号だわ。きたきたきたきたぁ!

これでパーティーメンバー回復させまくって

悠美様すごぉい♪とか

君のおかげで助かった。これかも俺たちのパーティーでいてくれとか

あっちゃったりぃ♡

ふふふふ

勝ったわ!異世界勝ったぜぇー!


(あのぉ、もう1つ残ってます…よ?)


ああ、そうだった、もう最強さん引いたからどんなんでもいいわ…あ、これにしよ。



『絶対なる孤独者(ソロプレイヤー)



あ、

……

………詳細わかんないけどこれ負けたわ…。私の異世界人生これ一つのせいで終わったわ。


(あ、あのぉご愁傷様です?(ざまぁ、私を散々コケにしたツケだ、はっ!)あ、それからもう3つスキルのもありますが引きますか?)


あ、あぁ、スキル…まだ…終わったわけではないのか…これからの3枚が私の人生を…ふっ、負けられねぇ!


(えっと、称号の方で尺取りすぎたんで一気に3枚引いてくださいね。)


この1回にすべてを賭ける!ってことか…いいねぇ!いくぜっ!



・鑑定

・アイテムボックス

・空間魔法



おお、これは王道が揃ったな…これならソロでやっていけそうだよ…


(ふぅ、ではそろそろ飛ばしますね。)


おう、ドンと来い!


(貴方に神の加護があらんことを。)



もう称号で私神なんだけど……………。

ヒャッハーーーーー!しょーぜぇ!

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