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音知学園器楽部  作者: 奏(かなで)
3/4

~失われた音色を求めて~3

第二奏「天才級のピアニスト1」


「それで、まずは誰の心をチューニングをすればいいですか?」


「そうね…」


僕は、あまり先輩達とは会うことがなかったから、最初は後輩、つまり中等部からいってみては?と提案した。


「いや、あなた達と同じ学年に二人、器楽部だったメンバーがいるわ。名前は、瀬名美來(せなみくる)環日奈子(たまきひなこ)よ。」


「え?!同じ学年に二人もいたなんて…

ということは…中等部の時からいたということか…」


「美來ちゃんって器楽部だったんだ!」


凛音は色んな人とすぐに仲良くなっていたから

すぐに一人を見つけれた。


「とりあえず、美來さんを器楽部に連れ戻しましょう!」


「だな!」


そして、瀬名美來を器楽部に連れ戻すことになった。すると、


「それ、俺にも協力させろ!」


少し遠くから男の声が聞こえた。

それは、竜人だった。


「竜人!」


「言っただろ。俺はお前らと同じ部活にするって。」


改めて、器楽部部員は部長を含めた四人になった!


「そういえば、先輩じゃなかった、部長。美來ちゃんって何の楽器をやっていたんですか?」


「美來さんは、ピアノよ。しかも天才ピアニストよ。」


「へぇー…って、天才ピアニスト?!」


僕は「天才」がつくほどのピアニストという瀬名美來を良く知っていた。というか、何故今まで気づかなかったのだろうか…


「…い…ね…よ!」


「ん?何か聞こえなかった?」


「あぁ…ちょっと行ってくる」


「奏!気を付けてね…」


そして僕は声のする方にいくと、一人の女の子に三人でお金を貰おうとしてる…いわゆる「恐喝」だ。


「おい、美來ーあたし達、今金ないから少し貸せってー。」


恐喝を受けていたのは…瀬名美來だった…


「だから…私も今無いって言ってるじゃん…」


彼女は、泣きそうな声でそう言った。


「おい!お前ら!何してんだよ!」


「あ?何お前、美來の代わりに金くれんの?」


「金?金なら自分で稼げよ!それくらいできるだろ!」


僕は、恐喝をしている三人に向かってそう言った。


「んだとてめぇ!」


三人のうちの一番リーダーっぽいのが、僕の襟を掴んできた。


「俺にふれんじゃねぇ…」


何故かその言葉がひとりでに出てきた。

そう、僕が意識的に言った訳では無い。


「な、なんだよ…こいつ、おい、ずらかるぞ!」


「…」


三人組がいなくなり、僕も意識が戻った。

もちろん、今起きた事も最初の方は覚えているが、途中から覚えていない…


「大丈夫だった?美來ちゃん いや、みーちゃん」


「え?も、もしかして…かなっち?」


そう、瀬名美來は、僕のもう一人の幼なじみだった。





見ていただき、ありがとうございます!

今回の話はなんかめちゃくちゃな話になってしまいました…

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