第四話
初のヒロインがでてきます。
「ついたぞ。」
地底龍の背中の上の乗り心地は、最高だったのはジンは、自分が高所恐怖症だというのを忘れていた時だけだった。
ジンは、馬鹿だった。
「……………………!!」
(はっ、生きてる!)
「ほぅ、わしの上で寝ておったのか。
お主、本当に人間か?」
「…………………ああ…………………。」
(生きてるぞ、ああ!生きてる。)
「まぁいい、わしは巣に帰るからな。
また、遊びに来い。
次は、客人としてむかえてやる。」
(何はともあれ、送ってくれたんだから、礼を言わないとな。
thank youとな。キラッ)
「……………にゃんちゅう………」
(orz)
「…………………」
ジンは、地底龍と別れて鬼族の村へ向かった。
鬼族の村まで10km位の所で降ろして貰ったので、しばらく歩かなくてはならないのだ。
パンパカパーン
「みんなのアイドルのワシじゃ♪
今回は、種族について説明するぞ♪
大きく分けると種族は、三つに分類されるのじゃ。
魔物と神獣と人類というところかの。
魔物は、知能が低く沢山の種類があり主に人を襲うのじゃ。
まぁ村みたいなのを作っているやつもいるがの。
後、突然変異が最もしやすい生物でもあるのじゃ。
突然変異したやつが、人語を話したりめちゃめちゃ強かったりするのじゃ。
神獣は、さっきの地底龍のようなやつじゃな。
数はとても少ないが、滅多に死なない位強いのじゃ。
たまに、友好的なやつもいるぞ。
最後に人類じゃ。
人類はさらに三種にわけれるのじゃ。
普通の人間と動物の体の一部を持つ人間と容姿が魔物に近い人間じゃ。
普通の人間は知識が運動と魔力よりも高く、次の人間は、運動が知識と魔力よりも高いのじゃ。
最後の人間は、魔力が高いと思ったであろう?(グフフフ)
違うのじゃ。(ドヤ)
最後の人間は、種族によって全くことなるのじゃ。
まぁ稀にハーフとかもいるがの。
まぁ今回は、ここまでじゃ。
ん?今回は、少ないって?
それは、すまないの。
ワシのことをアホと言った命知らずがいたのでの、ちょっとこらしめてやるための準備をしてるのじゃ。
もちろん内容は、内緒じゃ。
それじゃぁ、ワシは忙しいからの。
バイバイじゃー(-_-)/~~~」
「…………………ブルッ」
(何か寒気がしたぞ。
おっ見えてきたきた。)
鬼族が住んでいる所は、農村の様だった。
そして、鬼族は全身赤色で、男には大きい角、女には小さい角があり、銀色の髪を持っていた。
(思ってた通りみんな筋肉質だな。
子供は、普通かな。
それよりも、村長の家へ行かないとな。
だいたいテンプレなら、一番大きい家なのだが…………。
あったあった。)
鬼族の家は、かなり古い家ばかりで、屋根は藁で作ってあり壁も木を使っていた。
床は、高床式になっておりドアは無く、布の様なもので仕切ってあるだけだった。
「おおっ来たか。
ずいぶんと速いようだが、失敗でもしたのか?」
「…………………ドサ」
「なっ!これは、まさしく地底龍の卵だ。
生きてるうちに、もう一度見れるとは、感激だ。」
「………………」
(こいつ本当にじじいか?
絶対じじいの筋肉じゃないような気がするんだが。)
「ふむ、報酬は弾もう。
まずは、本来の報酬だが金貨1000枚に鬼族特性の筋肉薬と隻眼石をつけよう。
それにわしの娘も(ゴニョゴニョ)」
「………………コクコク」
(最後の方はよく聞こえなかったが、まぁいいか。)
「今宵は、歓迎会をするためゆっくりしていってくれ。
闘技会も開催するから楽しみに待っててくれ。」
「は~~~?
何で俺が全然知らない奴の所に、嫁がないといけないんだよ。」
「ヴァネッサが、いつまでも嫁にいかないからだろうが。」
「当たり前だ、俺は自分より強い奴しか興味ないんだ。」
「ん?もう一回いってみろ。」
「だから、俺より強い奴しか興味ねーつってんだよ。」
「それなら、今回は大丈夫そうだな。」
「あ?」
「ちょっとこっちに来い。」
「なんだよ。」
「これを見ろ。」
「ん?
これは、地底龍の卵じゃねーか。」
「そうだ。
それを持って来た人間が、お前の婿だ。」
「は?人間?
人間にこんなこと出来るわけねーだろうが。」
「じゃぁ何でこれが、あるんだ?」
「人間がよく使う、数の利でもつかったんたろ。」
「奴は、一人で来たぞ。」
「それならたまたま、地底龍が居なかったのを良いことに卵を盗んで来ただけだろ。
鬼族でも出来ねーことを人間に出来るわけないだろ。」
「まぁいい。
もう、決定事項だからな。」
「何勝手に決めてんだよ。」
「報酬に、お前も入れたらあっさり頷いてくれたからな。
契約に背くわけには、いかないんだ。」
「自分の娘を報酬にいれてもいいのか?
おいっ!こっち見ろ。」
「俺だってな、悲しいんだ。
でもな、これ以上の報酬が見当たらないんだ。
すまんな、恨むんなら恨んでくれ(シクシク)」
「だから、こっち見て話せっていってんだよ。」
「わかったもういい。」
「おおっ!わかってくれたか。」
「今夜、闘技会はやるのか?」
「ああ、せっかくの客人だからな。」
「そうか………フフッ」
「?」
エルフについては触れてませんが、魔族に分類されます。