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永遠ループ

作者: ねこがえる

「酷い!」


 女がまた、叫んだ。


「だから?」


男がまた、聞いた。


「だから、酷い!」


 女がまた、叫んだ。


「だから?」


 男がまた、聞いた。


「だから、酷いのよ!!」


 女がまた(以下略


「いや、だからなんなんだよ」


 男が(以下略


「いや、だから酷いの!」


「いや、だからなんなんだよ」


「酷い!」


「だから?」


「酷い!」


「だから?」


「ひど」


「もういいよお前黙れ」


男が女を遮った。


「勝った!!」


女がまた、叫んだ。


「なにが?」


男がまた、聞いた。


「私の方が同じ事をずっと言ったわ!」


女が(以下略


「お前、何がしたいんだよ」


男(以下略


「その分、私の方が愛が大きいわ!!」


「だから?」


「大きいのよ!」


「だから? っていうかお前、なんの話ししてんだ?」


「……なんの話しだったかしら?」


「もういいよお前黙れ」


「酷い!」



(振り出しに戻る

自分でも何がしたかったか分からないです。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 読んでみると、同じ音が繰り返し登場しています。 それが心地よいリズム感をだしていて、なんだか詩を読んでいるようでした。科白の感覚がなければ尚更です。 [一言] 一年が経ち、前よりもさらに成…
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