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第1章/バトル開始

本格的にスタート。今回から第1章だよ


 俺は負けられないんだよ、絶対に



「へぇ~、こりゃなんか秘密がありそうだな。一応そのアパートの人たちには確認とったのか?」

「あぁ、ここに来る前に一応聞いてみたんだが心当たりはないみたい。てことは、誰が入れたんだろうなぁ・・・」

 それから俺は連絡をとった友人の家へ向かった。オカルト系が好きだというから何か知ってることはないかと思ったが収穫はなかった。

「じゃあ、処分するしかないな」

「いや、それはやめていおたほうがいいかもな」

 友人はカードを捨てようとした俺を制止させた。

 何でだ?

「万が一ってこともある。あと、俺ももう少し調べてみたいんだ。なんかすごく怪しいんだ、そのカード」

「いやいや、そこまで警戒する必要ないだろ」

 それにたかがカードだぞ?誰かがいたずらで入れたようなカードにそこまで怖がる必要はないだろ。

「うん、なんか引っかかるんだ。それに最近のことも考えてみるとな」

「最近のこと?」

「あぁ、実はなあまり公にはされてないんだがネットとかではある噂みたいなもんが流れてるしな」


 ある噂。俺もそれのことは知っている。最近ネットで話題になっている。

 原因が全く不明の事件。

 それは言葉のとおり、自然現象のごとく発生する。一年前、一つだけTVに取り上げられたことがある事件がある。

 一家自然爆破事件──ある一軒家が謎の爆発をした。家はもちろん木端微塵。家族は一人を除いて全員死亡。原因は見つからず、そのまま世間からフェードアウトした。

 だが、ネットに話題になっている事件は他にもいくつもある。身元が分からなくなるほど切り刻まれた死体、死んだ人間が人間を殺す、人間が爆発する、発狂死した死体、などといろいろと。

 とにかく、人間の手では不可能、もしくは原因が全く不明の事件がここ最近増えてきている。

 何かが起きているんだ、ここの町で何かが行われているんだ。


「帰りは気をつけなよ。お前も巻き込まれたりしてな」

 そんな冗談を言ってきたが笑えない、さすがに。

 話をした後でそんなことを言わないでほしいなぁ・・・。

「あ、コンビニ寄っていくかぁ」

 時計を見ると0時を回っていた。明日も大学があるから早く帰りたかったんだがなぁ。

「君か。Aのカードを持っているのは」

 いきなり声をかけられたもんだから、俺は止まった。

 急ブレーキ。

 振り向くと見たことあるような顔の人物がいた。

「えっと・・・、名前は確か・・・、誰だったかな・・・」

「同じ大学の高崎だ、もう一度言う。君の持っているカードをこちらに渡してくれ」

 ・・・・えぇ~。

 同じ大学とはいえほぼ初対面の相手にそれはないだろぉ・・・。

 う~ん、渡してもい言っちゃあいいんだがなぁ・・・。

「やはり、渡さないか。そうだよね、さすがにこの力は簡単に手放せないよな。うん、力ずくで奪おう」

「えっ?」

 一瞬だった。

 高崎の体が光った。

 と思ったら俺の前にいきなり現れた。

 その瞬間、


 まるで蹴られたボールのように俺の体は吹っ飛んだ


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