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砕けるミルクプリン

俺の目の前にいる田宮は、それまでに貪っていたミルクプリンを地面に落とした。

汚いな。ちゃんと掃除しろよ。

「嘘じゃなさそうだな」

田宮の声があらかさまに震えた。

そんなにビックリしなくてもいいだろ。ちょっと傷ついたぞ。

そりゃ俺の後頭部から伸びている黒いプラグがコンセントに刺さって俺の眉間にオレンジのランプが電灯されているのは珍しい図かもしれない。

だからってそんなに驚くことはないだろ。

俺、ちょっと充電式になっちまっただけじゃないか。

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