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最初の試練ー火の間ー1

〜〜「来たか。この代の質はどんなもんかの。」〜〜赤い霧に包まれた熱い、開けた場所。そこに赤いゲートがぽつんと立っている。「ここが火の間かぁ」ゲートから炎希(えんき)が出てきた。ここの温度かなり高いなー「これは、これはまた会ったねー。炎希」そこには山炎(さんえん)ととりまきの二人が立っていた。「山炎」「また会えて光栄ですよ。族長の孫」その時、大きく威厳のあるおたけびが聞こえた。「英雄の力の継承を目指すものどもよ。われは源石の守護者。」守護者?確かに文献には源石には守護者がいると記されていたな。「お主たちはわれが見る中で質が一番悪い代だ。まさか5人しかいないとは。」「質が悪い?山炎さんは歴代で一番強いお方だぞ。」「やかましい」守護者がそう言うと、とりまきの一人の姿が突然消えた。「なに?」山炎は自分のとりまきが近くでいきなり消えて驚いた。「これから試練の説明をする。本当は貴様らたちに継承させたくはないが、一人選ばなきゃならないからな。戦え。最後まで立っていたものが勝者だ。」そう言ったら守護者の声が聞こえなくなった。勝者は一人か。炎希がそう考えていると、山炎が殴り掛かってきた。「焼浸拳(しょうしんけん)」「わっ。あぶな、山炎いきなり何するんだ。」炎希が山炎に問うと山炎は笑って言った。「何って決まっているじゃないか。勝者は一人なんだぞ」「山炎、炎希君落ち着いて、同じ一族どうし喧嘩しちゃだめだ。」身長が高く。痩せている青年がそう言った。「海炎(かいえん)先輩」「海炎、お前誰に口をきいているんだ?」山炎はそう言うと海炎の方に歩いて行った。「まて、山炎」炎希は山炎を止めようとしたが、山炎のとりまきが立ちはだかった。「どけ」「山炎さんのじゃまはさせないぜ。焼浸挙」そう言って炎希に襲い掛かった。「くそ」まずい、振り切れない。どうする?炎希が足止めされているとき、山炎と海炎は手を出していた。「海炎お前は生意気なんだよ。」「山炎こんなことするな」山炎と海炎は焼浸拳で戦っていた。だが海炎は時々山炎の攻撃を正面から受けていて不利に立たされていた。「弱い奴は出しゃばるんじゃぁねーよ。」「喧嘩はだめだ。それに炎希君は族長の孫なんだぞ」「うるせぇ!今まではそうだったが、俺が英雄の力を継承すればあいつなんか屁でもねぇ」山炎はそう言って海炎に数十発パンチを入れた。海炎はそれを食らい数十mの吹っ飛んだ。「ぐあっ」「海炎先輩」炎希は心配して聞いた。「炎希…君」そう言うと海炎は気を失った。「出しゃばりやがって」そう言うと山炎は気絶した海炎を蹴った。「やりすぎだ、山炎」「よそ見していいのかなぁ」そう言うと山炎のとりまきはまた襲い掛かった。くっそ、鬱陶しい。おいおい、族長の孫が居ながら一人も守られないなんて、お前何の面があって力を継承するって言ってんだよ」山炎は炎希を挑発し始めた。「くっ」確かにそうだ一人すら守れないなんて。でもこいつらも同じ一族だし、どうすればいい。〜〜「あまい、あますぎる。これが炎城(えんせい)の孫だとは信じられないなぁ」守護者は呆れたように言った。~~「こんな弱いどうでもいいんだよ」そう言うと山炎はとりまきと一緒炎希に襲い掛かった。「お前本気か?」炎希は二人の攻撃を避けていた。「族長の孫として産まれただけで大きな顔をしやがって」そう言うと山炎は炎希のお腹に一発焼浸拳を入れた。「うっ」炎希は少しよろめいた。「分かった。それがお前の考えなら」同じ一族だけど仕方ない。炎希がそう言うと手から少しずつ火がでてきた。〜〜「ほう。属性が目覚めていないのに火源を使えるとは、かなり火に適正があるなぁ。」守護者は感心したように言った。〜〜炎希の手から出てきた火は炎希の拳を包んだ。「炎希お前、属性も目覚めてないのに何故火源をつかえる!」山炎ととりまきは炎希の拳を見て驚いた。「それじゃあ山炎、いくぞ。」そう言うと炎希は山炎より数倍速い動きで距離を詰めた。「焼浸挙。」「わぁっ」「ぐぁ」炎希は一瞬で二人の意識を刈り取った。「ふー」その場で立っているのは炎希一人になった。「ん、霧が」炎希がそう言うと霧がその場を包み込んだ。〜〜「早速脱落者がでたわね」柔幻(じゅうげん)が言った。「治療班、準備」月明(げつめい)が言うと黒茶のマントを羽織った男女六人が現れ、出てきた山炎たち三人を受け止めた。「炎城(えんせい)あの二人の傷、炎希のだよなぁ。凄いねぇ、属性も目覚めてないのに火源を使えるなんて」「今回が武器禁止でよかった」拳鬼(けんき)老給(ろうきゅう)は笑いながら炎城に言った。「月明族長、三人とも命に別状はなく少し休めば大丈夫です。」「う…ん」その時海炎が目を覚ました。「ここは?炎城族長?」「海炎よく頑張った。治療班三人を連れて下がれ。」「はっ、炎城族長」そう言うと黒茶のマントを羽織った男女六人は海炎たちを連れて下がった。「炎城これで、炎希が継承者に決まったな」盤基(ばんき)が炎城に言った。「いや盤基、まだ試練は終わってない、ここからだ。」

初めて書くので誤字脱字など、分かりにくい部分があるかもしれませんがよろしくお願いします。

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