全ての始まりの日
この世界は源でできている。源には「火」「水」「光」「金」「木」「土」「生命」「氷」「雷電」「闇」「神秘」など多くの属性があり、火属性の源を火源、水属性の源を水源という。ここはとある村。誰もが武術を習い。誰もが協力しあう村。物語はここから始まった。木造の家が並ぶ騒がしい古い町の通り、その隣では大きな川が流れていた。そこで一人の子供が溺れかけていた。「助けて」「まま」子供今にも沈みそうで助けを求めていました。川岸に立っていた他の子供たちは大人を呼びに行ったり、あたふたしていた。ママ怖いよ、助けて…「ぼく落ち着いて」「よっ」そこに一人の少年が現れた。「君大丈夫?」その少年は川に浮かぶ葉っぱの上を渡って子供を川からひきあげた。少年は川岸にもどり「大丈夫?」と子供に問いかけた。「だいじょうぶ」「ありがとう、お兄ちゃん」その時「こっちこっち」「ここだよ!」子供たちが呼んできた溺れている子供の親や、他の大人がきた。「どうしたの?だいじょうぶ!」親が慌てて子供に聞いた。だいじょうぶ、お兄ちゃんがたすけてくれたの」と子供は嬉しそうに言った。「ほんとに息子を助けてくださってありがとうございます」「無事で良かったですよ」少年は微笑んだ。子供が無事だと確認した親は口調を変え、子供に問い詰めた。「なにがあったの?どんだけ危険かわかってる?!」子供は恐る恐る「みんなの前であたらしく習った武術を自慢しようとして、川に浮かんでいる葉っぱを渡って隣岸まで行こうとしてその途中で、友だちたちに自慢しようとしたらまちがえてふみはずしたの。ごめんなさいお母さん」子供は申し訳なさそうに言った。「でもお兄さんがその術でたすけてくれたんだよ」子供は少年の方を向いた。「渡水歩ね。君には少し早かったかもね、これからはこんな危険なことしちゃダメだよ」少年は優しくそう言った。そのとき遠くから一人の男の声が聞こえてきた。「炎希、いきなり俺を置いて行ったと思ったらそれかぁ」「何度も言ってるじゃん、そうゆうことは俺にも一言くらい言えよ、いきなり置いていくなって」「ごめんごめん、ほら緊急事態だったから仕方ないじゃん龍新」炎希と呼ばれた子供を助けた少年は歩いてきた別の少年に申し訳なさそうに言った。「まぁ、今回はいいや。無事でよかった」。親は落ち着いた後炎者に「改めて息子を助けてくださってありがとうございました。ぜひお礼をさせてください。」「お礼は大丈夫ですよ、今は少し急いでいるので。」「おっ、覚えてるんだ族長たち直々の召集だから流石にいつもみたいに遅急いでいるので。」「おっ、覚えてるんだ族長たち直々の召集だから流石にいつもみたいに遅刻したらマズイよ」龍新と呼ばれた少年は笑いながら言った。「本当?じゃあ急いでいるので失礼します。これからは気を付けてくださいね」そういうと二人の少年は走り始めた。「お兄さん、僕もお兄さんのように強くて、他の人を助けられる人になるね」「頑張ってね一」炎希はそう答えると龍新とともに走り去った。〜〜「よかったね。お前あの子供の憧れになったじゃん」龍新は面白がって言った。「まぁおかげで俺らはいま遅れそうになっているけどね」炎希はため息を吐いて言った。「おっ、そう言ってる間に下まで着いたよ炎。それにしてもいつ見てもすごい場所だねー」そこは何処までも続くような長い階段がある山。両辺に20mほどの柱が上に続いていて、多くの高い木が生えており、上の景色がどうなっているかは下から見ても分からない。「とりあえず早く登ろうか龍」「はいはい」~~それにしても毎回本当疲れるよ」山の中間地点で龍新が愚痴を言い始めた。「ねー、炎少し休憩しようよー」「はぁ少しだけだぞ」そう言って炎希と龍新はその場で雑談し始めた。「ハロー、君たちも神堂にいくの?」二人が雑談していると、炎希の後ろから突然一人の女の声が聞こえてきた。「わぁつ、びっくりした」炎希は後るからいきなり声がしてとっても驚いた。後ろには緑色の服を着て黒茶のマントを丹織った、ポニーテールの笑っている少女が立っていた。「あれ、君は確か」「龍知っているの?」「確かねー」「こんにちは、いきなりごめんね。私は風美。木霊族の人だよ」「初めまして僕は炎希。火龍族。」「俺は龍新、水狼族」「へー、君があの有力候補の炎希ねー」風美は少し考えて「まぁまた上で会おうね。君たちも急いだ方がいいよ」そう言うと風美という少女は風のように上がって行った。「あれがねー」「知ってるの龍?」「まあーね。結構変と言うか一、珍しいって言われている人だよ」「木霊族の女の人は穏やかな人が多いだけど、彼女はおてんばで有名だよ」その時後ろからまた一人が上がってきた。「こんにちは」身長があまり高くなくて重そうな荷物を背負って少年はそう言うと急いで上に上がって行った。「あの子は?」「ああ、彼は土熊族の岩努。今回参加中で一番若い子だよ」「土熊族の族長の息子らしいよ。その関係を使って参加したと噂されてるよ実際、実力はギリギリらしいよ」「何その噂、酷すぎない?」 まぁー、それは置いといて、そろそろ本当に集合時間に遅れるよ」「火龍族族長の孫のお前が遅れたらまずいじゃぁないの?」「わぁ、マジか、急ぐぞ。遅れたらマジでヤバい」そう言うと炎希は一日散に上り始めた。「はぁー」そう言って龍新も階段を上り始めた。