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あなたは異世界に行ったら何をします?~番外へん 開店中~  作者: 深楽朱夜
あなたは異世界に行ったら何をします?~外神諫埜サイドストーリーズ(仮)~

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47 依存都市 Ⅳ 朝食

「おはよう、外神。家の中が興味深くて見入ってしまったよ。本も面白かった」

「おはようございます、良かったです。朝食を作ります」

「そうか…それは悪い……いやお願いしよう。今朝も果物や飲み物は用意する」

「お願いします…」

朝起きてキッチンに向かえばイォが起きて挨拶をしてくれる、一体いつ寝ているのだろうか、果物とナイフを出して頼み朝食の支度を行う。

ご飯と魚の切り身のソテーと腸詰と細かい肉と野菜の炒め物、野菜とキノコのスープといった物を用意しテーブルに並べれば何時の間にか昨日の様に飾り切りされた果物達が並んでいた。

「これはすごい…この白いのものは穀物か?」

「はい、僕は米と呼んでいます」

「米?白くて綺麗で美味しそうだ、そういえば外神は変わった道具で食事をしている、どうやって使う物なのかい?」

「これは箸と言う物です使い方は…」

箸に興味を持ったイォに使い方を教え朝食を食べ始める、マナーなどは気にしないが綺麗に食べるイォからじゃ気品を感じる。

「この米は魚や肉に良く合う、本当に外神は料理が上手だ」

「いえ…」

イォはお代わりもし綺麗に食べ、外神も完食し果物を…食べ辛いと思いつつ口に運び、温かいお茶で人心地着いた。


「外神は緑魔法が使えるのかい?」

「はい」

「ならこれをよかったらあげるから何が育つのか試してみてくれないか?随分昔に精霊から貰った物だがいい機会だ」

「精霊…」

イォが出して来た白い布袋の中を開けたら種がいくつも入っていて、精霊が渡す様な物ならばすごい物だろうと外に出て育ててみる事にした。


「…………」

「これは……とんでもない物を貰っていたな」

試しに1つ外で出して魔法を掛けてみれば、大きな木にいくつもの果実が成り鑑定してみると精霊の樹:美味しい果実がなっています と出る見た目は瓢箪のような白い果実、イォが風魔法で採ってくれ割って食べてみると瑞々しくて美味しい。

「美味だな」

「おいしいですね…」

他にもいくつか種を育ててみれば、回復効果のある花や栄養豊富な木の実、果物が成る木が並ぶ。

他には薬草になる葉、紙の素材になる木といったどれも1つで財が成せそうな物ばかりだった。

「これは良い、外神私はこの木々を貰おう。他の種は君に贈ろう」

「それは貰い過ぎです…」

「構わないよ、礼さ。それに私が持っていても意味はないからね。緑魔法は使えないし旅をしているから育てられないし、ここまで育っていれば収納に保管できる」

「そうですか…ではイォさんに家も送ります」

「大変じゃないのかい?」

「いえ…」

こんな貴重な物を貰ったので、いっそ家を贈ろうと決めた…。


「土魔法で成程…箱の様にするのか」

「はい入り口を引き戸にして外側は単純にしています、何階建てにしますか?」

「?何階?」

「はい階段は石魔法で簡単に造れますよ…内部を縦に長くも出来ます」

「外神の家は2階か…3階でも良いのかい?」

「はい…では階段と床を造ります…」

「分かった…」

中に入りイォの希望通りに土の山を3階建分の高さにして、中をくり貫き火魔法で焼き固める、床と階段も石土魔法で形成し火魔法で焼き崩れない様に固めた。

「窓はどこに付けます?」

「窓も出来るのか?」

「はい…流石に開けたりは出来ません」

「窓は外神に任せる」

「……分かりました。風呂などの水回りは一階で良いですか?寝室はどうします?」

「ああ…2階は石を置きたいから生活は1階でしようか纏めてあれば助かる。3階は作業部屋にしたいな」

「分かりました…」

風呂場や水回りの位置と台所の場所と部屋の場所、窓を造り大まかに部屋の形を造る、脳内でイメージし魔力を使い……魔法が上手くなっている気もする、進化する物だから使っていたらもっとイメージ通りに出来る気がする。

「早いな…」

イォが感心する、窓も鉱物を薄くし壁をくり貫き嵌め込んで魔力で固定させれば綺麗な丸い窓が出来上がる。

「浴槽も土魔法で形を整え火魔法で焼けば水も漏れません」

「そうやって造ったんだね…水はどうする?」

「僕は火魔法で蒸発させてしまいます、お湯は水魔法と火魔法で制御して出してます」

「難しいかもな…よしこれを…」

イォが魔石を3つ取り出し魔法を込めて、外神と自分用に幾つか作る。

「この青いのは水魔法の魔石、この赤いのは火魔法の魔石をこれをくっつけて見れば…」

「……?」

「出してみよう」

浴槽の縁に足した魔石を置き魔力を込めれば湯気の立つお湯がどばどば流れていく、すごい発想だとこれはすごい物だ。

「うん、良い湯加減だな。良かった、この白いのは消失魔法だ中に入れて…魔力を込めれば…」

「お湯が消えた…」

「威力を最小限にしたからお湯だけ消えるな」

「これはすごいです、幾つか良ければ…」

これがあれば排水やゴミ等の処理が楽になる、イォが魔石に消失魔法やお湯が出る魔石を造ってくれたのでそれを貰い、石鹸や石鹸水、シャンプーやリンスを渡しシャボンの葉の木を3本程渡した。

「外神が自分で作った木…3本も貰って良いのかな」

「はい、作れるので…」

「そうか助かる」

瓶や食器類も渡し、石鹸水やシャンプーの作り方を教え必要な酸味のある果物の木や、酢の作り方と必要な酵母の作り方、米の木も渡せばすっかり辺りは暗くなっていた。

「もう夜になってしまったな、今日はもう終わりにして食事にしよう」

「はい」

そう言って作業を此処までにし、家に戻り風呂に入ってから食事の支度を始め、イォはまた魔石で何かを作っていた…。

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