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あなたは異世界に行ったら何をします?~番外へん 開店中~  作者: 深楽朱夜
あなたは異世界に行ったら何をします?~外神諫埜サイドストーリーズ(仮)~

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31 穴場ダンジョン行きますか?行きませんか?

朝…ジゼに大量の商品を買い取って貰い伝手も出来たので、暫く休日としてのんびり過ごす事にした。

作り置きの食事を済ませ、お茶と干した肉と干した果物に固めに焼いた塩ビスケットにジャムを並べ読書を楽しむ、ジゼがくれた本は娯楽本が多く古い本ばかりの様だ。

『飲み過ぎた朝に飲む薬草スープと薬草料理』『初心者商人の心得』『商人は回り道してこそ金儲け』『旅と稼ぎとギルド』………為になる。

「これ作ろうかな…」

固めに焼いたパンをちぎり薬草やキノコや酸味のある果物で煮込んだパン粥やパンと蜂蜜とあればミルクと香辛料の粥、薬草と果物を細かくし水と砂糖や蜂蜜で煮て温かくても冷たくしても美味しいとある、シナモンもどきを加えてもいいなと数日の献立が決まった。

「……………」

読むひたすら………面白い気がつけば昼はとうに過ぎた時間だ、早速読んだ本を参考にパンの粥と飲み物を作ってみる、

分量などはざっくりとした過程だけ絵も無いのでなんとなく作ってみる……。


「贅沢な味…」

パン粥2種類の食べ比べ、果物の蜂蜜漬けと作ったジュース、複雑な味わいでハマりそうだ。

「焼いた肉と魚も合う」

お代わりも珍しくして、薬草風呂に入りまた読書をして布団に潜り込んだ…。


朝………今日は森を散歩しまた他の街や森に行こうかと考え朝食を食べ終わり散歩に向かう、花蜂のいる方を避けるがやはり花や実が増えているように感じる、森の雰囲気が変わった。

「…………花も食べられる…」

蜂蜜漬け、砂糖、飴、ジャムでもいい…そうやって花を摘んでいく、途中休憩を挟みつつ鑑定し採取しつつ足をゆっくり進めていく。

この先に誰も知らない薬草ダンジョンあり:行きますか?行きませんか?……採取に精を出していれば目の前にそんな表示が出現する、目をぱちくりとさせ奥を見る。

「ダンジョン……」

面倒な手続きは要らなさそうだ…今日はもう夕方近いので、明日行ってみようかと転移で家に戻る。


「ダンジョン…」

椅子に座りダンジョン関連の本を読み漁る、未確認のダンジョンは報告すれば報償金が貰え国に認められれば貴族の位を与えられる場合もあり………興味は無いが未確認のダンジョンは意外と多いらしい、そこまで行くのにも苦難な場合が多いからとされている。

「薬草だし…植物なら火…情報がないから浅い所で…」

火魔法と石礫や氷の塊をぶつける位しか攻撃手段がない、危険を冒すつもりもない。

ヤバそうならすぐに転移して逃げればいい…とも考えつつ些か安直でもある、少し考え魔石に魔法を入れて何かあれば発動させてみようかと実験を行う事にした。


「魔石に火魔法と氷魔法は入れた…発動させてみよう」

外に出て火魔法は周囲が木々なので燃えたらまずいと思い、氷魔法を発動させてみる、魔力を込めて発動させれば氷の槍が出てくるので風魔法で操作し木にぶつければ中々の威力だ。

「風魔法も入れて…うん」 

魔法の本には想像と魔力が魔法の鍵だとあった、魔力があっても想像力が無ければ上手くは行かない、想像力だけでも魔法は成立しないと、魔石を使いこなせれば魔力を補えるとあった正しくこれだ。

これを使ってダンジョンに入れば浅い階層ならどうにかなるだろう、未発見なら他に絡まれるような事もないと、今出来る攻撃魔法を入れた魔石を量産し直ぐに出せる様に服にポケットを縫い付けた。

「これで…いいかな…」

魔石を入れてこれで一段落、風呂に入り早めに休む事にした。


朝…いつもと変わらず冷たいお茶とおやきとスープ、肉のソテーを食べ身支度を整え未発見の薬草ダンジョンに転移した…。


「おや、このダンジョンに挑む者が我々の他にもいるとは奇縁というものか」

「……この者只人ではない気配です」

「……………すみません、出直します」

鬱蒼とした洞窟の入り口に転移すれば先客と目が合う、この世界では珍しい鮮やかな色合いの服の2人組、1人はもう1人の為に紙製の番傘?のような物を差している、雨も降っていない空はいつも通りの曇り空だ、日傘でもないようだが…同じタイミングでダンジョンに入るのは気まずい。

「おや、良ければ一緒に」

「いえ…大丈夫です…失礼します」

「マユラ様がそう言っている」

「ええ」

踵を返し立ち去ろうとすれば目の前には何故か傘を指していた男が目の前にいる…いつの間に、気品というか偉そうな美形はマユラというらしい…此方は誰かとダンジョンとかごめんだ。

「此処で逢ったのは縁、我々鬼人は縁を大事にする。どうだろうか我々を助けると思い話しに耳を貸して貰いたい。私はマユラそれは私の弟子のシュリだ」

「…………外神です」

あー嫌な予感がすると思えば目の前に『鬼人族の頼みを受ける:達成で1,000pt』と表示される、いや受けるつもりはないので退散したい。

「決して損はしない話しだ」

「ああ…それは保証する」

「………分かりました」

マユラが薄い笑みを浮かべる儚い硝子細工のような印象のマユラと柳の木の様な希薄(人の事言えない)なシュリに挟まれ、話を聞く事にした…。

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