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あなたは異世界に行ったら何をします?~番外へん 開店中~  作者: 深楽朱夜
あなたは異世界に行ったら何をします?~外神諫埜サイドストーリーズ(仮)~

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14 ハイキングと解体…またいつか

「血抜きはこんなもんかなー火起こしといてー」

「……きれいですね…」

「なにが?」

「捌くの…解体が…」

「そう?」

川に移動血抜きを始め、水魔法で冷やしておくらしい、その間火魔法で焚火と収納からフライパンと鍋を出しておく。

ギーギスの鮮やかな手つきに朝と同様見入っている、冷やした怪鳥を鉄の棒の様な物で腸を出して羽を毟っていくこれも売れるらしい、そうしたら鳥の丸焼き前の姿だ。

「やる?」

「………はい」

「じゃ、今から俺が先生な」

ギーギスがにやと笑う、そこはどうでもいい、解体…部位ごとに切り離していう作業だ。

収納からナイフを出してみる、ギーギスから解体や捌くのに使うなら専用にした方がいいとの事なのでそうする事にする。

「頭を落として…テーブルを出すか」

「はい…」

大きな眺めのテーブルに岩で作ったまな板の上に怪鳥を置き頭を落とす、腹を開き内臓を切り離す……冷たい…素手で良いのかと思いつつギーギスの指示に従い内臓を破かないように繊細な手付きで行う、先ほどの怪鳥の様に鳥の部分が多いが牛肉っぽい部分もある。

「内臓食べてみるの?」

「やってみるだけです…」

「ふうん、味気になるなー。良いね上手。売りもんじゃないから不格好でもざっくりでもいいだろ?」

「はい…」

「じゃ、ざっくり部位ぽい感じに解体して……。これが魔石な魔物にはあるからこれは結構デカい。後で色の付け方とか教えるから。それで、こいつは内臓とか以外頭も良いスープになって美味いぞ」

「はい…」

ギーギスが所謂心臓に埋め込まれている無色の親指程の石を取り出す、力が入るが無駄に力を入れず肉の繊維、並びに逆らわず切る事に専念するように言われその通りにする、1時間程で解体が終わり血を水で洗い流しつつ綺麗に出来上がる。

「ありがとうございます」

「おう、じゃ焼こうぜ。俺はこの辺り貰う後はやるよ……じゃ料理頼むな」

「はい……」

仕方ない授業料として料理を始める、スープもあるしパンも用意してキノコと香辛料を並べ手ごろな肉に馴染ませていく、その手付きをギーギスが眺めつつ少し場を離れると言い、その間も肉を焼いていく。

暫くして戻ってくれば、手には花や果物と薬草があり渡された。

「ありがとうございます」

「ああ」

後は芋と肉の煮込みだけなので、いったん岩に座り魔石の色の付け方を教わる事にした。

「魔石って魔物やダンジョンで手に入ったりするんだ、俺が売っていたのはここから北のダンジョンだな。大分離れているが鉱物ダンジョンがあってそこは魔石や宝石がドロップする、鉱物ダンジョンとか薬草ダンジョンとか肉ダンジョンは大陸ごとにあるからなー」

「………この辺には無いんですか?」

「んー一番近いのでここから馬車で20日の鉱物ダンジョンだな、硬いぞ魔物が。武器とか壊れるからあまり人気無いしな、深い階層のボスがドロップ出来たら一財産だけど」

次の目的が出来たのかもしれない、少し興味が湧く。

「あ、話し逸れた。で色の使い方な。魔石に魔法を込めれば色が変わる…が魔力量が多くないと色が付かないんだ。これは火魔法な…綺麗な色だろ?鉱物ダンジョンのドロップ品は最初から色が付いている」

「………綺麗ですね」

「だろ、ほらやる」

「ありがとうございます……」

濃く色づく魔石は宝石の様で美しい、受け取れば温かい…。

「俺明日この街出るからさ、明日また食わせてくれない?」

「………いいですよ」

「お、助かる!飯もちょうど出来たし食おうぜ、便利な道具色々お教えてくれよ」

「はい…」

もう会う事もないだろう、一緒に食事するのが苦ではない相手だと分かった。

「いやあ、美味いな!味もしっかりしている!」

「………」

気が付けばもう夜だ、ランタンをテーブルに置き新鮮な肉とスープに喜ぶギーギス、意外に大食いらしく作った物全て平らげてしまう

「いやー食った食った」

「……まず水筒…靴下…入れ物…マグカップ…」

片づけを終え収納からて作った物を並べてみる、どれも興味深そうに手に取って繁々とみているギーギスに使い方を説明する。

「何これ!?すごいな!特にこの透明な入れ物!気に入った!!これどうやって造るんだ」

「岩魔法で岩を柔らかくします…」

「お。俺、岩石魔法あるぞ!どうするんだ」

「なら…」

適当に落ちている大きな石に魔力を込めて、粘土にし無色の魔石を粉々にし混ぜ込んで形を整えていく。

「成程!氷魔法の魔石とか混ぜたら冷たくなるのか?」

「……え」

「じゃ、やってみよう」

ワクワクとした感じでギーギスが真似て造っていく、成程……盲点だった魔法が込められた魔石をを使えばそうなるのかもしれない。

「やっぱりひんやりしているな!すごい」

「はい…」

辺りはもうすっかり夜だ、夜目がが効くギーギスが先導し山を下り昼位に冒険者ギルド目に集まる事にして別れた。


家に戻り有益な情報や解体を教わったので、サホン水の瓶と幾つかジャムの瓶と蜂蜜漬けのレモンもどき、果実酒…収納袋があるから日持ちする物を用意しギーギスを見送る事にした。

風呂に入りゆっくりすごし明日を迎えた…。


朝、いつも通り昼まで余裕があるので昼と朝兼用の食事を用意する、甘みが無く塩を足したパンケーキサンドを思い付き、水筒をもっと広口にしスープが保温出来るように火魔法の魔石でスープジャーを作り、夜も食べられるように多めにスープを用意する。

濃い目に味付けした肉をパンケーキに挟み、茹でた芋と野菜を混ぜて香辛料を多く振りポテトサラダサンドにし、キノコソテーサンドも、後は甘くしてくジャムサンドも作ってタッパの様な弁当箱に詰めてサラダと肉を焼いて収納に入れてテントの外に出る。

卿も今日とて賑やかだ、少しいつもより遅いせいか冒険者達が多い、それを抜けてギルドの入り口に向かえばギーギスが待っていた。

「よ」

「はい…」

「俺の知っているとこでいい?」

「はい、お願いします」

ギーギスに言われ後について行く、街の外に出て大きな木の下に茣蓙を敷いてそこで食事にするとの事だ。

マグカップに果実水と温かいお茶と、蜂蜜レモンもどき水の3種類を用意し好きな物を選んで貰う余ったら渡すつもりなので、ギーギスは蜂蜜レモンもどき水を選び、弁当箱の蓋を開ければパンケーキサンドに目を輝かせる、ポテトサラダサンドが程よいのでまた作ろうかと思いつつ食べていけば、ギーギスが2つ目を食べている。

「うま!飲み物もうまいな!!頼んで良かった!」

「………」

「あ、俺ばっか食って悪い」

「いえ……食べて下さい…」

「いやあ、本当にうまいな」

もう少し作れば良かったかなと思いながら肉サンドをお茶とサラダを食べて腹が満たされたので、後はギーギスに食べて貰う事にした。

「これ…昨日はありがとうございました…持っていってください。水筒も飲みかけですけど」

「ええ、こんなに?」

「はい…この緑瓶は石鹸水です。後はこれが果実酒です…昨日作ったばかりなので60日後に飲んで下さい。あとはジャムと果物の蜂蜜漬けです」

「なが!でも嬉しいなありがとう!腹も満たされたし行くよ…」

「はい…」

「またどこかで会えたらそん時は飯頼むわ」

「……はい」

ギーギスが収納袋に貰った物をしまいたい上がるので、一緒に立ち上がりその背中を見送った。

なんだか本当にまた逢う気がする、その時はどうなっているのだろうか……。



300年後?

「それで、まあ、何度か会うんだよなー」

「そうですね…」

「色々あったな…」

「そうですね…」

「で、今はこうして商会にいると」

「メシュレラの旦那がいるからなー俺の探しているやつも一緒にいるかもしれないだろ?」

「さあな」

「ここは居心地いいしな、みんな好きだし…という訳で外神ーパンケーキサンドよろしくー」

「いいですよ、でもナビさんとゼロさんから早く任務完了の手続きをしてくれと言われています」

「げ」

「先にしたらどうだ?」

「作っておきますよ」

「おーやってくるわ…」

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