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あなたは異世界に行ったら何をします?~番外へん 開店中~  作者: 深楽朱夜
あなたは異世界に行ったら何をします?~外神諫埜サイドストーリーズ(仮)~

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13 解体と肉…

「はぁ…」

家に着いて落ち着いて座る、教えるというか手元を見せて作っただけで皆手早く作り始めたからそれは楽だったがあんなに人に囲まれて……疲れた。

風呂の支度をしてレモンもどき風呂に入りふぅ…長く長く息を吐く、明日は果物と野菜…沢山持って…蜂蜜レモンもどきも渡そうかいくらでもある。

人に関わりたくない…とまでは行かないが、好きではない自分を含め、風呂から出てベッドに潜り込む、早々に目を閉じた…。


「お、早いな。ほら魔石!」

「……ありがとうございます」

「ちょっと待ってくれな、解体したら飯にしよ。肉肉!」

朝手早く身支度を整え店に行くと裏手でギーギスが朝から元気に巨大な怪鳥?を捌いている、色とりどりの魔石はテーブルに山盛に置かれているのでそれを回収した。

「お兄さん!羽と皮と骨は素材として売っとくれ!格安で」

「はは、いいぞ!」

「しっかしギーギスさんは腕のある冒険者なんだなー1人で仕留めてくるんだから俺達も驚いたよ」

収納から野菜や果物と蜂蜜漬けのレモンもどきを渡せば、カバン屋の家族は恐縮するが老婆がニコニコと礼を言い貰う、その間も瞬く間に木に吊るされ捌かれていく丸々太った怪鳥、その鮮やかな手つきを暫く見ている……面白いのかもしれない、しかもナイフ1本でどんな部分も解体し瞬く間に鳥は見慣れた肉になっていった。

「先生だからな、欲しい部位をやるよ」

「…………こことこれ下さい」

葉を敷いたテーブルの上に並べられた骨付き肉とブロック肉を貰う、血抜きも完璧にしたとの事で差しが綺麗に入り高級な肉にしか見えない。

「内臓を後は…」

「焼いて炭にしたら捨てるわ」

「あいよ」

「内臓…捨てるんですか?」

「ああ、臭みとかあるしな」

「……」

「お兄さん食べれたもんじゃないわよ!」

綺麗な新鮮な内臓、鑑定してみる 肉内臓:酒等で下処理すれば食べられます!と出るので貰って家で下処理してみる事にした、料理本もあることだしと。

「物好きだな、上手くいったら食わせてくれよー。またやるから」

「…上手くいけば」

「ありがとな、じゃ食おうぜ」

『おー』

今にでも崩れそうな家の中に竈があるらしく奥さんが調理をしてくる間、昨日の続きが行われ、あれから店の人達も作っていたらしく幾つも出て来た。

「バッグの方を…」

布を2枚縫い合わせていく、やはり本業の方が早い。

ギーギスの方も見れば早いし丁寧だ…1時間程で縫い上がり取っ手を付ければ完成だ。

「これはいいな!」

「この紐を編まなくても安くして布の紐にすれば…」

「いやあ、お兄さんと知り合えて良かったよ!ありがとうね!」

「店が忙しくなるぞ!」

「はーい出来ましたよー」

丁度良いタイミングで奥さんが食事を運ぶ、野菜のスープと肉を焼いたものだ。

食べてみるが……味がしない、薄く塩の味が付いているのだろうカバン屋の家族達は美味い久しぶりのご馳走だと喜び沢山食べている、出された物を完食し果物を食べる大体2食、朝昼兼用で夜が庶民の食事のスタイルらしい。

ギーギスも肉を食べて残りはカバン屋の家族に渡す、干し肉にすれば保存も効くと。

「ありがとうね!また寄っておくれ!」

「はい…」

食事も終わり老婆が満面の笑みを浮かべて見送る、ギーギスが面白い物を見せるから少し付き合わないかと誘われ…いいかと了承する。


「物足りなかったよなー」

「……はい」

「というわけで軽く山いこ!」

「?」

ギーギスが歩きながら先ほどの食事の味付けの感想を言い頷く、で何故それで山に行くのか…遭難など御免……転移があるか…。

「また食えるやつ捕まえるし、魔石の作り方教えてやるよ」

「……お金を払えば良いですか?」

「ちょーと違う、なんか教えてよ他にも便利な物」

「…………僕が思う便利と貴方が思う便利は違うと思いますが」

「それでもいいぞ!俺は知りたいんだ!いろんな事を!ほら行こう、そんなに難しい山でもないし、別に頂上まで行かないから」

「……はい…」

彼が求める便利な物など分からないが、解体と魔石は気になる…見知らぬ草やキノコ…。

「植物やキノコの採取してもいいですか?」

「もちろん!俺もするぞ!」

無邪気な笑み、明るい好意的な青年、彼が指さすのは街の外の緑豊かな低めの山を指すので昼食の後の軽めの運動…ハイキングには良いのかもしれない…。


「緑…」

「良い場所だろ?」

街を出て山に入る、方位磁石などは無い良く入っているらしいギーギスは慣れた感じで進む。

「キノコ…」

「こっちは薬草だ、これ売れるぞー」

鑑定すれば成程とギーギスが言った通りだ、本人に確認するつもりはないが。

「もう少ししたら川があるからそこで一休みしよう……お」

「はい…」

草やキノコの採取をしながら、ギーギスが声を掛けるが獲物を見つけて石の礫を掌に乗せ指先で弾いて奥の木陰に飛ばせばバサバサと何かが暴れて倒れる音がした。

「結構大きいな」

「………」

風魔法でギーギスが獲物を手繰り寄せれば、朝の怪鳥よりも一回り大きな鳥が首に穴が空き絶命していた。

「ばん飯だ」

ギースはニヤリと笑った、また内臓でも貰おうかと思いつつ川に向かう事にした。



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