ひとつのこし
どうもこんにちは。
エッセイのすみっこにいる残り物体げんらです。きっと残滓。
今回はタイトル通り『ひとつ残し』についてです。
多人数で食事をした時、大きな皿にぽつーんと残る悲しい唐揚げとかのアレです。
今のコロナってるご時世ゆえ、最近は遭遇しなさそうかなぁと思っていたのですが、そうでもなかった。
職場で用意してある備品や、飲み物類やコップでやられる事が多いのです。
冷たい飲み物をげんらは飲まないので、職場の冷蔵庫にある2リットルペットボトル飲料の『一口残し』は遭遇しないのですが、他の人が遭遇しています。
飲み終わったペットボトルは捨てるだけ。ご家庭の麦茶ポットのように洗うわけじゃないのに、それでも一口残しが発生する。
コーヒーやお茶のスティックは、最後の1本だけ必ず残っていて、誰も使わない。
差し入れで頂いたお菓子も、最後のひとつは私以外誰も手をつけない。
ひとくち・ひとつ残ったものに手をつけたら死ぬの? ってくらい最後のひとつは、呪いのアイテムのように残っていますね。
げんらはもう死んでいる。いやいや、ギリで生きてるよ!
私は全く気にせず、最後のひとつであっても、貰ったり使ったりするので、ひとつだけ残しておける方が不思議でならんのです。
ひとつ残しの他に、使い切ったあと「黙っておく」「補充をしない」のも多く遭遇します(´・ω・`)
そんで、誰かが使いたい時に「何でないの?」と、私のせいみたいに言われて、カチーンと来たこと数知れず。「使い切った奴が、補充しねぇからだよ!」とガチギレしました。ワシは悪くない。
在庫が無くなりそうなら注文すればいいんだから、一言声をかけるか、ワシがいない時は机にメモや付箋貼るとかすればいいのに、誰も言わないのが不思議です。
そもそもなんで、ワシが発注してるんかも不明ですが。お局にいつの間にか押し付けられてました。
他の人が無いと困るから、残り2つになったら報告してください。と、張り紙をしておいてもダメ。
もー……(•ૅㅁ•)
さて、このひとつ残しに関するネット記事を、いくつか過去に読んだことがあるのですが、ちょっと理解できなかったな、ってのがありました。
【その場に食べ物を置いておくと安心する】
大皿に1個だけからあげポツーン。
安心要素どこだよ?!
これは、人の感覚なので、とやかく言うことではないのかもだけれど、けど、どんどん冷めるし硬くなるし、いい事ないよ?! おいしいうちに食べないと勿体無いよ?!
【最後のひとつに手をつけて、いやしいと思われたく無い】
食べたいならまた頼めばいいじゃん? いやしいなんて思わないよ?!
それって、あなたが最後のひとつに手をつける人を、いやしいって思っているから、そう思うやつだよね?!
なんか、それ(残しておくの)がマナーみたいな記事も読みましたが、マナーって気持ちよく過ごすための行動だよね?
残り物発生の方がマナー違反だと思うんだよね(´・ω・`)
本当にこれ、理解できないんだ。
ちなみに、ひとつ残しの通称は『関東のひとつ残し』と呼ばれているそうだ。
なので関東育ちじゃないからかな? と思ったけど、関東だけでなく、いろんな地域で唐揚げぼっちはあるらしい(´・ω・`)
【最後のひとつを取るのに、声をかけるのが恥ずかしい】
誰かが声を発してくれるのを、待っている状態ですね。なら自分で声を出したほうが早くね?
こっちだって、最後のひとつが欲しいから、声を出してるわけじゃないよ。切望してないからな。
あったら邪魔くさいし、ごちゃごちゃ散らかっているのが嫌いだから、サッサと片付けたいだけ。
自身の羞恥が優っているようですが、声を掛けてくる人を恥ずかしい人とは思っていないようです。んじゃ、声掛けろよ!
そんな感じで、よくわからない恥ずかしさがひとつ残しの原因に思えるのです。
食べ物っておいしいうちに食べるのが、食べ物も人間も物体も嬉しい状態だと思うんですけどね。
げんらはこれからも最後のひとつだろうと、いらぬ遠慮はしない。