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10 魔道武術学部の事実

 タクミは自動販売機のボタンを押した。

 コーラが入った缶が出てくる。

 タクミは取り出すと、缶を開けた。


 プシュという音が快い。とても美味そうに思える。

 タクミは呼吸を整えると、グイッと勢い良く飲み始めた。


 炭酸ガスが、口内を、喉をガツンと刺激する。

 美味い。

 疲れた体にスーッと染み渡る。

 生き返るという表現は、まさにこのためにあるのだろう。


「っぱあぁぁぁ!」

 タクミはあまりの爽快感から奇声を上げた。


 コーラという物はこんなに爽やかな飲み物だっただろうか。

 さっきまでの疲れが消し飛んでしまいそうに思えた。


「アタチは勧めないけどねぇ、その飲み方って」

 ドリーはソファーにふんぞり返ったまま、不満そうに話しかける。


 ここは魔道武術学部の棟にある休憩スペース。

 基礎鍛錬の授業が終わった二人は、ここで休憩していた。


「コーラっていうはぁ、基本ガスは抜いてから飲むものよぉ」

「あ?」

「ガス無しの方がエネルギー補給にいいって、お兄さん知ってるかしら?」

 ドリーはそう言うと、持っていたマイボトルを振った。

 中身はプロテインらしい。彼がそう言っていた。


「知らねぇし、俺は飲みたいように飲む」

 そう言ってタクミはコーラを口へ注ぐ。


「あら、それなら別にいいんだけど……」

 そう言うドリーであったが、その顔は全く納得しているようには見えなかった。


 彼は姿勢を変えてタクミを見る。

 『前のめりになりながらの両手で頬杖』、というぶりっ子スタイル。

 その全く似合っていない恰好が、物凄く腹立たしく感じる。

 若干膨れっ面なのが、余計にそう思う。


「でもぉ、今度からはプロテイン飲みなさいよ」

 そう言ってドリーはマイボトルをタクミに向ける。


「……気が向いたらな」

 タクミは社交辞令を言って、コーラの残りを一気に飲み干した。


 はっきりいって、彼の話に耳を傾ける気は全くなかった。

 こんな腐れオカマの話を聞いたら、人として終わりのような気がする。


 そもそも、今のように彼が友達面している現状にだって納得していない。

 こっちは一人で過ごそうとしていたいのに、ずっとつきまとってくる。

 こんな所を誰かに見られたら恥ずかしい。

 特にミア達には。


 タクミがそう思っていると、ドリーがマイボトルに口をつけているのが見えた。

 どうでもいい光景。

 しかし次の瞬間、そうも言えない状況となった。


「はぁぁぁぁぁぁ!来た来た来たぁ!来たわよぉぉぉぉ!」

 マイボトルから口を離したドリーは、白目をむきながら奇声を上げた。


 当然、タクミは鼻血を出した。

 この光景、出さないようがどうかしている。


「タンパク質がアタチの中へ入っていくのぉぉぉぉぉ!たまらない!たまらないわぁぁぁぁ!」

 ドリーは叫びながら、舌をダラリと垂らした。

 細かく痙攣しながらのその姿は、恐怖すら感じる。


 何かヤバい物でも混じっているのではないか。絶対そうだろう。

 タクミはそう思いながら、鼻血を拭いつつ、彼から後退りして離れた。


「んおぉぉぉぉ!んおぉぉぉぉ!」

 ドリーはそのまま、再びマイボトルに口をつける。

 どう見てもヤバい人だ。


 タクミは逃げたかった。

 しかし、足がすくんで動けない。

 いや、体が全く動けない。

 どうやら自分が思っている以上に、彼に恐怖を感じているらしい。


 こうなると、じっと彼を見る事しかできなかった。

 何しろ視線すら動かせないのだから、仕方がない。


 相変わらず彼は暴れていた。

 しかし、さっきほどではないように見える。

 いや、確実に大人しくなりつつあった。


 どうやらアレは最初の一口だけのようだ。

 そして短時間のうちに収まるらしい。


「ハァ……ハァ……あ、お兄さんも飲んでみる?」

 正気に戻ったドリーは、タクミにマイボトルを差し出しながら訊ねた。


「断る」

 タクミは当然断った。

 本当に何かヤバい物でも混じってそうだし、第一に彼が口を付けた物なんて飲みたくもなかった。


「んもう、遠慮なんていらないわよぉ。アタチとお兄さんの仲でしょう?」

「要らねぇよ!野郎の飲みかけなんて!」

 タクミはキッパリと言った。

 遠慮がいらないなら、遠慮なく断らせてもらうだけ。


「ちょっと~、さっきのキスは何だったのよぉ?」

「貴様が勝手にしてきたんだろうが!」

 タクミは声を荒げた。


 さっきの感触を思い出してしまった。

 再び背中の毛が逆立つ感じがする。

 鼻血の勢いが増し、飲んだコーラが出てしまいそうになる。


「まあいいけどぉ。ところでお兄さん……名前は何ていうの?」

 マイボトルを引っ込めながら、ドリーは訊ねた。


「今更か?……タクミだ」

 タクミは鼻血を拭いながら答えた。


 本当は名乗りたくなかった。

 名前を彼に知られるのが嫌だった。


 しかし名乗らないと、この腐れオカマはしつこく聞いてくるだろう。

 最悪の場合、ストーカー並みにつきまとわれる事となるだろう。

 それを思えば、仕方がない事だった。


「タクミ……タクミね」

 ドリーは復唱しながら頷く。


 ああ、覚えられてしまった。

 仕方がないとはいえ、ちょっと後悔した。


「ねぇ、タクミ」

「あん?」

 さっそくドリーはタクミの名前を呼んだ。

 タクミは不快感を感じながらも返事をする。


「アタチの事、頼っちゃいなさいよ」

「頼る?」

 タクミは聞き返した。


 コイツはいったい何を言っているのだろう。

 タクミは思わず、眉間に皺を寄せた。


「アタチって、先輩みたいな者なのよ?何か質問は無いの?何でも答えちゃうわよ?」

 ドリーは顔を近づけながら言う。


 距離は十分離れているが、それでもタクミは近寄るなと思った。

 そして思いながらも、今のドリーの話について考えた。


 どうやら魔道武術学科についての疑問に答えてくれるらしい。

 たぶん、そうなんだと思う。


 だとしたらば、ちょっと意外だ。

 彼は自分の事を狙っているだけだと思っていた。

 しかし、実際には違う。彼はまるで、自分を助けてくれるかのように言う。

 もし本当なら、彼に何の得があるというのだろう。それで好感度が上がるとでも思っているのだろうか。

 とにかく、単なる親切心とは考えにくい。絶対に裏があるはずだ。


 タクミは怪しんだ。


「じゃあ、質問だ」

「あら、何かしら?」

「何が狙いだ?」

 タクミは単刀直入に聞いた。

 この場合、その方が早い。


「あらヤダ!タクミったら酷~い!アタチの事、疑ってるぅ~!」

「うるせぇ!何でも答えるんだったら、さっさと言いやがれ!」

 泣き真似をするドリー。

 しかしタクミは一喝して、情けはかけない。


「違うのぉ~。アタチはただぁ~、好きになって欲しいだけなのぉ~」

「ああ、そうかい」

 ドリーは不貞腐れた様子で言うが、タクミは全く相手をする気はなかった。


 が、しかし。

 そう言いながらも、タクミの頭にふと、こんな考えが浮かんだ。


 それをうまく利用する事はできないか、と。


 彼は自分に好かれたいと思っている。

 つまり、それを餌にする事で、こちらの思うがままに操る事ができる気がするのだ。

 例えば、必要な情報を引き出したり、パシリをさせたり。

 そして、用済みになったら捨てる。

 うん、悪くない。


 タクミは心の中でほくそ笑んだ。


 よし、善は急げだ。

 タクミはさっそく作戦を決行した。


「……ああ、そうか。それは……悪かった」

 手始めにタクミは、心にもない謝罪をした。

 申し訳なさそうな顔を作り、彼の興味を引かせる。


「別にぃ~、怒ってなんかいないしぃ~」

 ドリーは不貞腐れたままの様子で言う。


「俺ってさ、人を信じるってのがダメなんだ」

「え?」

 タクミは物思いにふける演技をする。

 ドリーはそれに引っかかる。


人間(ズーマン)不信ってヤツ?昔、信じていたヤツに裏切られてさ……」

 タクミはわざとらしいため息をついた。


 多少演技臭い方が説得力がある時もある。

 今がその時だ。


「やだ……アタチったら……」

「いや、いいんだ。俺だってお前を傷つけたわけだし……」

 今度は目頭を押さえて、泣くのを我慢する真似をする。

 さり気なく『貴様』ではなく『お前』と呼ぶ事が、ヤツの心を引き付ける……かもしれない。


「ごめんなさい……」

 ドリーはしょんぼりとした様子で言った。


 我ながら名演技だと思う。

 ヤツはこれで虚像を信じた。

 チョロいヤツめ。

 タクミは心の中で邪悪な笑みを浮かべた。


 しかし、ここからが本番。

 彼をこの手で掌握する。

 そのためには、もう一押し必要だ。


 タクミは演技を続ける。


「謝ることないさ。俺達、友達だろ?」

「え?」

「……違うのか?」

 彼が望むような事をタクミは言ってやる。

 そして彼は、きっとこう言うだろう……


「そ、そんな事ない!アタチとタクミは友達よ!」

 ドリーは思った通りの事を言った。


「ありがとう、そう言ってくれて……」

 トドメに深々とお辞儀をする。

 笑いを堪えるのが大変だった。


 計画通り。

 これで準備は整った。

 ヤツは自分を友達だと思い込み、自分に尽くそうとするだろう。

 その気持ちを利用し、意のままに操る。

 タクミは心の中で一層ほくそ笑んだ。


 彼は魔道武術学部の学生だ。

 今後、ここで学ぶ上でとても重宝することだろう。

 いいコマが手に入った。そう、タクミは思った。


「ねぇ、頭を上げて!」

 困った様子で言うドリーの声が聞こえる。


 さて、さっそく一働きしてもらおうか。

 どうしても気になる事があるのだ。

 その質問に答えて貰おう。

 そう思ったタクミは、ゆっくりと頭を上げた。


 いつの間にか、彼は目の前に立っていた。

 身をかがめて目線を合わせている。

 とても気持ち悪いが、タクミは我慢して表に出さないようにした。


「ああ、すまない。せっかく手を差し伸べてくれたお前の好意を踏みにじってしまって……」

「いいのよぉ、気にしなくて」

 ドリーは笑顔で言った。


 笑うなキモい。

 タクミはそう思ったが、これも我慢する。

 彼を利用するためなら、このくらいはできなくてはいけない。


「本当か?じゃあ俺の質問に答えてくれるのか?」

「ええ、もちろんよ」

 タクミは上手く誘導する事ができた。

 この機を逃すものかと、さっそく質問に移る。


「さっきの授業で気になったんだ」

「あら、何かしら?」

「みんなして俺を睨んでいるって」

 タクミは(うつむ)いて訊ねた。

 もちろん、そうするのは彼の気を引くためだ。


 自分を睨んでいる。

 そう、気になっている事とはその事だ。

 間違いなく、あの場にいた学生、目の前の彼以外は、自分を睨んでいた。

 あの視線、絶対に勘違いではない。


 別にタクミは人目を気にしているというわけでない。

 しかし、向けられる視線には憎しみのようなものを感じていた。


 これは無視できない。

 今後、何かしらのトラブルが起こる可能性がある。


 そこでドリーの出番というわけだ。

 彼も魔道武術学部の学生、自分を睨むその理由を知っているはずだ。

 タクミはそう考えたのだった。


「あー、それね……」

 ドリーは言いよどんだ。

 顔をそらし、こっちに目を合わせようとしなくなる。


 やはり知っているらしい。

 しかし、その反応からすると彼にとっては言いにくい事なのだろうか。

 いったい何なのだろう。タクミは気になった。


「そう……よね……やっぱり気になるわよねぇ……」

 彼はため息交じりに言った。


「どうした?」

 タクミは訊ねた。


 さっさと言え、この腐れオカマ。

 そう心の中で悪態をつく。


「……分かったわ、教えてあげる。でも、ちょっとお願いしたい事があるの」

「何だ?」

「その缶、こっちに投げて欲しいの」

「缶?これか?」

 タクミはコーラが入っていた缶を指した。


「そう、それ」

「いいのか?」

「いいから」

「……分かった」

 タクミは不思議に思いながら、彼から距離を取った。

 そして、彼への悪意が投げ方に伝わらないように気をつけて、優しくアンダースローで投げる。


 投げられた缶は、ゆっくりと飛んだ。

 ドリーは動かない。しかし、目線は缶を捉えて離さない。

 缶と彼の距離は、どんどん短くなっていく。


 ぶつかる。タクミがそう思った時であった。

 ドリーは動いた。

 彼は左手で拳を作る。その拳が赤く光る。

 瞬間。彼は左で缶を殴った。

 

 パァァァァァンッ。


 耳をつんざくような破裂音と共に缶は壁に激突。

 そのまま落ちて、転がった。


 タクミは息を呑んだ。


「見てちょうだい」

 そう言うドリーに促され、タクミは缶を拾い上げた。


 少しヘコんでいる。拳の跡か。

 いや、そこ『は』どうでもいい。

 問題は、その『真裏』だ。


 大きく穴が開いている。

 内側から外へ、何かが飛び出したような穴。

 これが人体だとしたら……


 タクミはゾッとした。


「何を……したんだ?」

 タクミは訊ねた。

 自分の声が震えているのが分かる。


 本当は何が起こったのかは、大体分かっていた。

 ただ、それを信じる事ができない状態だった。


「拳にね、魔力を集中させて殴ったの」

「……それだけか?」

「で、当たった瞬間に魔力を缶の中に入れて、破裂させたのよ」

「破裂……だと?」

「生き物が相手なら、ハラワタがグチャグチャになっちゃうんじゃないかしら?」

 ドリーの言葉を聞いた瞬間、タクミは缶を落とした。


 物騒な言葉が出てきた。

 そして、やはり予想は大体当たっていた。


 しかし、彼はこれを見せてどうする気なのだろう。

 タクミには、その意図が理解できない。


「タクミ!アナタがどんな覚悟でここへ来たかは知らないわ!」

 ドリーは声を出した。

 化粧で酷い顔になっているというのに、真剣な顔をしているというのが伝わってくる。


「でも、これだけは言わせて!ここの子達っていうのは、今みたいな事を平気で人に使っちゃうの!」

 ドリーのこの言葉を聞いて、タクミは危機感を覚えた。

 そして同時に、タクミは今の話について深く考えた。


 『今みたいな事』というのはつまり、『相手を殺しかねない攻撃を平気で使ってくる』という事だ。

 それには二通りの解釈がある。

 一つは、『それほど血に飢えた連中である』という事。

 もう一つは、『それでもなお、安全に戦えるだけの実力の持ち主達である』という事。


 どっちが正解か。分からない。

 ただ、ハッキリと分かる事がある。

 今の攻撃から身を守る方法はあるという事。


 彼は『魔力を中に入れた』と言った。

 つまり、体内を魔力から守らなくてはならない。

 魔力から身を守る方法自体は知っている。

 目には目をだ。魔力で防げばいい。

 つまり、体内を魔力で保護すればいい。これだけで、重傷を負う事は避けられる。


 しかし、そんな事は単なる机上論でしかない。

 今の攻撃、1秒にも満たない。そんな短時間の内に、体内を保護しなくてはならないのだ。

 その上、同時に打撃自体も防がなくては意味は薄い。

 心臓や肺は守って、肋骨は粉砕。そうなっては元も子もない。


 もし後者が正解だとしたら、ここの学生達はそういった事ができる、ということになる。

 そんな超人的な能力を持っているのだとすれば、自分がここにいるのはかなりの場違いと言えるだろう。


 何やら話が見えてきたような気がする。

 タクミは視線をドリーに戻した。


「この学部に入学できた子っていうのは、そんな子ばかりなの。本来はそれくらいの実力がないと入れないのよ」

 ドリーは真っ直ぐにタクミを見て言う。


「だから、タクミみたいに自由探求学科の子が憎くて仕方ないのよ」

 ドリーの話を聞いて、タクミは心の中で頷いた。


 やはり、そういう事だったか。


 ここの学部に入るにはどんな試験が待っているのか。それは全く見当がつかない。

 ただ、少なくとも高校入試の時とはケタ違いに大変なものである事は何となく分かる。

 その試験を乗り越えて、始めて彼らはここの授業を受ける事ができる。


 自分達の事は、彼らにはどう見えるだろう。

 ただ校長に気に入れられただけで、入学できた。

 その上、対して努力もしないのにここの授業に参加している。

 どう考えても、良い印象を持つはずがない。


 待てよ。

 ここでタクミは一つ疑問に思った。


 だとしたらば何故、ドリーはここまで友好的なのだろう。

 好かれたいというのは聞いた。

 しかし、そういう意識があるというならば、好かれたいだなんて思うはずがない。


「あ、アタチは違うわよ。だって、ここの授業って厳しいでしょ?実力や信念がなかったら断念するのは目に見えているじゃない。だからぁ、そんな風には思わないの」

 こちらが考えていた事を察したのか、ドリーは訳を話した。


 確かにその通りだとタクミは思った。。

 向こうがどう思っていおうと、こっちとしてはダメなら諦めるしかない。

 勝手にいなくなるのだから、そう思うだけ無駄とも言える。


 それにしても……

 ここの学生の意識を思うと、タクミは急に不安を覚えた。

 自分の事ではない。ミアの事だ。


 確か彼女もここの棟に来ているはず。

 何も問題が起きてなければいいが……


 タクミは嫌な感じがした。

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