閑話 スライム
僕、スライム名前はまだない。ご主人様に召喚されて三人の男倒した。ご主人様近くにいない。僕探しに行く。
僕、スライム。穴から出た。出る時びりびりって来たけどご主人様に会いたいから我慢。ご主人様との繋がりを感じる。ご主人様こっち。僕進むの遅いご主人様遠い。
「ねーねーお母さーん。あそこにスライム歩いてる。かわい〜。」
「本当ねー。誰かの従魔かしら。まさか野生のスライムって事はないわよね。」
人の足元をくぐり抜けてご主人様のところに行く。進んでたら轟音が鳴り響いた。向こうに見える塔の一部が吹き飛んだ。あそこからご主人様の力を感じる!あそこにご主人様いる!僕急いであそこに行く!
「なんだぁ!」
「おいおいガマル様のダンジョンが壊れてるぞ!?」
「嘘だろ!?ダンジョンって壊れるのか?」
「ダンジョンはどんなに強い攻撃でも傷一つつかねぇはずだ。なのにありゃあ何十層も壊れてるぞ!」
「キャア!なに?足元に何か青いものがすごい速さで...」
僕、スライム。速くなった!これならご主人様のところに行ける!僕塔の中に入る。ご主人様この道通った。僕わかる!僕この道進む!
「なんでこのダンジョンにスライムなんかいるんだ?」
「ほっとけそれよりも騎士だ!よくわかんねぇ馬鹿つえぇ奴が吹っ飛ばしてくれたおかげで楽に進めてるんだからよ」
僕、スライム。広い場所に出た。地面に突き刺さってる大剣からご主人様の力を感じる!この大剣ご主人様が使った奴だ!僕急いだらお腹減った。きっと横のモンスターご主人様が僕にくれたご飯だ!いただきます!
このモンスター美味しい。多分強い奴だったんだ。このモンスターの力が流れ込んでくる。今なら剣が使える気がする!ご主人様の剣も体の中に入れておく。このままご主人様追いかけたら美味しいご飯用意してくれてるのかも!ご主人様大好き!
僕、スライム。ガタガタと揺れてる箱見つけた。金属でできた人の顔が彫ってある箱。ちょっと怖い。ここからもご主人様の力感じる。これもきっと美味しいんだ!箱ごと体で覆って食べた。箱を食べたら中から人が出てきてビックリした。でも殺してくれ死ねないんダとか言っててよくわかんない。こいつも美味しかった。
僕、スライム。穴が空いた部屋に来た。この穴外で見たやつだ!ご主人様近くにいるかも!探したけどご主人様いないもっと上にいるのかも。ここいっぱいお肉ある。散らばってるけどこれも美味しい。全部食べたら上に登る。
僕、スライム。頑張って壁登った。登ったら人が寝てた。でもここ、ご主人様の強い力感じない。ここには餌ないみたい。僕上に登る。
僕、スライム。綺麗な花見てる。この花ご主人様の力いっぱい吸ってる。この部屋ご主人様の力いっぱい感じる。僕もご主人様の力吸いたい!だから僕花食べた。この花美味しい。やった!部屋の土からご主人様の力吸えるようになった!僕部屋の力吸い尽くした。やっぱりご主人様の力が一番美味しい。でももう無くなっちゃった。僕上登る。
僕、スライム。水の中進みにくい。僕プカプカ浮かんでる。広い部屋やっと着いた。大きなお魚浮かんでるいっぱい食べれそう。急ぎたいけど食べたい。だから僕急いで食べた。いっぱい食べた。美味しい。食べたら水の中進みやすくなった!これで速く行ける!
僕、スライム。氷の山登ってる。頂上に凍ってる鳥さんがいた。あんまり美味しくなかった。
僕、スライム。動かない骨があった。あんまり美味しくなさそうだけどご主人様の力を感じる。ご主人様が倒したんだから食べてみる。食べてみたら意外と美味しかった。やっぱりご主人様が用意してくれるご飯は美味しい!
僕、スライム。ここドラゴンいっぱい。上に登りたいけど階段が壊れてて上に行けない。どうしよう。さっきから上からすごい力を感じる。すぐ上にご主人様がいるんだ!絶対登らなきゃ。僕は壁を伝って上を目指す。ドラゴンが襲って来そうだけど怯えるように飛び回ってる。きっとご主人様の力に当てられてる。
頑張って半分ぐらいまで来た。この壁すべすべしてて登りにくい。でもご主人様に会いたいから頑張る。その時とんでもない力が暴れてるのを感じた。ご主人様が怒ってる。怖い。僕も体が震える。プルプル震えてる。
僕、スライム。今落ちてる。ご主人様がこの塔壊したみたい。くっついてた壁も天井も床も全部崩れた。周りも全部落っこちてる。あっ!ご主人様いた!初めてみたけど僕わかる!僕ご主人様と繋がってる!でもご主人様の方がどんどん先に落ちてく。僕の体、風で形が変わって落ちるのが遅い。このままじゃご主人様が行っちゃう!待って!
僕、スライム。やっと底についた。瓦礫から這い出てご主人様の元に向かう。ご主人様白く光ってる。ご主人様の声が聞こえる!ご主人様やっと会えた!ご主人様!
『貴方の願いが叶いますように!またダンジョンにお越しください!その時は貴方でもクリアできないものを作っておきましょう!』
「はい、それではさようなら」
僕、スライム。ご主人様消えちゃった。蛙と話した後消えちゃった。あの蛙何かした?だったら許さない!僕蛙の前に立つ!
『何ですこのスライムは?私のダンジョンにはこの種類のスライムはいないはずですが』
ご主人様を返せ!僕はプルプルと抗議する。
『何か言いたそうですね。私は疲れているのですがあなたの考えを読みましょう』
僕の体を何かが通り抜けてく。気持ち悪い。一体何をするんだこの蛙は!僕は蛙を貫く。
『ゴホッ!そうでしたかあなたはあの方の召喚獣でしたか。そしてあなたもダンジョンの攻略者というわけですね。ならば願いを叶えましょう。あなたの願いはご主人たる異端の白いあの方の元へ行くことでしょう?』
本当に!?僕ご主人様のところへ行けるの?
『えぇ行けますとも。ただし私が与えるのは世界を跨ぐ力だけ。あの方の痕跡は私にも辿ることができません。ただ、あなたは従魔だ。主人の繋がりで同じ世界へ行けるはずです。さぁ力は与えました旅立つのです!主人と同じ異端のスライムよ!』
ありがとう蛙さん!あと体貫いちゃってゴメンなさい。僕行くね!
『体のことは気にしないで結構ですよ。これぐらい治りますからね。あなたは主人の道を辿りなさい』
ご主人様今行くよ!




