表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最優さんの道  作者: ルーフェンガルド
15/29

戦場の英雄

すいません。同じ話を投稿していましたので修正しました。本日二話更新となります。こちらは二話目です。


 広くなった通路の先を塞ぐように防御装甲で固められた機体装甲が複数体いました。問答無用で僕たちを殺しにかかってきます。


 司令官を守るように先頭を進んでいた小部隊が相手の機体装甲とぶつかります。小部隊が司令官の指示のもと光線銃を撃ちますが相手の電磁フィールドによって減衰され相手にダメージを与えられません。相手が複数いる以上取り囲むこともできず、相手のガトリングによって光線弾の蜂の巣にされこちら側の電磁フィールドの限界を超えたものから呆気なく死んで行きます。


 さすがに敵のトップを守る部隊ですこちらよりも人数は少ないですがよほどの手練れなのかこちらを蹴散らしています


「僕が電磁フィールドを破壊しましょうか?」

「いやシロ殿は待機していてくれ!その装備は二回しか使えない。敵司令官は電磁フィールドで守られているはずだ。そこで使わなければいけない。お前ら!ここを突破できなければ我らの国が終わるぞ!勝て!」


 応援を呼ぼうにもこちらに人員を割りすぎるとこのビルを占拠できません。なんとかこの人数で突破しなければいけません。


 こちらも機体装甲に搭乗した兵士が向かいます。実弾は効かないため光線銃の戦いになりますが電磁フィールドの強度の差が出てきます。相手国の方が技術が進んでおり機体の性能が如実に現れます。なんとか相手機体を一体を倒すことに成功しますが中の兵士を倒すまでには至りませんでした。中からパワードスーツを着た兵士が戦いに加わります。


「このままでは負けてしまいますよ。要は右手の装備を使わなければいいんですよね」

「シロ殿!?」


 僕は機体装甲を駆り飛び出します。相手はバカが来たとガトリングを掃射します。僕は足裏のジェット噴射を利用し跳躍します。狙いが修正されますが天井を蹴り避けます。残り距離一キロメートルほどです。進めば進むほど弾幕の嵐は激しくなりますが相手の思考を読み、時に狙いを誘導し避け続けます。


 残り距離三百メートルとなったところで流石にかわしきれなくなりました。電磁フィールドが壊され左腕が消し飛びました。断面から火花が散ります。このままでは右手の装備が壊されるため機体から飛び出します。ただ相手の狙いは正確です。機体の破壊を優先します。このままでは防御機構破壊デストラクションが破壊されます。僕は腰に下げた絶対不壊デュランダルを抜き集中砲火された弾幕を切り裂きます。


 さすがの相手も動揺が見られます。弾幕がやんだ隙に詰め寄り電磁フィールドごと相手の機体を切り裂きます。もう一体が体制を立て直し武器を近接戦闘に変えます。巨大なレーザーブレードが迫ります。高密度の光の剣をデュランダルを盾に突き進みます。デュランダルを溶かしたければ太陽でも持って来なければ溶かせません。相手の武器を腕ごと切りとばしそのままパイロットのいる箇所にデュランダルを突き刺します。相手の機体から血が吹き出してきました。


「司令官終わりました」

「さ、流石シロ殿だ。異世界人というのはすごいな。これほどまでの武力を人の身で有するのか。それに機体の操縦技術も素晴らしい。歴戦の英雄と見間違えたぞ」


 僕は再び機体に乗り先へ向かいます。その先には都市を守っていたものと同等の電磁フィールドが張られていました。どうやらここに敵司令官がいるようです。


 司令官室の扉は人が通れるぐらいの大きさで機体を持っていくことはできません。壁を壊そうにもこの機体の攻撃ではビクともしないでしょう。できるだけ機体の力だけで戦いたいので壁を壊して進みましょう。


「シロ殿この電磁フィールドを壊してくれ」

「わかりました」


 僕は機体を降り右手を握ります。司令官が困惑した顔で見てきますが構わず電磁フィールドを殴ります。


 都市防衛レベルの電磁フィールドが悲鳴をあげます。一瞬の火花の散る音がしたと思うと部屋を覆う電磁フィールドが全て消失しました。その後衝撃が壁に伝わり機体が通れるぐらいの穴が開きます。


「シロ殿、司令官というものは冷静に現状を分析する必要がある。どんなにありえないものでも冷静でいなければならないのだ。これからシロ殿が何をしようと冷静に受け入れよう」


 司令官が何か言っていますが構わずに中へ入ります。ですが中へ入った瞬間レーザーが飛んできます。


「シロ殿!」

「貴様等がこの電磁フィールドを破壊することはわかっていた。そろそろ仕掛けてくる頃だと思っていたぞテレステルの猿ども。貴様等が開発できる技術などとっくの前に開発されておるわ!貴様等の国はもはや終わりだ!もう聞こえてはおらぬだろうがな!ハッハッハ!」

「奇襲がバレていたというのか!」


 レーザーの照射が止むと僕の着ていた軍服がズタボロになっていました。仕方ないので下の白服に着替えます。そんな僕の様子を見て敵司令官が吠えます。


「なぜ死んでいない!最大出力の一点照射だぞ!一個人に防げるわけがない!」

「司令官新しい軍服って貰えますか?」

「あぁテレステルに戻れば再び支給されるが」

「それは良かったです」

「話を聞け!コケにしやがって私自ら塵にしてやる!」


 敵司令官が機体装甲に乗り込みこちらに巨大な機械剣カラクリを掲げ駆けてきます。それを見た僕も機体装甲に乗り込み破損した箇所を時を巻き戻し直します。そして右腕で防御しました。ただ驚くことに電磁フィールドは一瞬にして破られ機体装甲の右腕は砂とかします。


「貴様等は電磁フィールドを破壊するためにそんなバックパックが必要らしいがこちらはそんなものは必要ない。そしてこの機械剣カラクリがわかるか?わからないよな。こいつは触れた物質の固有振動数を発生させてどんなものでも分解しちまうんだよ!」


 厄介な剣ですね。ただ面白い構造をしているようです。僕に残されたのは左腕の剣のみです。この装備だけで相手をねじ伏せて見せましょう。重いバックパックを取り外します。右腕がなくなったことでオートバランサーにも異常が生じますが全てマニュアルに切り替えます。因みによほどの訓練をしなければマニュアルでの操作は立つ事もままならないそうです。


「面白いものを見せてくれたお礼に僕も面白いものを見せましょう」

「何?」


 相手の意識の狭間に潜り込み裏をとります。そのまま首にめがけて一閃します。電磁フィールドに阻まれますがそのまま追撃します。相手が後ろを振り返りますが足裏からジェットを吹き出し真上に移動します。僅かに一点電磁フィールドの揺らぎがあります。そこめがけて突き刺します。なんどもなんども突き刺します。地面に足をつくことはなく空中に壁があるかのごとく戦います。


「どうして猿ごときが空中戦術エアリアルを使える!それを使えるのはガンダタダ帝国でも有数のものしかいない。それもそんな機体でできるわけがない!」

「僕ならどんな機体でもできますよ」


 その言葉と同時に電磁フィールドが破れます。右腕を切られたお返しに僕も右腕を切ってやりました。敵司令官の乗る機体の右腕が砂となります。


「これは分解されている!?まさか貴様らも開発していたのか!」

「違いますよ。先ほど見せてもらったので再現して見ました」


 僕が固有振動数を割り出しその通りに左の剣を振動させ切っただけです。僕は再び剣を構え近づきます。


「そうだ貴様!私たちにつかないか?今ならガンダタダ帝国でも重要な立場を約束してやってもいい。金も弾むぞ?どうだ?」


 負けを悟ったのか僕にこちら側へつくように言ってきます。返答はもちろん


「お断りします」


 僕は機体を一閃、それで終わりです。全て砂に変わります。中には赤く染まった砂もありました。


 司令官から敵の頭を倒したと国全体に知らされ、敵は投降しました。テレステル国の躍進の一歩となる戦いでした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ